私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

第四の壁―アナザーフェイス〈3〉

2012-01-24 21:51:55 | たまに読んだ本
仲村トオル主演でドラマ化されるとのことで(すでに撮影は終了済みの様子)解説を仲村トオル本人が書いている。
学生時代俳優をやっていたという変わった経歴を持っている警察官だが、今は亡き妻との間にできた
一人息子を男手ひとつで育てるために、警察内部の閑職についているというキャラクター設定だ。

ドラマ化される一番の要因は、謎解きというよりも、警察官の男そのものの物語が程よく恰好よく描かれているからだろう。刑事としての技量も持ち合わせているのに、今は子供を育てるということを選択した一人の男。自分では恰好いいとは一つも思っていないのに、なぜかまわりの女性からは気に入られるという非常に恰好いいおまけつきでもある。

割とスピーディに読める作品だが、それも映像を描きやすいストーリーと文体が影響していると思われる。
そんなところにもドラマ化された要因があるんだろう。

*****
この第四の壁は、事件の舞台設定が正直ありえないと思ってしまった。
事件の裏にある思いも、非常にわがままなものに思え、納得できず。
1,2作の方が面白かったと思うが・・・



第四の壁―アナザーフェイス〈3〉 (文春文庫 24-3)
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文藝春秋


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