私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

スペース・ウィスパーズ

2021-02-21 20:09:20 | 映画鑑賞

2092年の近未来。地球は環境破壊で住みやすい場所ではなくなっており、富裕層は宇宙に脱出して快適な住環境を確保。なかなか厳しい生活から逃げ出せない人々は、いわゆる宇宙ゴミの収集で日銭を稼ぐ事で生計を得たりしているのだ。

古い宇宙船を改装し少しでも高値で売れる宇宙ゴミを回収する4人組の前に突然現れた可愛い女の子。そのいわくありげな女の子が、お金になる事を知った脛に傷を持つ4人は、組織に彼女を引き渡す事で大金を手に入れようとするのだ。

*****

当然、その女の子はお金だけの問題でなく隠された秘密があるという事なのだが、環境破壊の為に地球から脱出する人々の存在や、宇宙ゴミが問の題になっているという話は近未来の話とはいってもいかにもありそうな話だ。更に環境を整備する技術と資金力がある人間が権力を握るという設定もいかにもありそうな話。

ただ宇宙を舞台にしてはいても宇宙で生活することに特別感があるという設定ではないため、4人組が活躍する場面は、ニューヨークの治安の悪い場所の香りが漂う。(ニューヨークに行った事はないが、私のイメージするニューヨークの危険な場所というイメージだ)4人の乗り込む宇宙船も改造に改造を重ねたもので、彼らにとっては大事な乗り物でも宇宙を駆け巡るというスペシャル感はなく、宇宙キャンピングカー的なイメージだ。ただ、宇宙船やそのほかのデザインもチープな感じはなく、非常に凝った作り。宇宙船同士のバトルなどは自宅TVでの視聴だったため壮大な奥行感を感じることはなかったが、そちらもチープな感じはなし。

秘密を持つ少女を荒くれ者4人組が守るというハートウォーミングな物語で、サスペンス感はないが、楽しく鑑賞。

****

4人組の一人はアンドロイドの声はユ・ヘジンが担当。顔が見えずとも、あの個性的な声でアンドロイドが可愛らしく見える。

 

*Netflixで視聴。

『スペース・スウィーパーズ』ティーザー予告編 - Netflix