2020年7月以前のJR飯田橋駅のホームは、カーブが非常にきつく、場所によっては電車とホームの位置が非常に離れていて危なかった為、数年かけてホームの位置を新宿よりに200mほど移動させたのだという。
それに合わせて作られた新しい西口からはホームも近く「エキュートエディション飯田橋」等の物販のエリアも出来て綺麗になっているらしいのだが、東口利用者はホームが200m動いた事で乗り換えに3,4分程時間が余計にかかる事になってしまった。
私が通勤で飯田橋駅を使うようになった時期は、ホームが移動してから2か月ほど経った時期。旧ホームは、新ホームと東口改札を結ぶ通路として利用されるために、仮設の柵や段差があちこちにあり、ホームのあちこちに危険を表す黄色いテープ等が貼られていた。エスカレーターでホームにたどり着いてもそこからかなり歩かないと電車に乗れないのだ。ホームに電車が到着したのが遠くに見えるのに、自分もホームにいるのに、電車に乗れないというのはかなりがっかりする。更に運行しながらの工事はなかなか進まず、私も含めた東口利用者は、あちこちの段差を気にしつつ足早にホームを駆け抜けて電車に乗り込む時期がかなり長く続いていた。
全部の工事が完全に終わったのは、今年の夏ごろだったと思う。気づいた時は、あちこちにあった柵や段差は綺麗に取り払われていた。
しかし、すっきりはしたものの、東口からは足早に走らねば電車を一本見送らねばならないのに違いは無い。逆に工事が終わった事により、逆にホームの上を爆走する人が増えたのだろう。
ふと気づくと、東口と新ホームを結ぶ連絡通路となった旧ホームの柱には『走らないで下さい 危険です キケン』という切実さが伝わるポスターが貼られていた。