

あれから4ヶ月。
下葉が縞で根もたくさんありますから元気なのでしょう。
縞から変わったばかりの木はまた突然天葉に縞が現れたりしますが
今の所その兆しはありません。


そのかわり、いかにも細い紺地が心細げです。
昔もっと紺地が広い、いかにも出来そうな木を見たことがあり
それが心に残っていて入手してみたのですが
この木がそこまで出世するのはちょっと無理かも。


仔は出たものの派手柄。
次に期待・・・、いや次も期待できないでしょうね。

とりあえず本体だけでも下葉が残っているうちにバリッとした姿に仕上げてみたいものです。



あれから1作。
葉繰りは2枚でしたが下葉3枚落ちました。

こんな感じで徐々に葉数が少なくなっていくのでしょうか。


柄は相変わらず片側覆輪で片側は派手・・・。
この柄にしては良く持ちこたえているといえるかも。
秋は柄が黄樺色っぽくなり棚では目立つ存在です。
自分的には金兜との見分けはほとんど付きませんが
金兜がこのぐらいの柄になれば枯れてしまいますから
やはりどこか違うのかななんて思ったりしています。

あれから1作。
前回も同じようなことを行っていますが
更に一回り大きくなったような感じです。

ほぼ全部開花株、成木になりました。
実生苗ですから一株ずつミズゴケに植えればもっと仔が出るはずですが
最初から木炭植えでしかも寄せ植えですからしょうがありません。

手間いらずとはいえ根が外に飛び出し鉢も汚れてきましたので鉢換えくらいはしなきゃ。


鉢から抜いてみると根はこんな風になっていました。
枯れ落ちた根は芯を残して中が空っぽになりますから
カビが生えるということは無く健全な根に害を及ぼすこともありません。


それをまた新品の3,5号鉢へ・・・。
またこのまま数年育てて根が入りきらなくなったら次は4号鉢が待っています。
ほとんど手を加えずにこのままあと20年は楽しめそう。
何しろこの葉面のザラザラが好きなものですから・・。

和泉牡丹
2013年10月23日 | 虎



あれから1作。
数えてみたら1枚半の葉繰りでした。

日強く締めて作っているからしょうがないのですが
その割には黄色の冴えがイマイチ。

根も多いし、株の勢いが良いためなのでしょうか。
思えばあの時の柄とアントシアニンの乗り具合は最高でした。
同じ株ですからいつでも再現できそうなものですが
それがなかなか難しいのです。
葉焼け一歩手前のギリギリで栽培しなきゃ黄色は綺麗に出ないのでしょう。
来年の楽しみが一つ出来ました。


抜いてみたら根がびっしりと鉢の形になっています。

今年少しやってみた吊り枠での栽培がなかなか良い具合でしたので
来年からもっと増やしてみることにしました。
ただ、吊り枠は上下2段のものを買いましたので
それに長生蘭鉢ではやや丈が長く、合わせて風蘭鉢型の素焼き鉢も購入。
しかしそれに植えようと目論んでいたのがこんな根ではどうやって押し込んだらいいのか。
ちょっとお悩み中です。



とりあえずは同じ形の鉢に入れました。

それにしても4作もしているのにあまり増えておらず、しかも木は痩せ気味。
なんだかばらけた感じになってしまいました。

枯れる雰囲気ではありませんから良く言えば品種の維持に努めているのかも。

でもやはり木炭を芯にして植えただけではもっと水と肥料が必要です。
もう少し姿良く育てる意欲が湧いてくるのを待つことにしましょう。



あれから1年6ヶ月。
ということはほぼ2作です。
昔の愛らしい姿はどこへやら、ボリューム満点になってしまいました。

これぐらいから作り直せばまた好みの姿に巡り合えるのかもしれませんが
そこまで気持ちは乗れないのが正直なところ。
まあ、これはこれで本芸な姿ということで見慣れるしかないのでしょう。

アチコチからアタリが顔を出しまた2作もすると印象がガラリと変わりそうです。


あれから1年と1ヶ月。
全部潰れずに育っていて根もたくさん出ています。
これなら全部株分け出来そう。

なんてことを思いながら手を出しかねています。
芯痛になったら美味しいこともあるものだということを忘れないためにも
しばらくこのままのほうが良いのかも。
あれもこれもと試してみたいのがあったりして。



