私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

生まれ変わってもよろしく 第1,2話

2023-08-22 21:32:55 | 生まれ変わってもよろしく 韓国ドラマ

韓国ドラマには、ラブコメジャンルに死神や生まれ変わりという一ひねりしたテーマを合わせているドラマも多い。日本のドラマにも同じようなテーマで描かれているドラマもあるが、感覚的にはかなり日本より本数が多いように思う。私は勝手に「死神や生まれ変わりを受け入れる土壌があるに違いない」と思っている。

受け入れる土壌はどこからやってくるのか?と考察出来たらいいのだが、そんな余裕もなく、ただその生まれ変わりから来るあれこれを単純に楽しむだけだ。

生まれ変わりドラマが乗り越えなければならない障害は、「お互いがお互いの事を分からない」という事が定番なのに、このドラマは主人公のパン・ジウムが自分が19回目の人生をやり直している事を知っており、更に前世の記憶を全部持っているということ。多分ここがドラマの肝なんだろうが、この「全部覚えています」というのがある意味新鮮。死神系も生まれ変わり系も過去の事を全部忘れており、それが切なさや苦しみを生み出しているケースが多いのに、ここでは覚えている事がなんとも突拍子もない笑いになっているからだ。見た目が若いのに無駄に経験値が高く、過去の経験が全部現在のスペックの高さに繋がっているので、「その若さでどこでその経験を?」という妙な人生の達人感があちこちに満載なのだ。演じるシン・ヘソンも妙な雰囲気で振り切れており、なんだかその緩さが癖になりそうな感じだ。

アン・ボヒョン演じるMIホテルの専務が、彼女がそばに来ると一歩も二歩も後退りするのも当然だ。でも彼女の猪突猛進型は世の中の酸いも甘いも知っており、今度こそは時間を無駄に出来ないと思ってこそのもの。それが分かっている故、なんだか切ない思いと暖かい思いを同時に感じつつ楽しめる。



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