無線イヤホンの力を借りて、割と無難に社長職の仕事を乗り切るインソン。
携帯の中に閉じ込められているソンジェ曰く「髪はないけれど、欲は人一倍ある」という常務も表面上はインソンの一挙手一投足に注目しつつも、表面上は大人しく服従だ。
敵も多いと思われるソンジェの後任ゆえ、風当りは強いに決まっているのだが、就活時代を考えれば天国と思っているようなインソン。失うものがないだけにその行動もなかなかフットワーク軽し。
面接の日に自分にワイシャツを貸してくれた秘書も残れるように調整し、「自分の事で精一杯で人の事を気遣っている暇などない」とやや切れたような彼女の物言いにも、ワイシャツを貸してくれたやさしさをさりげなく指摘。無線イヤホンの力で大きな失言もなく、いざとなったら俳優を目指していた時代の演技力を発揮して乗り越えるインソン。
怪しんでいるにボミョングループの副会長にイヤホンを水没させられるという受難にも、四六時中耳にしていたするソンジェの言葉を思い出し、無事に乗り切るのだ。
(啖呵を切るまでにはいかないのが、それなりのスッキリ感はあり)
閉じ込められたソンジェの秘密もチョン秘書と共有することになり、更に失踪当日の秘密を探る事になる仮の社長と秘書コンビ。
ソンジェが行方不明になった日の秘密を解明すべく、常務の車に追突し、インソンがソンジェの携帯を拾った現場も検証する。
ただ、こっそりやっているつもりでも、二人のこそこそした行動の殆どはソンジェを失脚させたいボミョングループの副会長達には筒抜けなのだ。
ソンジェを尾行している車を探す仮の社長と秘書コンビだが、自分たちも尾行されている事に気づくのだ。果たして誰が一番怪しいのか・・・今のところ、誰が一番怪しいかといえば、やっぱり携帯の中に閉じ込められているソンジェその人なのだが・・・大体、閉じ込めれれていないだろう。それなのに、何故閉じ込められている風を装うんだろうか?