私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

野球帽

2007-09-19 21:49:07 | 韓国語レッスン(面白い話)


「結構街中には韓国人の女性もいました。ジャッキー・チュンのコンサートでも、私たちの後ろに座っていて。やっぱり元気ですね~キムチパワーでしょうか?」などと韓国語を教えてくれているYさんに香港行きを報告。

「韓国人か、日本人か 見分けることも出来るんですよ。ポイントは帽子。野球帽を被っている若い女性は、かなり高い確率で韓国人です。野球帽を被っている若い女性を見かけたら、こっそり話しを聞いたりしていたのですが、かなりな高確率で韓国人でした。」と更に報告を続ける。
(もちろん本土からの観光客の人で、帽子を被っている人もいると思うが、その頻度は韓国人の足元にも及ばないと思う。)

その話を聞いていたYさんは、韓国人と帽子についてこんな話をしていた。

「私が韓国にいた2000年頃も、どこか遊園地に遊びに行くとか、そんな時は絶対帽子を被りました。それも絶対野球帽。
帽子といえば、野球帽のことだと思って間違いないし・・・それに野球帽を売っているところも多かったし・・・今もその状況は変わってないみたいですね~日本の地下鉄で、若い女性が野球帽を被っていたとしたら、韓国人だと思って間違いないし。日本でも帽子を被っている若い女性の人はいるけれど、色々なタイプがあるじゃないですか。スポーティなのもあれば、お洒落なのもあるし・・・でも韓国人はみんな野球帽なんですよね・・・」
なぜ帽子といえば、野球帽なのかはYさんも分からないらしい。

一応Hさんにも同じ質問をしてみたが、「休みの日は、ヘアセットをしたくないから、野球帽を被るんじゃないでしょうか?」という非常に平凡な答えが返ってきた。

二人の話から想像するに、どうもレジャー=野球帽という図式が出来上がっているのではないかと思う。
更に野球帽が無いときは、サングラスを必ずかけるというYさん。サングラス=レジャーという図式もどうやらあるらしい。

***
仮に日本の女性と韓国の女性が野球帽を被っていたとしたら、見分けられるか?という話になった。
「目深に被っている 方が韓国の女性」と意見が一致。

Tim 愛しています

2007-09-18 21:26:06 | ソン・スンホン(宋承憲)
連休は特に用事も無かったので、部屋の掃除などをしながら過ごす。

そんな掃除の中、押入れから出てきたのは、ソン・スンホン(宋承憲)が表紙の2005年のカレンダー。過去のカレンダーを取って置くのは、風水的にはNGらしいが、この場合は、風水よりソン・スンホン(宋承憲)を取り、箱に入れてしまっておくことにする。
箱に入れてしまってしまえば、次、目にするのはいつになるか分からないので、その前に中身を確認。

D-○○○ 除隊までのカウントが書かれてあるのが今となっては逆に懐かしかったりする。
そしてプロフィールの中に「カラオケ18番 最近はTimのサランハムニダ」と書いてあるのを見つける。
(最近のプロフィールにはSg Wanna Be+ のThe 3rd アルバムに入っている@ 僕の人がカラオケのお気に入りと紹介されているとようだが・・・)

2005年には全然気づかなかった。この歌が入っているTimのファーストアルバムはとても気に入っているアルバムだったのに・・・

「君は本当に悪い人 どうして僕の気持ちを持っていってしまうんだ・・・」という思い入れたっぷりの歌詞で始まるこの歌。
僕はこんなに辛いのに、君はどうして分かってくれないの・・・ずっと後ろから見つめていれば、いつか一度位は振り返ってくれるだろうか?という男らしいという言葉とは対極にある歌詞。
でも切ない、いい歌なのだ。秋が近づいてくるこれからの時期には、ぴったりの歌だ。

***
秋が近づいてくる・・・などと書いたが、本当はまだまだ暑い。
もう少し涼しくなれば、更にこの歌のせつなさが身にしみるだろう。もう少し涼しくなれば・・・



ファミリー

2007-09-17 20:08:21 | 韓国ドラマ・映画
刑期を終えて家に戻ってきた娘(スエ)を出迎えたのは、おねえちゃんは日本に留学していたと思っている可愛い弟と、魚屋を営む年老いた父親。

昔の仲間と縁の切れない娘を心配する父親。そしてその父親にどうしても甘えられない娘。父娘の話だけだったら、ちょっと平凡な感じもするが、そこに可愛らしい弟が加わることによって、話がずっと穏やかな感じになる。
子は鎹というのは、夫婦仲だけでなく映画にもぴったりくる言葉だったとは・・・
(更にその子供が普通の子供でなく、天才子役と呼ばれるパク・チビンだから。上手いし、自然だし、嫌味がない。そして家族の未来も担うという大事な役割を立派にこなしている。)

