私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

トラウマコード

2025-01-29 21:16:20 | トラウマコード 韓国ドラマ

大臣の推薦により、ハングク大学病院の重症外傷チームを立て直す為にやってきた医師ペク。

『重症外傷チームに嵐を呼ぶ男 降臨』というサブタイトルを付けたくなるようなドラマだ。

突然、疾風とともに夜の重症外傷チームに現れ、当直の医師、肛門外科研修医のヤンが勢いだけで手術をするところを阻止し、更に研修医ヤンの医師心に火をつけ、死に体のような重症外傷チームを生き返らせるべく奮闘する姿を、怒涛の如く描く。

知識はまだまだ不足しているものの、病院内を常に走り、患者の元にいち早く駆けつけようとするヤンに医師としての資質を見抜き、更には「楽そうだからと肛門外科を選んだヤンの考え方」も把握。
麻酔科研修医のパクの冷静な判断とポテンシャルの高さも一瞬で見抜く。

医者として患者の患部の様子を透視するように把握するだけでなく、研修医たちのポテンシャルの高さあっという間に透視し、自分のスペシャルな働き方を見せれば彼らがそれに心奪われるというのもキッチリ把握しているのだ。
勿論その選球眼は、研修医だけでなく、経験値で医師に勝る物を持つ看護師のジャンミにも向けられる。

自分勝手にやっているように見えながら、ポテンシャルの高さを持つ若者には、きっちりメンターとしての自分の姿を焼き付けるのだ。看護師のジャンミが自分たちの正当な権利を主張する姿を見て「怒るのは俺がやる」とジャンミを矢面に立たせないような気づかいを見せる。

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愛弟子のヤンをペクに取られて怒りまくる肛門外科長ハンを適当にあしらいつつ、ヤンを自分で育てようとするペク。医療ドラマでよくみられる「師事する教授を替えると、色々人間関係やら忠誠心が疑われる問題」がここでもみられるが、怒りまくるハン科長も心根はそんなに悪い人でもない様子。

真摯に患者に向き合う姿はスーパーマンかと思える程で、マンガみたいな主人公だなと思っていたら、原作はウェブトゥーン(Web小説が原作との事)との事。フットワークが軽い展開にも納得。