昨日の王様のブランチの中で@四月の雪を一言で表わすならとインタビューを受けた主演のペ・ヨンジュンが「愛について定義をしない映画」見た人が愛について考える映画と応えていたのがとても印象的だった。
韓国ドラマでは「私はこんなにあなたの事が好き」「僕はこんなに君のことを大事に思っているよ」一々宣言する登場人物ばかりで、雰囲気で何となく付き合っている登場人物ばかりの日本のドラマとは大違いだ。
観客に考える隙を与えず、「君は僕と付き合うべきだ」と断定するようなドラマのストーリーが溢れている韓国の中で、愛について定義せず、見ているものに考えさせる作品は、(例えそれがドラマでなく映画であっても)結構新鮮な感覚なのではないかと思う。
同じホ・ジノ作品の@春の日は過ぎ行くを見た時に、こんな感想を書いている。
**********
しっとりしたいい映画だ。だがイ・ヨンエ演じる恋の相手となる女性の振る舞いを、心よく思うかどうかはまた別の問題だ。心変わりはどうすることも出来ないだろう。しかしわがままな振る舞いの数々に、「綺麗だったらなんでも許されると思うな」と悪態の一つでもつきたくなる。
ユ・ジテ演じる若者は年老いたとき、過ぎてしまった昔の恋をどんな風に思い出すのであろう。彼女と過ごした春は美しく、二人が別れることになったのは自分がまだ若かったからなどと思うのであろうか?別れることは仕方のないことだが、彼女のわがままな振る舞いまで美しい思い出にする必要はないだろう。おばーちゃんの言う通り「去るバスと女は追わない」に限る。
心優しい男の恋がゆっくりと消えていく様。ギラギラしていない感じは心地よく感じられる
ラストシーン ユ・ジテが草原の中に一人たたずむ姿 を観るだけでも一見の価値あり。
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正直、恋人達の別れの原因には病気も戦争もなく、ただただ普通の気持ちのすれ違い、心変わりを描いたこの作品の女主人公に、いい印象を持たなかった。
心変わりは分かったけれど、その態度はなんだと思ってしまったのだ。同じように思った友人もいたし、「嫌いになっちゃったんだからしょうがないよね。ごめんなさいって真剣に謝っても、嫌いになったものはもうどうすることも出来ないし」という友人もいた。
この映画も観客の恋愛観を試す映画である。
ペ・ヨンジュンが「愛について定義をしない映画」と四月の雪を評しているのは、この映画にも観客の恋愛観を試すような要素があるのだろう。と思った。特に不倫を描いた映画ならなおさらである。このコメントから推察する限り、不倫はよくないなどと簡単にコメントする映画でないようなので、安心した。
八月のクリスマスもそうだが、ホ・ジノ監督の作品は大きな出来事もなく、日常の中の出来事の中に普通に起こりうることを淡々と描くスタイルの監督のようだ。そしてその中に登場する女性は決して天使のような女性ではない。
八月のクリスマスで、シム・ウナは歳の離れたハン・ソッキュの愛を受け入れるような素振をみせながらも、若い女性らしい我儘な態度をみせるし、春の日は過ぎ行くではイ・ヨンエは心変わりを信じられないユ・ジテにどこまでも冷たく当たる。
ペ・ヨンジュンばかりがクローズアップされる@四月の雪だが、相手役のソン・イェジンが20代前半の若さでどんな人妻を演じるのか。愛についてどんな態度を見せるのか、私はそっちの方に興味を引かれる。
韓国ドラマでは「私はこんなにあなたの事が好き」「僕はこんなに君のことを大事に思っているよ」一々宣言する登場人物ばかりで、雰囲気で何となく付き合っている登場人物ばかりの日本のドラマとは大違いだ。
観客に考える隙を与えず、「君は僕と付き合うべきだ」と断定するようなドラマのストーリーが溢れている韓国の中で、愛について定義せず、見ているものに考えさせる作品は、(例えそれがドラマでなく映画であっても)結構新鮮な感覚なのではないかと思う。
同じホ・ジノ作品の@春の日は過ぎ行くを見た時に、こんな感想を書いている。
