あれから1ヶ月。
新根はまだですが天葉は若干伸び出しているようです。
蘭舎内は最低11℃、最高は25℃で換気扇を回すようにセットしていますが
換気扇の作動は今のところほとんどありません。
おまけに明日から4月だというのに週間天気予報はマークがずらり。
おかげで恒例の花粉症はまだ発症していませんが
早くそんな季節になってほしいものです。
これはいわゆる建国殿羆ではありますが
新根が象牙色で出てその後ルビーに変わるタイプで、
それが柄にも連動するのでしょう。
光合成の力が弱いのか木は少し小型化し柄も明るくなっています。
建国殿羆にもいろいろなタイプがありそうです。
さて、こんな風に紺覆輪中透け、腰斑、ルビー根、墨などの特徴が備わっていれば
それは羆ということで長らく慣れ親しんできましたから
その名前を変えようという機運には違和感も覚えたりします。
でも、富貴蘭讃歌さんの解説を拝見すれば論より証拠、一目瞭然で
確かに違いはハッキリしています。
ただ名前を変えるにしても全国の皆さんがお持ちの木のラベルを付け替えさせるのは
相当大変そうです。
今年の全国大会で果たしてその提案があるのかどうか。
あってもそれがすんなり受け入れられるのかどうか。
興味深々では有ります。
まあ、上のタイトルを変えるのもそれまでお預けです。
あれから8ヶ月。
無事冬を越し、春の目覚めを待っているところです。
昨年は新根がたくさん出て古根もほとんど落ちず
根のボリュームは更に増しています。
今年は葉のほうが元気に育ってくれそう。
さすがに仔出しはままなりませんが
さりとて株分けする理由も見当たらず
この姿でどこまで維持できるかといったところです。
そういえば素立ちから育てて16年経ちました。
あれから半年。
秋もやや遅くなってから1枚葉繰りしていました。
そして休眠から目覚め、また生育開始しようとしています。
こちらは週間天気予報で雪だるまマークは取れませんが
あの大量の雪も半分くらい融けて春の足音が近づいています。
さて、一見調子よさそうに見える株立ちですが
株の間から出た仔達はこんな感じでちょっとご機嫌斜め。
陰になっているし、窮屈だし、水も行き渡らないからこうなるのでしょう。
一般的な品種ならこんな仔は見限っても姿作りを優先させますが
この品種はいかにももったいない限りです。
たぶん、この画像が見納めかも
さあ、根の動き出す前に株分けしなくっちゃ。
あれから4ヶ月。
水を十分に吸ってスタンバイ状態。
そろそろ生育を始めようかといったところです。
あと2年は植え替えなくても不都合はなさそうですが
鉢の外に飛び出した根から新根がたくさん出ると
隣の鉢に迷惑をかけることになりそう・・・。
ということで植え替えることに。
鉢から取り出し、新陳代謝で落ちた古根をお掃除します。
そして根の中に丸い木炭を差込み、
外側に竹炭を数枚当てて新しい鉢に収めます。
少しはスッキリ感を感じられますが
大株を植え替えたど~という達成感は皆無。
これでいいのだろうかと思ってしまいますが
これでいいのです。
あれから4ヶ月。
冬越ししただけで姿は変わりませんが
その間、枯れるかと思うぐらい皺を寄せ
ずいぶん気を揉みました。
これだけ別にして暖めるわけにもいかずこちらも堪えていましたが
ようやく元通りになりました。
ブログの良いところですが昨年の今頃と比べ
下葉が落ちることなく新葉が2枚増えています。
思えばこの仔が世に出てから8年。
いろいろありましたが木勢は徐々に上向き、
今年の生育振りには特に期待を寄せています。
あれからの株分け品。
株分けするにはまだ早過ぎる木でしたが
思わず手が滑ってポロリとやっちゃいました。
短い根が二本。
でも、比較的丈夫(でもなかったりして)な木ですから大丈夫でしょう。
柄はコートメ最上で親木の性質を継いでいるのなら逃げることは無さそう。
これくらいの大きさから見守りつつ丹精するのが一番楽しみかも~。
あの時株分けしたものです。
(しつこいようですが以前のを検索しやすいようにやっています。)
やや半柄気味な木ですが柄側にアタリが付いていますから
今後、柄の仔を生む可能性大ではあります。
そして派手柄の仔でも全然大丈夫そうなところが嬉しい品種です。
でも根が今ひとつですから仔出しは数年先かも。
これもあれからの株分け品。
柄は有るような無いような感じでしたが
