私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ゴールデンカムイ

2024-01-21 19:21:54 | 映画鑑賞

日露戦争で『不死身の杉元』と呼ばれるものの、上長との折り合いは悪く、終戦後は冬の北海道で砂金採掘で一攫千金を狙う杉元。そんな中、アイヌ民族の埋蔵金を横取りして隠し持つ輩の存在を聞いた杉元は、埋蔵金の在り処を明かす囚人の刺青を手に入れるべく、アイヌの女性と手を組み捜索をは始めるのだ。

埋蔵金を横取りした輩を父の敵と付け狙うアシㇼパと埋蔵金を手に入れる事を望む杉元。北海道の地で生き抜く術を知り抜いた彼女と、生き抜く事を疑わない杉元の執念。お互いに足りないところを補いつつ、2人で何倍もの力を生み出して北海道の雪原を疾走するも、日露戦争で負傷した頭部の傷を物ともせずに陸軍第7部隊を率いて戦争時代の恨みを晴らそうとする鶴見中尉、既に過去の人扱いされている土方歳三も埋蔵金探しに参戦してくる。

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私は漫画もアニメも未見だが、三者三様の事情を上手く交通整理し、彼らが埋蔵金を狙う目的を手際よく見せていく。それぞれ一癖も二癖もあるキャラクターを一目で分かるようにしているので混乱する事もないのだが、血で血を洗うような場面でも血の生臭さは案外感じられず、獣と対峙する場面でも獣臭さは最小限だ。おどろおどろしいようでありながら、案外そのあたりはクリーン。

それでも、怒りを抑えられずに常に狂気を見せる鶴見を嬉々として演じている玉木宏や、アイヌ民族の誇りを感じさせながら自然の中で生き抜く姿を見せるアシㇼパを演じる山田杏奈など熱量を感じる所もある。そして何より雪原の場面が綺麗なのだ。

ただ、2時間の映画でも、ストーリーはまだまだ序盤。単行本31巻のストーリーが最後まで映画で見られるかは、この映画、そして準備されているであろう次の映画のヒットにかかっているのだろう。

覚えたアイヌ語はオソマ。子どもだけでなく大人でも知らない言語は汚い言葉から覚えるのだ。

映画『ゴールデンカムイ』キャラPV〈鶴見篇〉【1月19日(金)公開ッ‼】

 



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