「ボーン」3部作は、氷山の一角に過ぎなかった。という宣伝文句に騙されなければ、とても面白いアクション映画だ。この映画がボーン映画の氷山の一角なのだ。
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マット演じるジェイソン・ボーンが、自分が誰なのか分からず、命を狙われながらも戦いを挑んでいる時、同じような作戦に翻弄されている別の人物もいた。
派生物としては面白い設定だと思う。ただし、この映画の中にジェイソン・ボーンの影を探そうとしてはいけない。自分が何者なのか生死のはざまで追及するボーンシリーズにあった痛いほどの焦燥感はこの映画にはないからだ。全く別のシリーズ物として楽しむことが、この映画を楽しむ秘訣の一つだろう。
主人公のジェレミー・レナーにもう少し華やかな雰囲気があったらよかったのにと思うが、ジェレミー・レナーと一緒に逃げることになる医者役のレイチェル・ワイズや彼らを追いかける国家調査研究所のメンバーを演じるエドワード・ノートンなど脇役が、非常に渋くかつ手堅い感じでそのあたりをカバー。
しつこい位に繰り広げられるマニラの街中のアクションシーン(特にセリフのない№3が非常に印象的。エンドロールで名前を確認してみると、どうも日系の俳優さんのようだ)も、新鮮な感じはなくとも、アクションの醍醐味は十二分に感じられるもので、ボーン三部作に特に思い入れのない私にとっては、ふつうに楽しいアクション映画だった。
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しかし、国家の技術力を総動員して人を探そうとする場面はやはり迫力あり。
逃げ切れるものではないと観念してしまう。
まぁ私を探す人などいないだろうから、逃げる心配をする必要もないのだが・・・
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マット演じるジェイソン・ボーンが、自分が誰なのか分からず、命を狙われながらも戦いを挑んでいる時、同じような作戦に翻弄されている別の人物もいた。
派生物としては面白い設定だと思う。ただし、この映画の中にジェイソン・ボーンの影を探そうとしてはいけない。自分が何者なのか生死のはざまで追及するボーンシリーズにあった痛いほどの焦燥感はこの映画にはないからだ。全く別のシリーズ物として楽しむことが、この映画を楽しむ秘訣の一つだろう。
主人公のジェレミー・レナーにもう少し華やかな雰囲気があったらよかったのにと思うが、ジェレミー・レナーと一緒に逃げることになる医者役のレイチェル・ワイズや彼らを追いかける国家調査研究所のメンバーを演じるエドワード・ノートンなど脇役が、非常に渋くかつ手堅い感じでそのあたりをカバー。
しつこい位に繰り広げられるマニラの街中のアクションシーン(特にセリフのない№3が非常に印象的。エンドロールで名前を確認してみると、どうも日系の俳優さんのようだ)も、新鮮な感じはなくとも、アクションの醍醐味は十二分に感じられるもので、ボーン三部作に特に思い入れのない私にとっては、ふつうに楽しいアクション映画だった。
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しかし、国家の技術力を総動員して人を探そうとする場面はやはり迫力あり。
逃げ切れるものではないと観念してしまう。
まぁ私を探す人などいないだろうから、逃げる心配をする必要もないのだが・・・
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