昨年、はっきり目立つ太縞が出てくれました。
この柄が次の天葉に渡ってくれればこの木の価値は跳ね上がります。
木勢の良い若木でこれからドンドン仔を生んでくれそう。
派手仔が出るには太縞も良さそうです。
果たしてこの仔が外せるのかどうかそれが最大の関心事でした。
まずは根が邪魔している他の仔を外し、
じっくりと取り掛かってようやく無事に取り出すことができました。
でも、あの画像にもあるように他の木と違って短い根が軸元にチョボチョボ。
無事に株分けできても果たして今後無事に育つのかそれがちょっと心配です。
それでもこの柄には魅入られてしまいます。
今の天葉はちょっと黄味掛かっていますが
生育期には真っ白に伸び、下で少しずつ暗みつつ
しかも下葉でも完全に暗まず柄が残り白墨を流す芸の細かさです。
黒牡丹から金牡丹的なものが出たらがっかりというのが普通の心境ですが
こんな芸の木ならいくらでもです。
幸い5鉢になりましたのでその確率も5倍以上に跳ね上がりそう。
巷にある金紗墨の芸とは趣を異にしますので
ちょっと別の名前を付けてみようかなと考えてみました。
玲瓏(仮名)。
将棋の羽生さんが好きな言葉だそうです。
あの株分けした木を今度は1本ずつ。
こうして番号を振って細分化すると黒牡丹だけのブログになりそう。
それはともかくこの親木、柄はコートメながら小割れした最上柄。
今まで柄抜けの仔が出ていないことからも毛並みの良さが窺がえます。
1本仔を抱いた姿はすっきりしていて
手にとって見る分には視点が定まって良い感じです。
この仔も親木と同じような柄行きです。
またポコポコ仔を生んでくれたらと期待してしまいますが
仔を外した親木などはその後パッタリ仔出しが止んでしまうのも良くある事。
でも、墨が多く入ることで花芽が付き難いということもあり
やっぱり期待してしまいます。
あれから2ヶ月。
そういえばと・・・思い出しました。
昨年の夏に1本仔を外そうとしたら根が硬く絡み合い
しかも新根がたくさん伸びていて痛めそうで諦めたのでした。
ならば木が寝ているうちにと、ついやってしまいました。
徹底的にやってしまうのが悪い癖ではありますが・・・。
それにしても9年前に入手したときはこんな感じでしたから
丸8年でこれだけ増えたことになります。
まずは順調に増えてくれましたが
これからそれぞれの木がどんな生長と柄を見せてくれるのか
格好のブログネタではあります。
秋田での雪割草展示会に行ってきました。
富貴蘭も少し飾ってありますがメインは雪割草。
これを見ると急に春がやって来たように感じます。
多くは語れませんので画像のみです。
以上でした~。
そういえば遅ればせながら Yさん、目の毒だから見ちゃだめよ~と
IKD48さんが申しておりました。
帝
2012年03月04日 | 帝
あれから一作。
冬の間、棚下に置いて目が行き届かなかったせいか
葉の一部が枯れこんでいました。
でも良く見ると痛んだ木は柄抜けの2本のみ。
こんな夢のような偶然があったりします。
これでようやく踏ん切りが付きバラバラにすることに。
素立ちもスッキリしていい感じです。
痛んだ青の仔は手を合わせて捨てましたが
それでも柄の木だけで一気に8鉢に増えました。
今まで1度も株分けしなかったので10数年で8倍は効率が良くない気もしますが
こうして増やしてみるとなかなか壮観、良い眺めではあります。
ついに3月です。
3月に入ってから朝晩は冷え込むものの
日中は穏やかな陽気が続いています。
日差しの弱いのはやや不満ですが
それでも蘭舎の中の温度は20℃近くまで上昇します。
これは絶好の植え替え日和ということでぼちぼち取り掛かっております。
3月に入ってから朝晩は冷え込むものの
日中は穏やかな陽気が続いています。
日差しの弱いのはやや不満ですが
それでも蘭舎の中の温度は20℃近くまで上昇します。
これは絶好の植え替え日和ということでぼちぼち取り掛かっております。
画像は昨年、木炭植えにした木で品種は黒牡丹。
元気そうなのはこんな感じに根の一部が木炭に絡みついています。
ミズゴケ植えからの移行では傷んだ根を整理したり、根が木炭の形に馴染まなかったりと
それほど有難みを感じませんが
2度目ではこんな風に古い上ゴケを取り去って新しいのを巻くだけ。
至極簡単です。
それほど肩も凝らず楽しみながらやれるところがです。