ギフン達が睡眠ガスがかがされ車に乗せられ、どこかに向かうのをこっそりと追跡する刑事。埠頭から船に載せられるのを確認した彼はこっそりと車に乗り込み、スタッフの一人を海に突き落とし、自分がこっそりとスタッフに紛れて無人島に潜入するのだ。こっそりと様子を伺っているのは彼だけではない。あのスリで生計を立てていた脱北女性もガスを吸わず、様子を伺っている。(危機管理能力が他の誰よりも優れている・・・)
結局殆どのメンバーが無人島に戻り、結局ゲームに参加することになっているのだが、怖いのは再参加していないメンバーもゲームの主催者によって監視が続いている事だ。
昔の遊びからゲームが選ばれているらしい事を推察したメンバー達はお互いにグループを作って「一緒に難局を乗り切ろう」とし、ギフンは後輩のサンウやおじいさんそして自分を助けてくれたあの外国人労働者に声を掛ける。このギフン・・・やっぱり人がいいのだ。
男性たちがそんな風に和やかに過ごしているのとは反対に脱北女性たちは、トイレの換気口から様子を伺うという事をやってのけ、次のゲームのヒントを手に入れるのだ。
でんぷんと砂糖を固めた薄い板状の物にクッキー型のようなもので薄い模様が入っており、外側をちょっとずつ崩さずに割って、中の絵だけを残すという@型抜きが次のゲームだったのだ。
砂糖を溶かしていたのは、この材料を作っていたからなのだが、何も知らないギフンは一番難しい雨傘の模様を選んでしまう。前回同様10分間しかないなかで、三角や丸を選んだメンバーが次々と成功するなかで、汗を流しながら型抜きに挑戦するギフンは、自分の汗で砂糖が溶ける事に気づくと、舐めて型を抜くという小学生でもやらない方法で難局を乗り切ろうとするのだ・・・・
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ゲームを見張る赤いユニフォームのメンバー達も見張られている事が分かる。更に捨て身のゲーム参加者から銃を向けられたスタッフがマスクを取って顔を見せると、そのスタッフもその場で銃殺されるのだ。
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このドラマ、同じ緑のジャージを着た参加者、赤いユニフォームの沢山のスタッフ達。刑務所のような寝床と、綺麗に彩られたゲーム会場・・・内容とは裏腹に、ビジュアルが綺麗で妙に整理整頓されているのだ。やっている事は残虐なのだが、そのビジュアルに騙されてしまう。