私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

社会保険庁

2006-05-24 20:47:15 | なんということはない日常
年金不正免除、社保局が市に協力要請 組織ぐるみ濃厚 (朝日新聞) - goo ニュース

この記事を読んで思い出したことがある。

以前社員Aさんが結婚するので、奥さんを健康保険の被扶養者にしたいと申し出てきた。
保険の二重加入をチェックする必要があり(また雇用保険の失業給付受給中は被扶養者になれないので)現在の状況を聞いてみると、「任意継続被保険者です」との返事が返ってきた。
普通の人は聞きなれない言葉だと思うが、これは退職後国民健康保険に加入すると保険料が高額になる人が行う手続きのひとつで(他に理由もあるだろうが、この理由が一番多いと思う)自分負担の保険料だけでなく、事業主が負担していた保険料も自分で負担する制度だ。
基本的に保険料が二倍になるのだが、国民健康保険に加入するより保険料が安くなる場合はこちらを選択する人が多い。
ただこの任意継続費保険者の喪失理由は@自分が再度会社に勤務することと、任意継続被保険者になってから2年を経過したことの二つの理由しかなく、被扶養者になるからといって勝手にやめることはできないのだ。
ご主人に理由を説明すると「うちの奥さんが任意継続被保険者になった時、社会保険事務所の人から「止めたい時は保険料を納めなければいい」との説明を受けた」というではないか?
これは普通の喪失理由ではなくて、未納者を喪失させるため方法ではないか。役所の人がこんな知恵を授けたので、奥さんは任継をやめて被扶養者になるとご主人にいっているらしい。
会社では責任を取れないので、「任継をやめられたら手続きします」というと奥さんは早速社会保険事務所へ出向き「保険料を払わないので、やめさせてほしい」と訴えたらしい。もちろん最初は「無理です」と断られたらしいのだが、1時間以上窓口で粘った奥さんは、無事に任意継続被保険者であることをやめられたらしい。

窓口で粘ればやめられるというのもびっくりだが、そもそも抜け道を指南するなんて本当にどうかと思う。
おそらく奥さんは「会社の事務の人は、融通が利かず、うるさい」と思ったに違いない。そんな風に思われたとしたらちょっとさびしい話だ。