富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

肥料と活力剤

2005年04月29日 | 作について
ふぅ~っ、麻生さんが言う大魔神、
もとい、将軍様がお見えになって
ブログどころではなくなっていましたが
ようやく普段の生活に戻りこちらに生還できました。

この頃は秋田も暖かく桜が満開。
いつもより早いのですが風蘭を半分ほど外棚に出し、様子を見ています。
蘭舎では最近棚を二段にして冬越しさせましたが、
今年は冬が長く下の段は風の通りも悪かったのか
葉落ちなどの痛みがありました。
あまり鉢数を増やしても目が届かず、
痛めると勿体無いので今年は鉢数を減らすことを目標にしようかと思っています。
けっこう至難の業ですが・・・。

暖かい地方ではもう生育が始まり
肥料や活力剤をどうしようなんて考えている方も多いことと思います。
私もこれをやっておけば良くなる
どんどん増える肥料や活力剤はないものかといろいろ試してみました。
でも、葉が年に二枚出るだけの風蘭ですから
効果てきめん、一発芸的なものはどうもなさそうです。

ちなみに私の場合、肥料は(トップドレッシング)、
活力剤的なものは木酢と決めています。

肥料は蘭に効かすというよりも土壌微生物への餌やりのつもりで
潅水毎に5千~1万倍くらい、極々薄く与えています。

活力剤は1ℓ18,000円のものもずい分試しましたが
普通に病虫害は出ますし、私の棚では効果が感じられません。

その点、木酢を与えると環境に対する耐性が増すようで
日を強くしても葉焼けし難く、がっちりと育ってくれます。
またすっぽ抜けなどの病気や害虫も数の中ですから出るには出るのですが
ごく一部にとどまり、広がらないところが好ましいかなと思っています。
これも潅水毎に千~二千倍にして肥料と一緒に与えています。
こちらはやや濃くしていますから
ホームセンターのペットボトルではすぐになくなってしまいます。
それで良質のものが安く、しかも必要なときすぐに入手できないかと探し
、数年前からはこちらに注文するようにしています。
応対も丁寧で速攻で送ってくれますし、しかも安くて品質が良く安心。
存分に使えるようになりました。
ここで紹介して売れすぎて在庫がなくなると困るかなと聞いてみましたが
まだたくさん有るそうです。

画像は最近撮ってないので去年のものですが東出の剣。
固定度がイマイチとのことですが小型で立ち葉の愛らしい姿。
湖東覆輪古都と共にコレクションに加えたい一品です。
コメント (7)
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羆牡丹再びo(;-_-;)o ワクワク

2005年04月22日 | 羆覆輪
再びしつこく羆牡丹(笑)。
なにしろこの品種が好きなものですから・・・。

昨年の秋にこれも新根の先が痛んだものですから
鉢を開けてみるのがちょっと心配でした。
でもまあまあでしょう。
継ぎ根がたくさん出てくれると思います。

昨年はルビー根が出たり、
中透けの仔順調に伸びたりして興味
は尽きなかったのですが
その仔は秋口には葉が一枚になってしまいました。

その上に付いている普通柄の羆覆輪に力を吸われたせいかと
思い切って外してみました。
またどこかに出品するみたいな風情ですが良く見たら付いている仔
がまた面白そうなので
これも置いておくことにします。
縞になりたがるタイプなのかもしれません。

親木のほうの中透け仔風前の灯ですが
これから粘り強さを発揮するのがこの品種の身上とするところです。
またこの仔に栄養が行き渡ってくれればよいのですが・・・。
その上の子がまたなにやら同じ芸で出て来そう。
反対側の仔は親木と同芸のちょっと派手な白縞
で出てきました。

こうして見ると一代変わりを通り越してまさに着々と、といった感じです。

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黒牡丹三姉妹

2005年04月21日 | 黒牡丹、金牡丹
19日にこのブログに来ていただいた方は181人。
閲覧数は1012。
gooブログ187729件中、536位でした。
多くの方に応援していただき嬉しく思っています。

この数字から予想するのはちょっと大胆すぎますが
富貴蘭趣味者が4、5千人、
その中でネットをやっている方は一割位でしょうか。
大体の数字を知りたいものですが
園芸人口から比べると
いずれ極々少数派であることは間違いないと思います。

先日から同じ品種ばかり株分けしていると飽きてくるもので
その合間に黒牡丹系統3鉢開けてみました。
以前紹介させていただいた黄牡丹錦
根が良く出来ていて今年の生育を期待させてくれます。

月笙の根もまずまずでアタリも二つ付いています。
ポッチャリ
した姿が好ましく楽しみが増すばかりです。

黒牡丹 (金紗墨系) もまずまずの根
今年仔が出てくれるかは微妙なところです。

こんな感じで黒牡丹系は柄があっても、
とりあえず天葉が金牡丹と違ってユウレイで出ませんから
やはり強い品種で私の棚でも安心して育てることが出来ます。

逆に金牡丹は私の棚にはどうも合わないみたいです。
一時期仔が出たりして7,8年は楽しませてもらったのですが()
今年とうとうお陀仏になってしまいました。
これで二度目です。

もう金牡丹はこりごり。
スッパリと諦めました。
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夢の跡(獅子王錦)

2005年04月19日 | 縞物
柄物が好きなのですが、
最初の頃は青光墨、獅子王錦など
安い(でも昔は高かった)品種しか買えませんでした。

その頃、何の気まぐれか獅子王錦から
白深覆輪、根はルビーという
それはそれは美しい仔が出てくれました。

いつしか消えてしまいましたが
夢よもう一度と上柄を見つけると買い足したりしながら
しつこく作り続けてきました。

おかげで清宝の上柄に出会うことが出来ましたが
肝心の獅子王からは未だに深覆輪は出てくれません。

これもそろそろ植え替え時と鉢を開けてみたら
中の根がだいぶ傷んでる~
いくら寄せ植えでも一鉢にこんなに突っ込んじゃいけませんね。

結局ばらばらにする羽目になりました。
時々、青をハネて柄があるものだけ植えるのですが
また今回も100本ほど青が出ました。
固定度も良くないのですが
なんとなく気になる品種です。

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建国殿植え替え中

2005年04月19日 | 建国の縞
もう昨日になりましたが、いろいろ植え替えて
最後に建国殿の鉢を開けて見ました。

2、3年鉢を換えるだけで誤魔化してきたものですが
いよいよ鉢一杯の株になり
さすがに仔出しも悪くなってきましたので。

これが思いがけず楽しい作業。
柄のある木や墨の多く入った木を見つけたり
姿の良い仔を眺めたり、なんだか眠気もどこかに行ってしまいました。

そういえば昔は徹夜の植え替えなんていうこともありましたが
今は年ですから無理しないことにしています。

これで一枠10鉢分ですが植え替えたらいったい何鉢になるんだろう?
植え替えを待っている鉢がまだ5枠ぐらいあります。
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都鳥植え替え中

2005年04月17日 | 都鳥
Kennさん、コメントありがとね。
気ままに富貴蘭楽しみです。
ものぐさで筆不精の私でも何とか続いています。
それなりにブログに愛着が湧き結構嵌るかもしれません。
ブログで富貴蘭の輪が広がるのはとっても嬉しいです。

私も植え替えがなかなか進みませんが
今日は都鳥を全部鉢から出し根を整理したところです。
姿の良さげな木は例のオークションに出品し
イマイチな木はまた作り直し。
だいぶ出しているのですがなかなか鉢数が減らない
親孝行な品種です。
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焦る~!

2005年04月16日 | その他
昨日も今日も良い天気。
植物は待ってくれないので
あれもこれもとやることが目に見えて
気持ちばかりが焦ります。
この時期ばかりは仕事に行く時間が勿体無い
でも、そっちをやめるわけにはいかないし~

ブログも飛び飛びになってしまいますがまた明日デス。
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萩宝扇Ⅱ

2005年04月14日 | 萩宝扇
今日ちょっと娘に聞いてみたらやっぱり自分を中心に世の中回っているそうで
あったりまえジャン!!何で他人に振り回されなきゃいけないの!バッカみたい!
と言われてしまいました。

そりゃそうですがと、反論も出来ずに口をパクパクさせている私でした。
背負っている荷物を少しずつ降ろしていかなければと子供に教わるこの頃です。

話は変わりますが萩宝扇。
前回のは昨年春の画像でしたが
あれから一作、冬の間の葉の皺も取れようやく生育準備が整いました。
こちらでも4,5枚葉繰りしますから暖かいところではたぶん6,7枚。
仔が出さえすれば、一人前になるのは早いものです。
夏の間一見青軸のような風情ですが
晩秋の寒さに当たるとポツポツと赤みが差し季節感が感じられて良いものです。
極矮性針葉のこの品種を初めて見た時は衝撃的で
その後、これを凌駕する品種は有るんだろうかといろいろ見てきましたが
軸の太さ、詰まった短い葉などやっぱりこれがピカ一のようです。

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銀世界

2005年04月10日 | 銀世界
過日、高校生の娘が言いました。
何で世の中って私を中心に回らないの!
思わずのけぞりました。
私から見ると十分回っているような気はするんですが
やっぱり思い通りにならないこともあるのでしょうね。
でも、このセリフは受けました。

で、思い通りにならないのが銀世界。

画像は4年前に入手した木。
東京大会の写真集をお持ちの方は
ページをめくっていただければ66ページの右下に出ています。

以前からこれぞ銀世界究極の芸と目に留めていたのですが
東京大会の年の秋の交換会に出ましたので
一も二もなく買ってしまいました。

株元に真鶴を多数従えてすばらしい木だったのですが
その後、たぶん15年ぐらい仔が出なかったのでしょう。
それで出したんだと思います。

私の所で、二作目で仔が出ました。
でも、その後ちょっと雲行きが怪しい。
親木の内反りになる葉芸は影を潜めつつありますし
反対側から出た仔はモロに西出。
こっちの仔のほうがまだ上芸に見えます。

この品種はたぶんもう少しやわらかい環境で作らなければならないのでしょうが
(そうすると仔が出ない)
思い通りにならないのがまた魅力なのかもしれません。

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宝錦

2005年04月08日 | 縞物
数年前、某オークションで買った宝錦
実生とのことです。

小型のまま数年が過ぎ昨年はまで咲きました。
これで親木なのかな?
このままの姿でいてくれればちょっと面白いのですが。
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水晶覆輪

2005年04月07日 | 水晶覆輪
西出都や駿河、御城と同じパターンの覆輪ですが
この品種は白柄に透明感が有り、姿は気品に満ちて
やはり頭ひとつ抜け出ている感じはあります。
透かし星があるので品種の判別も容易ですね。

それにしてもなかなか仔が出ない。
昔作っていたのは10年近く素立ちのまま。
とうとう諦めて何かの下取りに出してしまいました。

画像は二度目の挑戦。
二作目でようやく仔が出てやれやれでした。
でも、その後はやっぱり仔が出ない。
仔から出た真鶴芸は育たないし
都合、5年育てて1本子が出ただけです。
それでも前作の長い葉はあと二枚残すのみ。
良い姿に生まれ変わりました。

こちらは昨年入手したもの。
交換会でまだ大丈夫だろうと声をかけてたら
なんと落ちちゃいました。
最近はこれも安くなりましたが、
それでもあんまり安く人に持っていかれると勿体無いですね。
仔付きが嬉しく、素直な姿で丁寧に育てられています。

ところで、水晶覆輪に芽変わりはあまり聞きませんが
ひとつあるとすれば
全体に紅墨をながし、特に覆輪と重なれば紅が冴えてとても綺麗です。

ある専門店で見かけ、まさか出してくれるとは思わなかったのですが
一応、声は掛けてみるもので高~く売ってくれました。
摺墨芸みたいなものですから更に仔出し悪く
もう増えないと思ったのでしょうね。
花芽の跡ばかりズラッと有りましたから。(半作後)

私の棚では葉が一段と短くなりしかも待ち望んだ仔まで出てくれました。
()
姿の完成が待ち遠しいものです。
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至楽

2005年04月06日 | 至楽
冬の間はこんなに葉がペッタンコになっていた至楽でしたが
ようやく水を吸ってもとの姿に戻りました。
二回目の冬を越して一枚も葉を振るいませんから
見た目より丈夫な品種のようですが
やはり皺が戻らなかったらどうしようと心配になってしまいます。

とりあえず一安心。
今年はどれだけ葉繰りしてくれるのか楽しみ。
(昨年は一枚でしたので・・・)

拡大画像です
休眠から目覚めたばかりでまだ瑞々しさはありませんね。

昨年の三月は暖かかったのか
それともかなり気を使っていたのか今より綺麗です。
四月下旬に少し動き出し、五月下旬でこんな感じ
やっぱり生育はかなりゆっくりです。
画像を少し大きくしてみました。
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羆牡丹(笑)その後

2005年04月05日 | 羆覆輪
以前紹介しました羆牡丹(笑) その後です・・・まだ言ってますね
水遣りしてから10日余り、ようやく葉が瑞々しくなって
写真を撮ってみようという気になりました。
これからは植え替えが忙しくなりそうです。

白柄が綺麗で冴えを見たい為、
昨年は日を強く取ってみましたが今度は紺の戻りが遅いようです。
このままだったらちょっとまずいので
今年は少し日を弱くしてみようと思っています。
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大隅錦

2005年04月01日 | 縞物
某ヤフオクにて一昨年御購入に及んだ大隅錦
この品種にしては結構安く落札できましたが
出品者がどうも怪しかったかも?

本物の大隅錦覆輪比べてみる
柄など合っているような気がして
これは楽しみかなと思えるし
かたや朝日殿と見比べて違いが良くわからない。
というかそっくり

もっと作を重ねないと違いが判然としないのでしょうか。
柄物は難しいです。

嵌め込まれたのかお得だったのか。
いつまでもモヤモヤ状態が続きます。
売った人は知っているのでしょうけれど。

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