娘も父親も、悪い仲間と縁を切れないことは良く分かっているのだ。
それでも何とか一人で解決したい娘と、そんな娘を助けようとした父親が選んだ道が泣かせる。

***
スエは、汚れ役といっても、やっぱりいつものクラシックな雰囲気はあり。

悪い奴らの№2を演じるオム・テウン。
前半、なんだか意味の無いアップが多いような気がしたのだが、それは後半への伏線。しかしその伏線を勘違いし、何か別の展開があるのかと思ってしまった。
要するに、№1よりも印象が強かったということか。


ファミリー

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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やりたかった事

2007-09-16 19:40:23 | なんということはない日常
「死ぬまでにしたい10のこと」というタイトルの映画がある。
主人公が死ぬまでにしたいことは、とても小さなことばかりだ。私は「そうかもしれない」と思いながらみたのだが、アメリカではあまり受けない内容だったらしい。その裏には「そんなことさっさとすればいいじゃないか」という気持ちがあるらしい。

確かにそうだ。やりたいと思ったら、さくっとやったほうがいいかもしれない。
昨日は、ずっとやりたかったことの二つを実行。

その一
写真館で家族写真を撮る

百貨店に証明写真を撮りに行った時、入り口に飾ってあった家族写真が非常に気になったのだ。
家族の歴史40年(いや50年か?)という雰囲気の、毎年一枚の写真を見、今更毎年は無理だから、一度くらいは写真を撮りたいと思っていたのだ。
昨日の朝、「撮るなら今日だ!」と思い立ち、予約を入れて家族写真を一枚。

その二
家族で外食

あまり小さなことで非常に恥ずかしいが、機会もなく、家族で外食など、もう何年もしたことがなかった。
写真を撮った帰りに、豆腐と湯葉料理を満喫。

***
写真と湯葉でこんなに喜んでもらえるなら、もっと早くにやればよかったと非常に反省。

写真館で写真を撮るのは、初めてだったので非常に面白かった。
「どんな風に撮りたいとか、ご希望はおありですか?」などと質問されても、家族で写真を撮るというのが目的だったから、ポーズなど考えてもいなかった。
「とりあえず、一枚お願いします」という感じでお任せ。

食事の際の話題は、@次の永田町のトップは?@モンゴルからポニーテールの男の人は戻ってくるのか?と最近の時事ネタ?中心。



死ぬまでにしたい10のこと

松竹ホームビデオ

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ハノイの花嫁

2007-09-15 15:45:36 | 韓国ドラマ・映画
地上派で放送している@マイガールが最近気に入っているドラマ。
ドラマならではの可愛い嘘が楽しいドラマなのだが、嘘つき娘イ・ダヘの相手役の御曹司がイ・ドンウク。
そのイ・ドンウクが主演の2時間テレビドラマ。(最近はこんな風に単発ドラマまでどんどんレンタル商品になっているのだ。)
レンタルショップが半額セールだったので、ためしに借りてみたのだが・・・

ハノイで出会ったカップルが、1年後にソウルで再会するも・・・という普通の2時間ドラマだ。
何か面白いところを見つけて、短くまとめて見たいのだが・・・

全編ハノイロケだったら、もっと盛り上がったかもしれないが、ハノイは一瞬で、あとは全部韓国なので、ハノイの香りも楽しめず。

イ・ドンウクの兄役@イ・ウォンジョンは、2時間ドラマの中でもキチンと自分の見せ場はキチンと作ってくる。さすが。

農村嫁不足はどこでも一緒。

主人公の故郷がポソンなので、夏の香りで見た茶畑を一瞬見ることが出来る。


イ・ドンウクの顔を覚えるにはちょうどいいドラマ。
(2時間でさくっと覚えられる)


ハノイの花嫁 DVD-BOX

エプコット

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拍手する時に去れ

2007-09-14 22:05:41 | 映画鑑賞
チラシには、検事のチャ・スウォンと容疑者のシン・ハギュンが出るクライム・コメディーと書いてある。合っているとも言えるし、合っていないとも言えるし。途中、あっと思う人が出て来る。やっぱりな~という思いと、へええ、この人も出てるんだなどと思っていると。
こんな展開になるとは思っていなかったので、いい意味で裏切られた感じだ。シン・ハギュンも印象的な役だが、話を引っ張るのは眉毛が印象的なチャ・スウォン。
韓国の三谷幸喜@チャン・ジンの自作舞台劇の映画化。
誰が、誰に、拍手するのか?
これ以上の事は、見た人にしか話せないのが辛い。