あれから3作。
さすがに3年も経過すると枯れた葉の上に8枚積みあがり
その痕跡は消えつつあります。
が、この木は入手時の印象からすると葉姿がイマイチ。

作り直したほうが良さそうかななんて考えています。
揃った葉丈で素直な感じに育てるにはまだまだ修行が足りないようです。



ところでもう一鉢あるこちらの木。
姿は今後の修行次第として運良く仔が四方からポポポンと出てくれました。

うむ、これは美術株候補です。
自己主張の強い姿ですからあまり大株になってもどうかなとは思いますが
周りの仔が親木サイズになる頃にはちょっとした見頃かもしれません。
もちろん修行の成果が出ていればの話ですが・・・。



あれから3ヶ月。
今年はちょっとはまともに生育したようです。
それにしても癖のある品種です。
面白いので手にとって見る機会も多く
それでだんだん愛着が湧いてくるような気もします。


仔の葉は短いながらも芯痛にならず目出度いことです。

更にもう1本出てきました。

いつ姿が乱れるのか芯痛になるのかギリギリの芸といった感じですが
少しは懐いてくれたようで嬉しいかも。




あれから7ヶ月。
鉢底の穴や鉢の淵からわさ~っと根が伸び出していて
しばらく写真は撮っていない雰囲気でした。
鉢底の根が邪魔して置くと転がってしまいますから
しょうがなく鉢から抜いてまた入れ直し撮影。

そしてブログの過去記事を見てみたら春に同じことをやっていました。

力が有り余っている感じです。
芽数を数えてみたら17本。
これ以上根が繁茂したら株分けが困難になりますし
さりとて10鉢以上のスペースを作るのも大変。
悩ましいところです。

新月殿が出ないので良く増えるんですよね。



あれから4ヶ月。
この柄にしては結構生育旺盛で2枚近く葉繰りしています。
だんだん姿は良くなりつつありますが

まだこの格好ですから~

大好きな品種なのですが輝きを放つのは一瞬で
大部分は作り直しに費やしているような気がします。


その輝きを放っていたこの木は早くも途中の葉2枚が黄変。


天葉も少し派手になっているし仕切り直しです。
そこそこ増えますし伯青龍からも時折出るということで
常に10鉢ぐらいキープしていますからまだ余裕で見ていられるというもの。
もしこれが一本しかなくしかも物凄~く高価な代物だったら
胃のきりきりと痛む日々が続くかも

鳳凰殿
2013年10月14日 | 虎

あれから1作。
やはりウチの棚では葉丈が2割ほど短くなって生育しています。
全体がこの長さでまとまるのはまだしばらく先でしょうが
とりあえず葉数が多くなって根を隠し良い感じになってきました。
新仔も5本ぐらい付いたようです。
ず~っと昔に枯らしたのは品種が弱いせいかと思っていましたがそうでもなさそう。
単に腕が悪かっただけなのですね。



あれから5ヶ月。
そういえば今年の生育期にはリキダスをやってみたのでした。
その結果はというと下葉は落ちてないし天葉2枚は少し長くなってボリュームアップ。

新根もたくさん出ています。
見た目的にはちょっとの違いくらいですが
活力剤ですからこの程度の効き目で十分かも。

それともうひとつお伝えしたいのはこのミズゴケの状態。
春に植え替えたのみでその後一度も触っていませんが
ほとんど劣化していないようです。
もしかして水と肥料が少なかったのかも。

でもそれでこの生育振りですからまずまずとはいえましょう。
この状態なら来年は植え替え無しでいけるかもしれません。

しかもこれ一鉢じゃなく数百鉢がこの状態ですから
思った以上に目出度い事かも。



あれから2週間。
なんと花茎が伸びて蕾が膨らんできました。

今回は2花のようです。
めったに花芽の付かない萩宝扇ですが
咲けば普通花というのも面白いところ。
この種の針葉系で花の咲くのはほとんどありませんからね。
仔出しが終わってしまったのは残念としても
せめてこの珍事を愛でる事にしましょう。



あれから4ヶ月。
青海も花茎を1本伸ばしました。
しかし話し変わりますがよくよく見れば葉繰りは年に2枚行くか行かないか程度。
しかも下葉が同じくらい落ちますから姿もそれほど変わりなし。

まあ、液肥をやってもほとんど流れてしまうんでしょうから。
でも、これぐらいの株で現状維持なら御の字というものでしょう。
長~く楽しむには手間の掛からないのが一番です。

木炭植えにしてから5,6年、こちらも年季が入ってきました。