私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

あるいは裏切りという名の犬

2007-02-12 16:48:19 | 映画鑑賞
「かつて親友だった 同じ女を愛した 今はただ敵と呼ぶのか・・・」

顔が映っていない二人の男の姿の間に、こんなコメントの入ったチラシ。
チラシを見ただけで、私の大好きな映画の匂いがすると思っていたのだが、やっと鑑賞。

男気のある刑事レオと、野心家の刑事ドニ。しかし刑事はどんな時も危ない橋を渡るものらしい。野心家のドニに嵌められ、職を失い、更に悲しみを味わうレオ。
奪えば奪うほど、孤独になる男と全てを奪われた男。
登場人物がこんなに煙草を吸う映画を見たのは久しぶりだった。
もちろん紫煙の向こうにあるのは男の悲しみだ。


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原題は@オルフェーヴル河岸36」というパリ警視庁の住所だ。
日本人に警察を指すこの単語の意味がわからなくても、こちらの方が洒落ていてよかったような気がする。確かにわかりやすいタイトルにはなっているが・・・
そしてまた、ハリウッドが自分たち用にロバート・デ・ニーロとジョージ・クルーニーでリメイクするらしい。大人の香りはなくなってしまうのだろうが、ジョージ・クルーニーファンとしては、ちょっとの楽しみもあり。