「五・月・之・戀」+「THE BEGINNING, NEW DAYS」 ヘソン

2007-09-13 21:20:34 | 韓国ドラマ・映画
ここ何日かはヘソンのTHE BEGINNING, NEW DAYSが毎日のBGM。


先週の水曜日(9月5日)のteiのラジオ番組にゲスト出演し、ちょっとずつ歌を聴きながら、一言コメントのようなスタイルでアルバム宣伝をしていたのだが、そのやり取りがとても自然で好印象だったのだ。
8月のコンサートはやや不完全燃焼だったのだが、この番組のおかげで、すっかりその印象も挽回。
***
番組はteiとヘソン 二人のやり取りが自然だった。

teiの「2年ぶりのアルバムですか?」という問いに「いえ、2年3ヶ月振りです。」と細かい訂正。
(コンサートの時も、2年といわずに、わざわざ2年3ヶ月と言っていたから、3ヶ月は重要らしい・・・)
更に「ジャケットの写真が格好いいですね?どこで撮ったんですか?」というteiの質問に、「日本で撮ったのですが、わざと日本らしくならないようにしました。日本で撮ると、いかにも日本で撮った!となるけれど、それが嫌だったので・・・」と細かいこだわりを見せるヘソン。
タイトル曲のチョサラン(初めての人)を選んだ経緯を語ったり(プロデューサーからこれと提示されたわけでなく、いくつかあるなかから、これだと選んだらしい・・・)、MTVの撮影の様子を語ったり(キスシーンは、誕生日のケーキのシーンを撮っているときに急に撮るといわれたが、拒否せずに、男らしく堂々と撮影に望んだらしい・・・)などなど。

こういう話を聞くと、やっぱり歌にも興味がわいてくるのものだ。

チョサラン(初めての人)はSGワナビーの@私の人の作曲家と、キム・ボムスの@ポゴシップタの作詞家のコンビによる歌だそうだ。
ちょっと恥ずかしくなるくらいストレートな歌詞だ。

初恋(これもチョサランと音が似ているので)、間違える人が結構いるといっていたが・・・私も歌詞カードを見ないと、いまだのこの音の違いをキチンと聞き取れない時がある。ヒアリングの道のりは険しい・・・
更にヘソンのコメントもこれでキチンとあっているのか、それもやや怪しい。

****
別れの歌中心のヘソンらしいバラードが沢山のアルバムは、teiが番組の中で紹介していた通り、秋雨降る日にぴったりの雰囲気だ。

「五・月・之・戀」+「THE BEGINNING, NEW DAYS」
ヘソン
PONYCANYON INC.(PC)(M)

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ヘリコプターの音

2007-09-12 22:51:10 | なんということはない日常
職場は永田町にある。
2時少し前に、急にヘリコプターの音が聞こえてきた。
ヘリコプターの音がした時は、何か事件があった時だ。

ネットでニュースを確認。記者会見が2時から始まる事を知る。

安倍首相、辞意表明 「私が残ることが障害に」「党首会談を断られ」(gooニュース) - goo ニュース

香港エクスプレス

2007-09-12 21:36:00 | 韓国ドラマ・映画
異国の地 香港で出会った男二人。
財閥の息子を演じるチャ・インピョと、韓国から香港へ流れてきたチンピラを演じるチョ・ジェヒョン。決して出会うことのなかった二人がなぜか突然の交通事故でお互いの弱みを握ることになり、そしてライバル関係になっていくという唐突なドラマの始まり。(交通事故なのはもちろん韓国ドラマらしいが・・・)
そしてその二人を取り巻く女子二人。一人は財閥の息子の婚約者(ソン・ユナ)とそしてチンピラチョ・ジェヒョンに無償の愛を注ぐ財閥の息子の妹。そしてそこに名前を変えてしまったことによって自分たちも分からない幼い頃の秘密が絡んでくるのだ。

唐突に始まったドラマは、韓国に行って面白くなるかと思ったら、そうでもない。
お話が面白くなるのは、妹マリがとても企業アドバイザーには見えないチンピラチョ・ジェヒョンに見返りの無い愛を示し、更にある二人が幼い頃の秘密を知る中盤あたりから。

しかしその後なぜか盛り上がりに欠けるのだ。その原因のひとつは、ソン・ユナ演じる女性が、どこか他人事な雰囲気を残していたからだろう。ライバル同士の男性二人から愛されるにも関わらず、「辛いの・・・」と何度も口にし、肝心のところで二人から逃げようとするのだ。反対に妹マリは相手の素性も知らぬのに、「私があなたを愛するからいいの」とこれまたかなり自分勝手な愛情を示すのだ。

