BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

探偵はもう、死んでいる。 第12話 『君と過ごした、あの目も眩むような三年間は』 感想

2021-09-20 01:25:09 | Weblog
まさか、ほんとに第1話だけの出オチ作になるとはw

最後の最後まで、雰囲気だけの作品だった。

なんか、かっこよさげな、意味深げなセリフをやり取りしている俺、かっこいい!みたいな感じが終始漂うだけの展開。

君塚というよりも、作者の自己満足だけがそこかしこにあるような作品。

とにかくSPESなんかの設定を適当に使いすぎ。

なんでもありだから、もう超設定だよな。

だって、あんなふうにシエスタの意識が出てくるなら、ついでに夏凪の身体もシエスタに変形させればよかったのに。

だって、もともと、ヘルだった身体なんでしょ?

で、そのヘルだった身体が変形して、アリシアの身体になったんでしょ?

つまり、SPECが調整したヘルは、多重人格ってだけでなく、その人格に合わせて身体も作り変えられるんでしょ?

あのカメレオン子安みたいにw

でないと、アリシアが実はヘルだった!なんて話にならないわけじゃん。

しかも、今回の最後で明らかにされたことで言えば、ヘルの身体に意識を移したシエスタが、ヘルやアリシアの意識・人格に変えて、新たに夏凪渚って意識と人格と身体を調整したわけでしょ?

だったら、その時点ですでに、夏凪って、シエスタが君塚用に創った存在だったわけじゃない。

つまり、シエスタこそが夏凪渚の超自我、ってことでしょ。

主導権はシエスタの方にあるわけだから。

百歩譲ってシエスタと夏凪は同格って感じじゃない。

要するに、呪術廻戦の虎杖と宿儺の関係のようなものだよね?

虎杖は宿儺の指を身体に取り込むことで宿儺の意識に憑依されたのに対して、

ヘルはシエスタの心臓を身体に取り込んだことでシエスタの意識に憑依されたわkでしょ?

それだけでなく、ヘルの場合は、シエスタに自分の人格を書き換えられて、夏凪渚に替えられてしまったってこと。

てかさ、もともとアリシアを救うためにヘルと戦っていたはずで、しかも、シエスタは探偵としてアリシアとの約束を果たすため、とまで覚悟を決めていたはずなのに、その結果が、ヘルのみならずアリシアの意識まで弾き出して、夏凪の意識で上書きする、って、それ全然、依頼に応えてないじゃんw

・・・って具合に、この作品、ことごとく設定や展開が適当すぎて。。。

そもそも、「探偵はもう、死んでいる」なんてタイトルをつけちゃったことで自縄自縛の無理くりシナリオにせざるを得なかったのが敗因じゃない?

シエスタにしても、君塚や夏凪たち4人にSPECを倒して欲しい、とか言うんじゃなくて、適宜、夏凪の身体を乗っとって、私も戦う!ってことでいいじゃない。

だって、いまだに夏凪の中にシエスタの意識が眠っていることは間違いないのだから。

いやいや、シエスタ、お前、サボるなよ!ぐらいのことを君塚も言えよな、今回の顛末を知ったらw

なんかねー、こんな具合に、引っかかるところが多すぎて。

斎川のいうとおり、君塚って属性がモブだし。

シエスタを公式に死なせたところで、万策尽きた!って感じだな。

素直に、宇宙人のスーパーパワーかなんかで、シエスタを生き返らせればいいのに。

どうせ、夏凪はヘルなんだし。

なんだったら、シエスタ用のボディだけでなく、アリシア用のボディも用意して、シエスタ、ヘル、アリシアの3人を夏凪からつくればいいじゃん。

逆に、なんであれだけの宇宙人パワーを見せつけながら、そんなこともできないのか、不思議でしかたがない。


ということで、ホント、第1話が全てだったw

なんだかなー。

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