家族で過ごしていた頃の、年越しそばの話・・・
紅白歌合戦が好きだった母は「紅白を見ながら食べるとなると、後片付けの事を考えなければいけないから」と、紅白が始まる前に年越しそばで夕食を済ませていたが、ビールを飲んだ後で年越しそばを食べたい私は、両親がそばを食べている横でおせちをつまみにビールを飲み、その後、紅白歌合戦を両親が見ている横で年越しそばを食べたりしていた。
「年の最後位、一緒に食事をしなさい・・」などと小言を聞きながらも、ビールを飲みたい為に一人孤食をしていたのだ。
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今年は、勢い余って2食入りの生そばを購入。一人分なら茹で蕎麦を購入してもよかったのだが、スーパーで買い物をしている際、家族連れを見ているうちになんとなく私も2食入りに手が伸びてしまったのだ。1食分を来年に残しておくのもなんだか寂しいと思い、今年は年越しそばを1日に二回食べるという事にした。一人だと、こんな事をしても誰も止める人がいないから気楽なものだ。
昼間食べた一回目の年越しそばはどう見てもビジュアルが今一つだった。(上に乗せたかき揚げがあまりにも貧相だ・・・)これから作る二回目の年越しそばはもう少し見た目にこだわりたい。
年越しそばには色々な由来があるそうだが、『そばが切れやすいことから、旧年の厄災を切るという説』もあるとの事。
今日2回目の年越しそばは、コロナ終息を考えながら食べようと思う。