アクション監督になることを夢見ながら、兄の残した息子を懸命に育てるダルゴン。経済的に苦しいのを知っている幼い甥っ子は、テコンドーの選手に選ばれモロッコで行われる大会に出場するのもためらうが、彼を育てるためにアクション事務所も辞めて、こっそりタクシー運転手をしているダルゴンにとっては、そんな気遣いこそ胸が痛むものなのだ。
「僕の様子を知りたかったら、ネットにアップする動画をチェックして」という言葉を残してモロッコへ向かう飛行機へ乗り込む甥っ子。
しかし、テロリストが乗り込んでいた飛行機はモロッコ近辺で墜落し、全員死亡。突然の出来事に「アメリカから購入した飛行機に何か問題があったのでは?」と疑念を持った政府関係者は、詳細を語らず、遺族たちは少しでも家族の元に行きたいと、政府が準備した飛行機でモロッコへ向かうのだ。
モロッコ大使館の担当者として彼らの世話をするのは契約社員として勤務する若い女性ヘリ。
しかしこの契約社員のヘリは、大使館内にカメラを設置し、さらには大使館員に麻薬密売だの賄賂疑惑があると内部告発するなど、謎が多いのだ。
他の遺族と一緒にモロッコへ向かったダルゴンだが、甥っ子の動画に映っていた男性を空港で見かけ、その男を一人追いかける。事故で全員死亡したはずなのに、なぜ彼が生きているのか?男はなぜダルゴンに対して「お前はどこの組織の者だ?」などというのか・・・
エキゾチックなモロッコ市街で繰り広げられる追跡が、大がかりでドラマとは思えず。
空港で見かけたハイジャック犯を追いかけるダルゴンは、「君も見かけたはずだ」とヘリに確認するも彼女の記憶は曖昧だ。空港内の防犯カメラを確認するも、それらしき男性の姿は消されており、他の遺族からも非難されるダルゴン。
甥がアップした動画をUSBに落としてヘリの元へ届けるダルゴンは、彼女が大使館の契約職員でなく、国家情報院のメンバーであることに気づいてしまう。情報が捏造されているというダルゴンの言葉に耳を貸さないヘリだが「これをそのままにしたら、君もテロメンバーと同罪だ」という彼の言葉が気にかかって仕方がない彼女。
同僚に、テロ犯と思われる男が電話をしている映像を送り解析を頼むヘリだが、同時にブラックボックスの解析も進み、男はスペイン語で飛行機の副機長と通話していたことが分かる。
スペイン人の恋人(いや奥さん?)と会話していたはずの副機長はなぜテロ犯と通話していたのか?テロ実行犯は機内から逃げ出したのだ。謎を知っている副機長も逃げているかもしれない。
甥がアップした映像が削除されたことで現地の男を疑うダルゴンは、騒ぎ立てたことで現地の警察に拘束されてしまう。さらにテロ一味はヘリの手元に渡ったUSBも奪いだす。証拠を抹消しようと必死なのだ。テロ一味の目的はなんなのか?
****
バカボンド・・・今回のこのドラマのおかげて放浪者という意味だと知る。今までは当然宮本武蔵を思い出すだけだったので・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます