あれから1ヶ月ちょっと。
こちらは親仔共にまだ生育は上々です。
しかし柄のほうはというと親木は源平状の太縞になりましたので
今まで以上に柄の仔を得るのが難しくなってしまいました。
今まではというと柄無しの仔を根の出る前に3本外し
その後出た3本のうち1本だけが柄の仔といったところです。
それでもなかなかの上柄ですし得難いものですから
超貴重なものとして大事に育てたいと思います。
それにしても従来の麒麟丸から縞が出た趣味家さんのお宅にお邪魔し
拝見したのが確か40年近く前。
いまだに最上柄の株立ちになるわけでもなく
かかってこいと言わんばかりに趣味家を悩まし続ける
挑戦し甲斐のある品種ではあります。
あれから1年と4ヶ月。
親木は旅立ち、コートメな仔を残してみました。
地味柄のほうが先々面白そうと思ったのですが
更に柄が少なくなって別の意味でドキドキします。
でもきれいな仔が出て一安心です。
反対側に出た仔にも柄がありますね。
やっぱりコートメ柄な親木はアタリだったのでしょうか。
あれから5ヶ月。
ようやく調子が出てきたようで葉繰りが良くなってきました。
この柄で年に2枚は頑張ったほうでしょう。
とか喜んでいたら知らぬ間に天葉に紺地が忍び込んでいます。
浮かれている場合じゃなかったりして。
早く真っ白な仔が欲しいものです。
仔と言えば青勝ちになってしまった兄弟木から柄の仔が・・・。
稚葉が白いのでここら付近からの仔出しに期待かも~
あれから3カ月半。
親木の下葉の柄はそこそこでしたのに上3枚はのっぺりとした源平柄になりました。
これはもう残念ながらという感じですが肝心の期待の仔はというと・・・。
何やら最上柄な雰囲気。
これは期待以上です。
親木がダメになる前にこんな仔があと二つ三つ欲しいものですが・・・
まあ、1本出ただけで大満足としたいものです。
あれから1ヶ月。
期待を込めて念力を送りすぎたせいか仔が枯れていました。
いつの間にか気付かないうちにといった感じでこんなこともあるのですね。
それと入れ替わりにというわけではないと思いますが青の寄せ植えの中から
こんな仔が出ていました。
普通は時折こんな感じに出て続かないのですがそれとは雰囲気が違う感じで
覆輪になった仔が出た当時を彷彿とさせる柄ではあります。
思わず別鉢に植え替えてしまいましたが機嫌よく育ってほしいものです。
そして2本目の覆輪になって欲しいものです。
それにしてもどこから柄の仔が出るのか全く予想もつかない油断も隙もない面白い品種と言えそうです。
あれから2ヶ月弱。
親木や青の仔と比べたらなかなか成長せずやきもきしますが
それでも止まっているわけではなく次の天葉が見えましたので良しとします。
その天葉にはしっかりと紺地がありますので良し良しといったところです。
ところでこの木に付いた気になるアタリですが次の天葉で柄がくっきり。
柄のない親木では時折思い出したようにビックリ縞を流す程度なのですが
これだけ柄のある木になるとアタリ前田のクラッカーのように柄の仔が顔を覗かせます。
これをブレークスルーとか言うんでしょうね。
あれから1ヶ月。
白深覆輪な仔の天葉は次の天葉が見えようかというほどの生長振りです。
もしこれが素立ちだったら生育面でかなり厳しそうですが
柄抜けの親木に育ててもらっていますから大安心。
大船の乗った気持ちでなんの気苦労もなくすくすく育つ様子を見ていられるというものです。
ここ数十年、価格の急上昇なんてほとんど経験ありませんでしたから
最近の一部の豆葉縞系の価格の急騰には戸惑っている方も多いのではと思います。
いわゆる買い負け。
日本に品物が無くなってから数少なったものを取り合いしても時すでに遅しといった感じです。
この木はたしか昨年の今頃実幸園さんから譲っていただきましたが今となっては超お買い得価格だったかも。
