自分を助けるムヨンから 君も被害者で可哀想な人と声をかけられてもその言葉をにわかには受け入れられないロウム。ムヨンの元から姿を消すロウムだが、彼女の事を気にかけるのはコ保護官も一緒だ。
そのコ保護官も、自分の母がホストをしている番組がキッカケで赤目キッズ達が転落する事になった事がトラウマになっているのだ。
保護管にとっては、自分と彼らの境遇に差があるとするなら、両親の経済力だけというのが負い目なのだろう。
ムヨンから精神科医のジョイを紹介されたコ保護官。(後々、なんと彼女達医師の卵の判断が赤目キッズ選定に使われていた事が分かる・・コ保護官の母にはなんとなく選民意識があるのかと勝手に推測。そうでなければあんなに冷静に対処できるはずがない・・・)
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次第に分かってくるのは、ギリギリのマルチ商法で弱い者が更に弱い者を被害者にして詐欺をするという事を収益源の一つにしている財団の構造。そのような会社を次々作り被害者がどんどん作り出されていくのだ。力の有る者が加害者で力の無い者が被害者という分かりやすい図式ではなく、力の有る者が表に出る事なく力の無い者同士が加害者と被害者になってどんどん不幸の連鎖が繋がっていく所がなんともずる賢い感じだ。
弱い者が弱い者から搾取するという不幸の連鎖が自身の過去と重なる事だけでなく、弁護士としても許せないムヨンは、記者と検事に協力を仰ぎ、寄せ集めの異業種アベンジャーズを結成。一筋縄ではいかない赤目キッズ出身のメンバーと財団の悪を暴こうとするも、ロウムが助っ人として招聘(?)したのはなんと自身が目の敵にしている企業のトップのチャンの片腕まで登りつめた元赤目キッズ1号の男性ではないか・・・・
どこまで裏の裏を考えてロウムが行動しているのか分からない。。。が演じるチョン・ウヒのパワーで思わず見入ってしまう。