重ねて来た嘘というのは、一つほころび始めると坂を転がるように解明されてしまうものらしい。
倒れた自分の母を優しく看病する夫の行動一つ一つを疑い、証拠を見つけ確認するアルム。
妻に尾行されているのを気づかないスパイもいけていないと思うが、夫デレクが無くなったソフィのストーカーと密会しているのを知り、今まで点だった出来事が次々とつながっていくのだ。
スパイだったソフィが何故あんなにもデレクを嫌っていたのか・・・スパイが一番嫌うのは同じ職業のスパイだと気づき、夫デレクもスパイであることを確信するアルム。夫が外務省の別部署のミーティングの録音テープをこっそりと聞いていた事。ソフィの部屋に忍び込もうとした男性にアルムが与えたのと同じ傷が、デレクが車の管理を頼んでいる男性にもあった事・・・・・
アルムを失うのを何よりも恐れているデレクと違い、アルムはとにかくデレクという男性の正体を確認したいだけなのだ。
素人の妻にあそこまで証拠を握られては言い逃れも出来ない。「誰かに脅されて仕方なくやったんでしょ?」と一縷の望みをかけたアルムの言葉にも、「自分が手掛けていることを一つだ」とアルムに見つかったのはほんの一部であるというような曖昧な答えを返してしまうデレク。
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デレクはアルムを失わないために危険な賭けに出るのだが、その切り札はなんとジフン達インターポールのメンバー達も使おうとしていた北朝鮮訛りの女スパイだ。
どうやら二重スパイというのはスパイの世界ではそんなに珍しい事ではないらしい。仕事を頼む方も依頼を受けた方もどこまで信じて仕事をしているのか。。。まあ 見たところ、信じられるのは報酬だ・・・)けという世界のようだ。。。
仕事も上手く行かず失意のアルムだが、彼女を心配した同僚から、ジフンが自分の後をつけていた事を知ってしまう。
「君は別に全部僕に報告する事は必要ないんだ。自分に不利が事があると分かったら、報告しなくてもいいんだ。」というジフンの言葉は、デレクの事を全部わかった上での言葉だったのだ・・・・
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デレクを演じているイム・ジュファン。私の中では、「長身でソフトな笑顔の裏に何か隠しているという役柄がピッタリ」というイメージなのだが、今回もそんなイメージを裏切らない。
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