私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

レ・ミゼラブル

2013-01-01 19:29:44 | 映画鑑賞
パン一切れ盗んだことで19年間獄中で過ごし、その後も法の番人であることを生きる糧にしているジャベールに追われ続けるジャン・バルジャン。
自分の工場で勤務していた若い女性の娘をコゼットを助け、自分の娘のように慈しんで育てるジャン・バルジャンの元にもジャベールの執拗な捜査は迫る。

司教に助けられたことで変わるジャン・バルジャンが、その辛い気持ちを歌い上げるのは分かるが、法の番人であることにすべてをかけるジャベールが、朗々と歌い上げるというのにびっくりした。ミュージカルとわかってはいても、歌い上げるという気持ちと冷徹な捜査を行うという行為にどうも共通点がないのではと思ったりしたのだ。
甘美な甘い恋を歌うというロマンティックな思いを伝えるより、決して自分の信念を曲げることが出来ない非情な男の思いを歌で伝えることの方が難しいと思うのだが、演じるラッセル・クロウの歌声は非常に力強く、そんな心配さえも吹き飛ばすものだった。


コゼットをこき使う宿屋夫婦の娘エポニーヌが、コゼットの恋人マリウスへの思いを歌う場面は、学生が立ち上がる場面の高揚感と相まって素晴らしかった。

兎に角、どの場面も演技をするだけで大変な場面だと思うのだが、その中で出演者が全部ありったけの集中力を出して歌を歌いあげているのが凄い。出演者のアップがこれでもかと続くのも仕方ないことだろう。


****
1日は映画の日 一人1000円で映画が見られるということと、話題作ということもあってほぼ満席。一番前の席で見ていた人は、アップの連続に何が行われているのか、把握するのが難しかったと思われる。
私の前のカップルは男性が欧米人と思われる方だった。映画が終わった後パートナーの肩を抱き寄せ優しく口づけをしていたようだった。確かにそばにいる人にやさしくしたいと思わせるエンディングだった。


レ・ミゼラブル~サウンドトラック
クリエーター情報なし
ユニバーサル インターナショナル


最新の画像もっと見る

コメントを投稿