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しっとりしたいい映画だ。だがイ・ヨンエ演じる恋の相手となる女性の振る舞いを、心よく思うかどうかはまた別の問題だ。心変わりはどうすることも出来ないだろう。しかしわがままな振る舞いの数々に、「綺麗だったらなんでも許されると思うな」と悪態の一つでもつきたくなる。
ユ・ジテ演じる若者は年老いたとき、過ぎてしまった昔の恋をどんな風に思い出すのであろう。彼女と過ごした春は美しく、二人が別れることになったのは自分がまだ若かったからなどと思うのであろうか?別れることは仕方のないことだが、彼女のわがままな振る舞いまで美しい思い出にする必要はないだろう。おばーちゃんの言う通り「去るバスと女は追わない」に限る。
心優しい男の恋がゆっくりと消えていく様。ギラギラしていない感じは心地よく感じられる
ラストシーン ユ・ジテが草原の中に一人たたずむ姿 を観るだけでも一見の価値あり。
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正直、恋人達の別れの原因には病気も戦争もなく、ただただ普通の気持ちのすれ違い、心変わりを描いたこの作品の女主人公に、いい印象を持たなかった。
心変わりは分かったけれど、その態度はなんだと思ってしまったのだ。同じように思った友人もいたし、「嫌いになっちゃったんだからしょうがないよね。ごめんなさいって真剣に謝っても、嫌いになったものはもうどうすることも出来ないし」という友人もいた。
この映画も観客の恋愛観を試す映画である。
ペ・ヨンジュンが「愛について定義をしない映画」と四月の雪を評しているのは、この映画にも観客の恋愛観を試すような要素があるのだろう。と思った。特に不倫を描いた映画ならなおさらである。このコメントから推察する限り、不倫はよくないなどと簡単にコメントする映画でないようなので、安心した。
八月のクリスマスもそうだが、ホ・ジノ監督の作品は大きな出来事もなく、日常の中の出来事の中に普通に起こりうることを淡々と描くスタイルの監督のようだ。そしてその中に登場する女性は決して天使のような女性ではない。
八月のクリスマスで、シム・ウナは歳の離れたハン・ソッキュの愛を受け入れるような素振をみせながらも、若い女性らしい我儘な態度をみせるし、春の日は過ぎ行くではイ・ヨンエは心変わりを信じられないユ・ジテにどこまでも冷たく当たる。
ペ・ヨンジュンばかりがクローズアップされる@四月の雪だが、相手役のソン・イェジンが20代前半の若さでどんな人妻を演じるのか。愛についてどんな態度を見せるのか、私はそっちの方に興味を引かれる。
交通事故がきっかけというのはちょっと非日常が入り口になるということで、それが過去の作品から見てどのくらい新しい世界を提示してくれるかを期待していたります。
なんか鼻につくんですよね・・・なんでだろう。
アンチソン・イェジンってわけじゃなく、可愛いし(服のセンスはいかがなものかと思うけど@暴言)
でも、どうしても彼女の演技では、感情が私には伝わらないんですよねぇ~
なので、この映画を見て・・・・確認したいと思います。
「八月のクリスマス」の監督さんなのですよね。
あの映画は大好きなので、その点から言えば、今回は見に行きたいなって思います。
(前回の4様映画チケットあったのに・・・行かなかったという・・・笑)
lalaTVの夏の香りがクライマックスを迎えます。ようやく最終回見られそうです(笑)
chikoさんの言わんとしていること、うまく言葉にできませんが、感覚としてはわかるような気がします。
かわいいし、演技も非常に正統派だとおもうのですが、それが逆にちょっと優等生ぽい雰囲気を感じさせるというか、そんな感じなのではないでしょうか?インタビュー記事などと読むと、自分でもそんなことは認識しつつ、でも演技者としてがんばりたいというコメントが多いような気がします。
四月の雪も期待していますが、10月に公開予定の@私の頭の中の消しゴムのほうが見所が多いような気がします。共演がチョン・ウソンという時点で(笑)私の中ではポイントが高いので。