私は子どもの頃から「面倒くさいからやりたくない」が口癖だった。
何か探すのが面倒なので、探さなくてもいいようするのはどうすればいいか色々考え、「保存や保管の際に同じものはグルーピングすると使う時に探しやすい。使う時の動線を考えて物を配置する。」という自分なりの片づけ収納ルールに行きついた。
*******
ただ、自己流でここまで来るには紆余曲折があり、「使ってみないと分からない」という実践主義から、私も100円ショップや無印良品、ハンズなどで、大きな物から小さな物まで、ありとあらゆる収納に便利と思われるものを購入した。
購入した収納グッズで片づけが進むと、自分の持っている物の量が目視確認が出来る。すると、私はその中から選びだすという事が面倒になり、毎日決まった洋服、靴、鞄を選ぶようになった。冷蔵庫の中も自然に淘汰されていく。すると自然に持ち物が減り、購入した収納グッズや片づけ小物を使わなくて済むようになったのだ。
断捨離も行き着く所まで来ると、「収納グッズを断捨離する事になる」というのをまさに体感し、その収納グッズの行き先に心痛めていた。
*******
私は勤務先で文具関係の在庫管理をしている為、その片づけに使わなくなった収納グッズを活用している。捨てなくていいと思うと胸も痛まない。
100円ショップで買ったプラスティックケースは靴下を入れていたのだが、靴下を断捨離した事で不要となり、テプラのテープ入れとして会社の棚で第二の人生を歩んでいる。
洗面所の周りの小物入れに使っていたプラスティックケースは、インデックスを入れるのに丁度いい大きさだった。
テープタイプの糊を見えやすいように入れてあるのは、冷蔵庫内で使うような小さなケース。シャーペンの芯の在庫は、冷蔵庫の扉の棚につけて調味料のチューブ等を整理するのに使う小物入れて管理。
*****
沢山の人が覗いて使う文具棚が乱雑になると、在庫が確認できず、追加発注が面倒になる。
それを阻止するために、面倒な事が嫌いな私の片づけ道はまだまだ続く。