検屍官スカーペッタ・シリーズの新作。。。
ミストレイーのシリーズ物では、独立した読み物として読むことが可能なシリーズもあるが、この本は相変わらずそのような配慮は一切なし。
これまでの経緯を自分できっちり把握していないと、更に今回は前作の続編のスタイルを取っているせいもあり、前作のことをきっちり思い出さないと、いったい何の話か全く分からない作りになっている。ストーリーだけでなく、作者の態度も非常に好戦的だな~と思うのは毎度のこと。
このシリーズ、途中に非常に大きな中だるみがあり、それと好戦的な感じがどんどん鼻について、途中本当に読むのを止めようと思ったのだが、今回はそれほどでもなし。
(ただし、この本、前編、後編に分かれており、前編は非常にだらだらとしたストーリーが続きやや辛い。それを脱せねばならないという、今回も読み切るにはやや大きなハードルあり。)
自分が慣れたのか、それとも作者が大きな中だるみから脱したのかは、不明。
ただ、出てくる電子機器、さらにスカーペッタがリスクと考えることが、時代に連れどんどん変化し、どんどん壮大になっていくのはすごい。そういう点に時代に遅れまいとする心意気と、負けん気の強さを感じてしまう。
*****
シリーズ物全体に流れる「自らの身は自らが守る。それが当然だ」という意識。これはアメリカ人の多くが確実に自分の中に持っているものなんだろう。
今回1年ぶりにこのシリーズを読んで、アメリカの銃規制がなかなか思うように進まない理由をうっすらと理解出来たような気がする。
ミストレイーのシリーズ物では、独立した読み物として読むことが可能なシリーズもあるが、この本は相変わらずそのような配慮は一切なし。
これまでの経緯を自分できっちり把握していないと、更に今回は前作の続編のスタイルを取っているせいもあり、前作のことをきっちり思い出さないと、いったい何の話か全く分からない作りになっている。ストーリーだけでなく、作者の態度も非常に好戦的だな~と思うのは毎度のこと。
このシリーズ、途中に非常に大きな中だるみがあり、それと好戦的な感じがどんどん鼻について、途中本当に読むのを止めようと思ったのだが、今回はそれほどでもなし。
(ただし、この本、前編、後編に分かれており、前編は非常にだらだらとしたストーリーが続きやや辛い。それを脱せねばならないという、今回も読み切るにはやや大きなハードルあり。)
自分が慣れたのか、それとも作者が大きな中だるみから脱したのかは、不明。
ただ、出てくる電子機器、さらにスカーペッタがリスクと考えることが、時代に連れどんどん変化し、どんどん壮大になっていくのはすごい。そういう点に時代に遅れまいとする心意気と、負けん気の強さを感じてしまう。
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シリーズ物全体に流れる「自らの身は自らが守る。それが当然だ」という意識。これはアメリカ人の多くが確実に自分の中に持っているものなんだろう。
今回1年ぶりにこのシリーズを読んで、アメリカの銃規制がなかなか思うように進まない理由をうっすらと理解出来たような気がする。
![]() | 血霧(上) (講談社文庫) |
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