私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

不能説的秘密

2007-09-06 20:30:15 | 香港(香港映画&中華明星)
ジェイ・チョウ主演の不能説的秘密。
セルフプロデュースに依るジェイ的時空愛。ありえない展開も、全てジェイ的純愛だから許される。

ジェイ演じるピアノが上手い高校生の前に現れる可愛い女子高生@小雨ちゃん!放課後のピアノ室で、学校帰りに立ち寄った海岸から二人並んで見た海に沈む夕日。
放課後の会話・・・高校生らしい恋愛だけれど、二人だけが感じることが出来る時空愛が、ピアノの旋律に乗せて語られるのだ。

アンソニー・ウォンが凄い。それ以上やったらくどくなるという、その一歩手前でちょっと肩の力が抜ける感じ。「悲しむなよ・・・」とギター片手に慰める場面など、そのいい力加減で逆にぐっと胸に迫るものがあったりするのだ。いつでもどこでも見せ場を作るその力量に感動する。

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友人に「海辺に行くの。自転車も乗る。」となんとなく韓国ドラマを連想させる場面があったという話をすると、「きっと@秋の童話とかを見ているに違いない」という話になった。
勿論、ジェイが、秋の童話を見ているかどうかは不明だが、韓国ドラマにシンパシーを感じている可能性は高いと思う。多分・・・

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HMVのCDコーナーでは、ジェイのCDが置いてある場所にだけ、日本語で@ジェイ・チョウとポップが付いていた。観光客でも手に取る人が沢山いるのだろう。

天堂口

2007-09-05 22:33:04 | 香港(香港映画&中華明星)
ダニエル・ウー主演の天堂口は、ノワールなのにさらさら流れ、重さはないが、プロデュースしているジョン・ウーの香りはたっぷりな映画だった。

上海での成功を夢見て田舎からやってくる三人の若者。
(ダニエル・ウー、リュウ・イエ、トニー・ヤン)
キャバレー(天堂 パラダイスの意らしい)で仕事を始める三人。しかし夢をつかむために上海にやって来たはずなのに、次第に都会の闇の中で生活するようになる三人。
悪の道で頭角を現すリュウ・イエ、付いていけずに酒びたりになる弟のトニー・ヤン。
そして犯した殺人を足がかりにボスに一目置かれるようになるダニエル・ウー。

この三人に絡んでくるヒットマンにチャン・チェン。そして男達から愛を受け、ハリウッドを夢見る歌手がスー・チー。

悪の道に際限なく染まっていくリュウ・イエに立ち向かう男二人。
ダニエル・ウーとチャン・チェン。

血は流れるのに、その血は跡形もなくさらさらと流れる感じ。
男たちの挽歌シリーズで感じられた汗の匂い、粘りつくような湿気はひとつも感じられず。しかしダニエル・ウーとチャン・チェンのイケメン二人には、血は流れてもお洒落な感じがあっているのかも知れない。
イケメン二人の二丁拳銃、ダニエル・ウーの決め台詞等等。
クライマックスのキャバレーのシーンは、ノワール好きにはなんとも面白い場面だった。

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鳩が飛んだら最高だったのだが、雪景色の上海ゆえ、鳩は飛ばなかった。それがちょっと残念。



レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則

2007-09-04 22:25:33 | たまに読んだ本
タイムマネジメントの本として手に取った1冊。

もし「忙しい」と辞任している人がいれば、自問してみてください。
その忙しさは、大統領よりも首相よりも時間に追われているのか?

と究極の質問を投げかけるこの本。

そんなわけなどあるはずもない。
効率化する努力を放棄して、自分の限界を引き下げてしまっていることに気づき、時間も投資で増やしていこうという考え方を唱える本。

生活をパターン化することを、規則正しい生活と考えずに、効率よく働き、そして成果を出すと考える。
時間を細かくチェックすることで、だらだらしている時間を割り出す。
だらだらしている時間を見つけ出したら、それを割り出したことに満足せずに、それを効率的な時間に振り替えていくようにする。
時間を節約して、時間を生み出そうなどという、せこいやり方では限界がすぐ来てしまう。それよりも1時間かかった仕事を5分で終わらせるという発想を考え出そうと転換を説く。

