私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ザ・ゲーム 0時に向かって 第9,10,11,12話

2020-02-07 20:47:12 | ザ・ゲーム 0時に向かって 韓国ドラマ

女子高生絞殺犯人の顔を似顔絵にするテピョン。その顔はあの法医学者の顔だ。

医師故、病院で、病室で、姿を見かけても何の違和感もないク・ドギョン。
手首の傷を見て、彼に手錠をかけるソ刑事だが、ク・ドギョンは不敵な笑みを浮かべるのみ・・・・

登場人物の因縁は20年前に遡る。

自分が死の直前の様子を透視出来ることに不安を感じる幼いテピョンが、同じ能力を持つパク先生の元を一人訪れたのは、彼が婚約者の死にショックを受け自殺を図った時だった。
「君が死ぬ様子を透視出来ないことで幸せを感じるんだ」というパク先生だが、同乗していた車の事故で彼女を亡くしてしまう。他人の死を透視出来るのに、愛する人は守れなかった悲しみは深い。

パクの元に身を寄せたテピョンは、彼に連れられて行った孤児院で幼いドギュンと初めて出会うことに・・・・

連続殺人事件の犯人と目され、その逃亡中にソ刑事の父親を階段から突き落として殺めてしまったドギュンの父親。母に捨てられたドギュンは孤児院に送られ、そこでテピョンと初めて出会うのだ。
周りの子どもたちのいたずら心から、ドギュンが自殺して亡くなるということを透視してしまうテピョン。

同じ頃、父を亡くしたことで、雑誌記者に追い掛け回されることになる幼い頃のソ刑事を守ろうとするドギュン。

ソ刑事の父親と同僚だったナム班長が、ドギョンの父親が犯人と目星をつけて捜査を進める中で起きたソ刑事の父親の墜落事故による死・・・

本当にドギョンの父親が犯人だったのか分からないまま、20年後に模倣犯を思われる事件が次々と起きるのだ。

自分の死の瞬間でさえ透視出来るのに、ソ刑事の死の瞬間を透視出来ないことに、逆に何か運命的なものを感じるテピョンだが、パク先生は「彼女の死に自分が関係しているから透視することが出来ないのだ・・・」と冷たい真実を告げるのだ。

女子高生殺害犯としてソ刑事に手錠をかけられたドギョンだが、逮捕されても余裕の表情を崩すことはない。
透視をしたテピョンは「女子高生の爪の間から彼のDNAが検出されるはず」と言うものの、鑑識が現場から採取したのは20年前の連続殺人事件の犯人として刑務所に収監中で末期がんに侵されているチョ・ピルトのDNA。
捜査は混乱するし、更に20年前の捜査にもかかわっていたナム班長(係長か・・・・)はテピョンが使った紙コップを持ち出し、チョ・ピルトとの親子鑑定を指示するのだ。

20年前、チョ・ピルトを逮捕したもののDNA鑑定では彼が犯人ならなかったことに焦りを覚えたナム班長は、証拠の名前を書き換えるという刑事としてはやってはならぬことを犯したのだ。
しかし、3年前、匿名の電話を受けたことで、一人再調査を始めたナム班長。
幼いソ刑事、テピョン、ドギョンが顔を合わせた養護施設(希望という名前なのが皮肉だ・・・)は15年前の火事ですべて焼け落ち、当時の資料は何も残っていない・・・
チョ・ピルトの息子もその火事で亡くなったはずなのだが、実際に亡くなったのは本物のドギョンで、チョ・ピルトの息子がドギョンに成りすまして生きているのではという可能性が出てくる。幼いドギョンはそんな風にして身分を偽り今まで生きてきたのか?

娘を殺された母親は、雑誌記者の夫の元にかかってきた電話から、末期がんの治療で刑務所から出てきているチョ・ピルトが真犯人かもしれないと聞き、一人病院に向かい、チョ・ピルトを刺し殺す。
取材する側から取材される側になりプライバシーが無くなる雑誌記者。自分の妻が被写体になったら「写すな!」と拒否するその姿はむなしいだけだ・・・

ソ刑事をめぐってドギョンとテピョンの対立もまだまだ続く。「自分が死んでもかまわない」とソ刑事を守ろうとするテピョン。「自分の死に際が透視されずとも気にならない。刑事という職業を選んだ時点でそんな死に方をしても仕方ないと思っている」とはっきり言うソ刑事。彼女が一番肝が据わっている。