どこか他人事な雰囲気を残す婚約者と、どこまでも猪突猛進な妹。
ライバル関係の二人は、お互いのパートナーに秘密を打ち明けるタイミングもなく、4人の話はどこかかみ合わないまま終盤へ。
最後も、このドラマらしく、どこかかみ合わない終わり方。。。。



***
男性二人の熱演は分かるが、チョ・ジェヒョンが企業アドバイザーに見えないのは、やっぱりポイントが下がる。いくら胡散臭いという設定でも・・・

香港エクスプレス DVD-BOX

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宿命 公開予定

2007-09-11 21:44:33 | ソン・スンホン(宋承憲)
クォン・サンウ&ソン・スンホン主演『宿命』 日本に先行販売

この記事から検索をスタートする→宿命&公開⇔宿命&日本公開&ソン・スンホン等等・・・
で@表参道で働く社長のブログにたどり着く。
(もちろん もう沢山の人がたどり着いていた・・・)

宿命のことも気になったが、それ以上にこのブログで気になったのが、男たちの挽歌の韓国版リメイクの件。
アジア映画好き、ノワール映画が好きな私のスタートともいえる映画の名前を、ここで目にすることになろうとは。

これはノワールというお題で、ソン・スンホン(宋承憲)のことを語れる日が来ることを期待してもいいということだろうか?





サムゲタンでなくハンゲタン

2007-09-10 21:25:47 | なんということはない日常
カレンダーはもう9月も中旬だが、夏の疲れが出てくるのはこれからだ。
「栄養をつけなくては!」と思って、今日のお昼はサムゲタンにしてみた。

会社がある赤坂近辺ではお昼のランチでもサムゲタンを食べられる店が何軒かある。
相場は950円~1200円の間位。今日食べたお店は限定10食@1,000円というお店。

注文しようとメニューを見ると、そこにはサムゲタンでなく@ハンゲタンと書いてある。

ランチで鶏丸々一羽は多いので、大体どこの店も2分の1@サムゲタンなのだが、2分の1と半分をかけて@ハンゲタンと新しい呼び名をつけたらしい。
しかし駄洒落に付き合っている元気はなかったので、「これをひとつ」と指差し注文。
お店の人も「はい サムゲタンひとつですね」と復唱。

ハンゲタンにする必要はなかったのではと思う。

HERO

2007-09-09 15:03:26 | 映画鑑賞
大ヒットらしい。
宣伝力、話題性、そしてスクリーンの占有率。
大ヒットなのは当然なのか・・・

(私が見た近所のシネコンでも一番大きいスクリーンを2つ占有)

高校中退の検事が主演の大ヒットドラマの映画化というのは、有名な話だから今更説明の必要はないだろう。

私が毎週楽しみにしていた数少ない日本ドラマのひとつなのだが、毎週楽しみにしていたのは、芝山検事を演じていた@阿部寛の出演シーン。
スクリーンで芝山検事を見られるのを結構楽しみにしていたのだが、テレビシリーズと一緒に出演シーンはちょっと。映画だからといって、急に出演シーンが増えるわけなどないのだ。主役はあくまでもキムタクと松たか子。大事なことを忘れていた。

***
イ・ビョンホンも特別出演故、ちょっとの出演。
見終わった後、後ろで見ていたカップルの会話。
「私、初めてイ・ビョンホンを格好いいと思った!」
「俺もカッコいいと思った。4様よりもいいよな~」
4様と比較云々は分からないが、格好よかったのは確か。
ただ演技云々というより、出演しているということが大事な特別出演。

公式サイト
せっかくなので、見てみようと思ったが、重くて全然開かないので、見るのを断念。

久利生公平が食べられなかったチョングッチャンとは・・・


HERO 第1巻

フジテレビ

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シッコ Sicko

2007-09-08 19:42:30 | 映画鑑賞
M・ムーアが好きか嫌いか?と聞かれたら、「嫌い」と答えるだろう。
(これに関しては、上手く説明できない。下に華氏911の感想も乗せてみたが、この感想でもずいぶん言葉を選んで書いたつもりだ。)
それでも、アメリカの医療保険制度を描いたこの映画は面白い映画だった。
終盤のキューバの場面で涙する患者の姿を見ながら、胸が詰まりそうになった。
(もちろん貨幣価値が全然違うのだから、一概に比較するだけでは片手落ちだろう。それは分かってはいても、それでもあの場面は衝撃的だ)