そして習慣化で集中力を高めていく・・・などなどどこまでもポジティブで前向き志向な本。

****
本を読みながら、実行すればよかったとやや後悔したのが@都心に住むという生き方。
10数年前、ある資格取得を目指していた時、今より通勤時間がかかる会社に勤務していたので、通勤時間往復で4時間近くもかかっていた時がある。もちろん電車の中でも、ホームでも参考書を開くという涙ぐましい努力をしていた。ただどうしても時間がなくて、非常に悶々とした毎日を過ごしていた。確かにあの頃はホームの階段を上り下りする時間さえも惜しいと思うようになっていた。毎日イライラし、負のパワー一杯だったと思う。先立つものがなくてそんな生活をしていたのだが、投資するつもりで、通勤時間を節約する選択をしてもよかったかもしれない。

でもあの頃はそんな選択肢があるなど想いもしなかった。引っ越そうかどうしようか悩み続けることがなかったのだから、それはそれでよかったのだろう。
迷い続け、何もしないことが結局一番良くないことのようだから。

レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書 ほ 2-1)
本田 直之
幻冬舎

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ノートに眠った願いごと

2007-09-03 21:58:36 | 韓国ドラマ・映画
去年プサン映画祭で見たカウルロ(原題)が、「ノートに眠った願いごと」というタイトルで11月に公開されることを知る。

ノートに眠った願いごと キャンペーンサイト

ノートに眠った願いごと 公式サイト

「ノートに眠った願いごと」
確かに内容を説明したタイトルだ。
でもその通りつければいいのかというと、ちょっと違うような気がする。
秋に公開されるのはぴったりだし、映画の内容も若い女性向けの話だ。
女性誌で韓国旅行とセットで宣伝したら、ちょっと面白い記事にもなるだろう。
ユ・ジテの写真付きのインタビューなども載せたら、韓国映画に興味がない女性でも、ちょっと興味をそそられるのではないか?

「あれ?ちょっと面白そうだ。えっ?なんていうタイトルだろう?ノートに眠った願い事?・・・ふーん」
(翌日)
「あの映画のタイトルってなんだったけ?日記?いやノートだっけ?なんか秋に関係ある内容だったような気が・・・(結局思い出せずにそのまま・・・映画も見に行かずに終わる)」

***
なんとなく、そんな流れになるような気がする。
そんな風になったら、せっかく公開されるのに勿体ないと思う。
恋愛物なので、好みはあるだろうけれど、あの秋の美しさはもう一度スクリーンで見てもいいような気がする。

去年映画を見た時の感想

プサンでの舞台挨拶の様子



ファンタスティック・カップル

2007-09-02 20:29:34 | ソン・スンホン(宋承憲)
ファンタスティック・カップル

ソン・スンホン(宋承憲)主演の映画でヒロインを演じるパク・ハンビョルが出演しているので、視聴中。

記憶喪失になった金持ちタカビーの女性を演じるハン・イェスルの怪演があまりにも印象的なので、彼女の影が薄いのが非常に残念。

やり過ぎVS清楚 という図式なのかとも思ったのだが、ハン・イェスルの怪演は他者を寄せ付けないものがあり、そんな図式も必要としていない。もう「一人でどんどん頑張ってくれ」という感じ。

とりあえず、パク・ハンビョルの清楚な感じは確認することが出来た。

****(ファンタスティックカップル 幻想のカップルは・・)***
最初はあまりのデフォルメに辟易したのだが、慣れてくると逆に面白くなっているから不思議。


レストレス~中天~

2007-09-02 20:08:31 | 映画鑑賞
今の世の中と天国を結ぶ位置にある中天。
そこを守るキヒ・テヒと今の世の中から迷い込んでしまったチョン・ウソンの物語。


中国ロケとワダエミの衣装が話題の映画だったのだが、(私ももちろんそのあたりを期待して見たのだが)「頑張っている気持ちは分かるけど・・・」というやや不完全燃焼の感。

香港映画好き、中国映画好きとしては、空を飛ぶ場面、多勢に無勢の戦闘場面、等等デジャブを感じる場面があまりにも多過ぎたのだ。これが故意でないことは十二分に伝わってくるのだが、新人監督の作品にも関わらず、新しいものを感じる場面が少なく非常に残念。
更に躍動感ある場面を期待していたのだが、なぜか多様される主演二人のアップ。
綺麗だからアップにしたい気持ちも分かるが、アップばかりなのも新鮮さに欠ける。

中国ロケはかなり過酷な労働状況だったらしいが、苦労が作品の出来に直結していると言い難いのが辛い所だ。
ホ・ジュノも出演しているのだが、彼の見せ場が髪型だけというが寂しい。

(しかしチョン・ウソンファンは満足するのではないだろうか。彼は素敵に撮られているし・・・)

***写真は韓流シネマ・フェスティバルが開催されているシネマート六本木の外観。