私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

めがね

2007-09-23 19:12:18 | 映画鑑賞
海だけがみえる、何もない南の島の海岸べりの小さな宿@ハマダにやってきた女性。(ロケ地は与論のようだが、映画の中ではそれはどこだか分からないただの南の島だ)

「梅はその日の難逃れ」という言葉が好きらしい宿の主人。
宿には、海辺でカキ氷を作る年齢不詳の女性や、宿泊客でもないのに、宿で朝食を食べる若い教師がいる。
そしてジュラルミンのスーツケースをもってやって来た女性を@先生と言って追いかけてきた若い男性。

別に何もせず(観光したくてもするところがないのだから、仕方ない)春の休暇を過ごす一同の映画。

誘いはしても無理強いはしない。
「何をしていたのか?」と尋ねることもない。

単純に綺麗な海が見える場所で何日間か過ごすだけだ。海もシンプルなら、生活もシンプルだ。

「先生!」といいながら南の海辺まで追いかけてきた青年を演じた加瀬亮。
海岸だけしかない場所への溶け込み方もいいし、蝦の食べっぷりも、ビールの飲みっぷりもいい。普通っぽくかなり好印象。

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映画の中で何度も口にされる「たそがれる」

Wikipediaで黄昏を調べてみると、
1日のうち太陽が沈んで暗くなる時間帯→夕
転じて、物事の盛り上がりの終わり時。「人生の-時」

この映画の雰囲気はとても好きだったのだが、映画の中で何度も出てくる「たそがれる」という言葉になんとなくむずむずしたので、あえて調べてみた。
映画では、「ただ時間を静かに過ごす」という意味で使われているということは分かっていたのだが、それでもなんとなく、しっくりこなかったのだ。
家に帰ってきてから「たそがれる」という言葉から、無意識に「夕暮れ族」を連想していたことに気づく。
これは映画の責任ではなく、私のいい加減な記憶のせいだ。

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