漫画家の鳥山明さんが死去、68歳 「ドラゴンボール」で世界的人気
私は短大に通っている2年間の間だけ、同級生から「アラレ」と呼ばれていた。
高校から短大時代にかけて、お小遣い稼ぎの為、ファミレスでバイトをしていたのだが、背も小さく、おかっぱ頭で黒縁眼鏡をかけていた為、お客さんの中には面白がって私の事を「アラレちゃん」と呼ぶ人がいた。
短大入学後の自己紹介の際、皆、名前とともに、何かしらの短いエピソードを話していたが、何も話すエピソードがなかった私は、「バイト先でアラレちゃんと呼ばれて困っている」という話をした。それが何故か「私の事をアラレと呼んでください」という肯定的な話と皆に認識されてしまったようだった。
当時のファッションは「ハマトラ」「サーファー」「プレッピースタイル」が主流だったが、私はお小遣いを特に貰わずバイト代ですべてを賄っていた為、とにかく洋服が買えなかった。夏はTシャツにオーバーオール、冬はトレーナーにオーバーオールというスタイルで2年間過ごしていた。皆に「アラレ」と呼ばれるには確かにピッタリだったのだ。