民間保険会社に牛耳られたアメリカの医療保険制度は、やはり馬鹿げている面が多いと言わずにはいられない。
保険という言葉の中には、助け合いの意も含まれるはずだが、アメリカではそうではないらしい。
皆保険でないアメリカでは、医療保険制度でなく、医療企業制度なのだ。

ただ、この映画は、患者側からだけの視点で描いた映画だし、あるべき保険の姿として紹介される、イギリス、フランス、キューバの制度も、アメリカにはない面をクローズアップしているだけだ。どんな制度にも必ずあるであろう、弱点などには一言も言及していない。このあたりがやっぱりM・ムーアらしい。

***
本題とは若干話しがずれるかもしれないが、この映画を見て驚いたのは、アメリカがいかに共産主義を忌み嫌っているかということだった。
知識として知ってはいたが、あそこまで徹底しているとは思わなかった。

「国が主導権を取る(国民皆保険のこと)」→「自由がなくなる」→「共産主義だ」
あまりにも考え方が短絡的ではないのか?
****

(三年前に華氏911を見たときの感想)

真実を曲げるわけではないが、真実の全貌を明かそうとはせず、一部を見せるだけでそれが総てと信じ込ませること。
それがどんなに罪深いことか、2時間もの時間をかけてマイケル・ムーアが語る。
彼のいうことは確かに正しい。しかしそういう彼も一部を誇大することによって、それが総てと信じ込ませる手法をとってブッシュを批判していく。
トップに立つ者は常に批判にさらされ、自分を律していく必要はあるが、それを逆手にとり、面白おかしく扱って2時間の映画に仕立てることにどんな意義があるのか。批判するという大義名分を行うために彼が取る行動もブッシュの取る行動となんら変わりがないことに思えるのは私だけではないはずだ。
面白くはあるが、、2時間の映画にする必要もなく、ましてやカンヌのグランプリという栄光に与る映画でもない。
音楽にジョーイ・スキャベリーの唄ったThe Greatest American Hero(ドラマの邦題はアメリカン・ヒーロー)が使われていたので懐かしくなった。フルコーラス使用されており、思わず口ずさんでしまった。
80年代の初め日本テレビには吹き替えでアメリカのドラマを放送する枠があり(確か日曜日の夜10時30分からだったと思う)バイオニック・ジェミーやチャーリーズ・エンジェルなど楽しみに観ていたものだ。このアメリカン・ヒーローは確か83年頃放送されていたドラマだったはず。この音楽も全米ナンバーワンヒットになった歌だったはずだ。
ウィリアム・カットが何故かへなちょこスーパーマンになる高校教師役、そして相棒にロバート・カルプが出演していて、楽しいドラマだったことを覚えている。マイケル・ムーアも年代的にはこのドラマを楽しんだ世代のはずだ。彼がどんな意図をもってこの楽曲を選んだのかは解らないが、この映画を観て一番心に残ったのはこの歌だったとは・・・


華氏 911 コレクターズ・エディション

ジェネオン エンタテインメント

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Kimdongwan Is

2007-09-07 22:05:18 | 韓国ドラマ・映画
Kimdongwan Is (キム・ドンワンis)という自分の名前の付いたこのCD。
この名前からも分かるように、まるで、○○テレビ 特別企画 水木ドラマ キム・ドンワン OSTといった雰囲気のCD。

韓国ドラマのOSTは、テーマ曲を中心に、ほのぼのとした場面にかかる曲、切ない場面はこれ、怒りのテーマはこれだ、などという構成になっているが、このCDもまさしくそんな感じだ。

本人キム・ドンワンを核にして、MCモン、エリック、ヘソン、アンディ、さらにはEpic Highまで!賑やかなメンバーであらゆるシーンのドンワンを演出してくれているのだ。

「ソロでどんな歌を聴かせてくれるのか?」
今までシンファのドンワンと思うことはあっても、歌手ドンワンとは一度も考えてたことがなかった。何もイメージせずに聴いたので新鮮ではあったが、「歌手ドンワンとは?」という質問には答えられそうにもない。
様々なゲストと共演しているというイメージが強く、キム・ドンワン本人のイメージが浮かびにくいのだ。タイトルとはちょっと離れた感想になってしまった。

*****
そうはいってもボーカルとして頑張っているドンワン。
2曲目の@僕の誤りだからは聴きやすい歌だし、アンディと歌っている夏が好きは、この時期にぴったりの軽さ。
MCモンのラップが聴ける3曲目も楽しいが、こちらはもう少しはじけても良かったのではと思う。