今まで手を出さなかった豆葉縞を初志から外れて買ったのはちょっと失敗だったかとも思いましたが
遅ればせながらあればあったでなかなか良いものです。
柄そのものはちょっと偏っていてそんなに良いものじゃありませんので
出た仔に柄は見当たりませんが
こちらの仔はちょっと期待できそう。
入手した時のお値段のつもりでいますからたまにしか見ませんが
今買ったとなれば毎日穴のあくほど見つめていそうです。
あれから8ヶ月。
本来仔出しの良い品種ですし空き家は売るほどあるという事で
早速仔が顔を覗かせています。
こちらは柄抜けのようですが
こっちには素敵な柄が入っているようです。
拡大してみてもなかなか楽しみな柄のようです。
もう一個の仔の柄は果たしてどうでしょうか。
親木が半柄状になってテンション下がり気味ですが
なかなかどうしてまだまだ楽しめる木ではあります。
あれから2年と9ヶ月。
その間、せっかくの柄を絶えさせないよう丹精してきました。
が、親木は柄が逃げたうえに芯痛。
青の仔を3本外し更に親木に3本仔が付きましたがこちらも柄抜けのようです。
外した柄抜けの仔ですが割と姿の良いのが救いではあります。
それにしてもやり切った感はあるもののずいぶんと嫌われてしまいました。
あれから10ヵ月。
今までは手元にある苗木状態の木しか見たことがなく
どこがそんなに良いのか~とか思ったりしたものでした。
しかし成木に近付いたこの姿を見るにつけ、なるほどと納得しています。
親木は少し派手気味かもしれませんが
そんな親木からでもちょうど良さげな最上柄の仔が出たりします。
派手な仔も出ますが・・・。
でも鮮やかな斑色がきれいなのでしばらくこのままにしておきましょう。
あれから半年。
後ろの兄弟木に勢いが付きずいぶん伸びていますが
同じ環境下にある手前の真っ白な木も連動しているかのようです。
昨年の今頃を思うと極楽でまさに温泉気分。
柄がしばらく残るタイプなのですが
ようやく下葉に紺地が乗ってきたのも木勢の乗る一因かと・・・。
このタイプの白牡丹のこの柄の揃った3本立ちが出来たら
ずっと愛でていられるでしょうね。
ご無沙汰でした。
うっかりしていたらあっという間に5月も中旬を過ぎようとしています。
こちらではまだコロナが流行っていて全国大会へもどこへも行けませんが
富貴蘭は生育真っ盛り、それだけで十分に楽しめています。
うっかりしていたらあっという間に5月も中旬を過ぎようとしています。
こちらではまだコロナが流行っていて全国大会へもどこへも行けませんが
富貴蘭は生育真っ盛り、それだけで十分に楽しめています。
豆葉縞はあれから1ヵ月と少し。
出た仔は天葉2枚でほぼ覆輪に決まったようです。
元親が皇から分かれた青とのことでしたが
いきなり深覆輪の仔が出るとは世の中分からないものです。
勢いも出てきて仔が付きましたが果たして柄は・・・。
あれから半年。
今年は立ち上がりが良好で生育に弾みがついてくれそうです。
とはいっても位置的に一番下の仔ですから勢いは上の仔に負けそう。
青の仔は剪定するのがベストなのでしょうが
切った張ったは得意じゃないのでこのままに・・・。
しかしほぼ青の木からいきなり深覆輪の仔を授かるなんて
これ以上の富貴蘭栽培の醍醐味は無いとしたものです。
でもこれで運を使い果たした感は無きにしも非ずですが・・・。
あれから5ヶ月。
とりあえず親仔共に縞の状態を維持しています。
しかし縞物としては上柄なのでしょうが白牡丹の場合はこれぐらいの柄でも油断できません。
とはいえ神様にお願いするくらいしか手は無さそう。
こちらの仔は何とか木勢は持ち直しています。
葉繰りしてくれたおかげで姿も良くなってきました。
真っ白だった下葉にも紺が戻りもう作の心配は無さそう。
来年はゆったりした気分で楽しめそうです。