あれから3年。
一見代わり映えしないようですが画像で見比べると確実に大きくなっているようです。
それにまだあちこちから仔が出て芽数も増えています。
もう少ししたら4号鉢に入り切らなくなりそう。
花芽もたくさん付きますが全部咲かせるとその後の処置が面倒で
何個か残して摘んでしまいます。
が、いつかは満開の姿も見てみたいものです。
ところで青物品種は実生でそっくりさんがたくさん出回っています。
困ったことに混じるともう見分けがつかなくなっちゃうんですよね。
ウチではこの青海とか金銀羅紗なんかはまだ大丈夫ですが
玉金剛、大波青海などは混じってしまいました。
たぶん再入手は困難でしょう。
伝統園芸ですから昔からのオリジナル品は大切にしたいですね。
遺伝子的な面とか将来何かの役に立つかもしれませんので。
先日のヤフオクでは皆様のたくさんのご入札、ありがとうございました。
特に連れ合いが喜んでおります。
これを励みにまたがんばっていきたいと思っています。
特に連れ合いが喜んでおります。
これを励みにまたがんばっていきたいと思っています。
さて、青海はあれから一作。
木炭植えをする前のミズゴケ植えではなかなか根が良くならず
大株の限界を感じていました。
しかし木炭植えで根はかなり復活。
何しろ根腐れは皆無ですから・・・。
そして今年は木炭の代わりに中にピートモスを詰め込んでみました。
結果、あちこちから仔が出始め、更にパワーアップ。
たぶん今までが単に栄養不足気味だったのかもしれませんが・・・。
これが天辺の元親ですが一番の古木のはずなのにまだ若々しく仔を上げています。
次は葉重ねを良くすることが目標。
大株作りに限界はなさそうです。
あれから4ヶ月。
青海も花茎を1本伸ばしました。
しかし話し変わりますがよくよく見れば葉繰りは年に2枚行くか行かないか程度。
しかも下葉が同じくらい落ちますから姿もそれほど変わりなし。
まあ、液肥をやってもほとんど流れてしまうんでしょうから。
でも、これぐらいの株で現状維持なら御の字というものでしょう。
長~く楽しむには手間の掛からないのが一番です。
木炭植えにしてから5,6年、こちらも年季が入ってきました。
あれから2年弱。
なんと花芽が前回より1ヶ月早く伸び出しています。
今から真夏のような日差しでは今年の夏もまた暑そうですし、いつものように上作が期待できそう。
でも、畑は干上がって水遣りが大変です。
梅雨が待ち遠しい限り。
ところで風蘭は鉢が軽いものですから
ご飯茶碗を持つことが出来れば栽培できると言われています。
つまり死ぬまで出来る趣味。
でもこの青海はどんぶり飯ぐらいの重さになってしまいました。
いや、どうしようって今から心配することもないのですが・・・。
根も鉢から抜けないほど多くなり株には凄みさえ感じられます。
しかしここ数年は鉢換えと枯葉取り程度で手入れは超簡単。
それでもやはり年季を掛けただけはありますね。
青海はあれから半年。
株が大きくなると天辺付近の木の根は下へ届かなくなります。
つまりは宙に浮いた状態。
そしてだんだん葉が短くなったり黄ばんだりして枯れてしまいます。
中心が枯れた株は見られちゃ物じゃありませんから
それを防ごうとこまめに水遣りすれば今度は鉢の中の根が腐ります。
この株も3、4年前は鉢の中の根がそうなりました。
じゃあ、どうしたらということですが
全体が均一に乾けば問題ないはずということでこのように植えました。
そして木炭植えですからいくら水をやっても大丈夫。
首尾よく今年は鉢底まで根が届いたようです。
イマドキ、株分けしても手間賃にもなりませんからね~。
極力、株の維持に努めます。
花の画像はありましたが姿はあの時以来かも
一本立ちから育てて25年になります。
持っていた木の割り仔を子供が生まれたときの記念樹としたので年数が直ぐ分かります。
風蘭を始めたときから欲しくてたまらなかった品種なのですが
それでも5年経過しなければ買えなかったことを思い出します。
江戸文様の青海波(セイガイハ)にちなんだ名前で
そういえば当事のお年寄りはこれをセイガイと呼んでいました。
この株はその時々でバランスの悪い不恰好な形になったりもしましたが
幸か不幸か記念樹ですからそのまま作り続けていました。
そうしたら空間が仔で埋まり(混んでいる所に出た仔は潰れたのかも?)
なんとなくボールのように丸くなるから面白いものです。
これも植え替えにはかなり苦労してきましたが
木炭植えにしてからはずいぶん楽~になりました。
ただ木炭を当てているだけですからいわば自根を
コンポスト代わりにして生息するひとつの生命体のようで不思議な感じがします。
これで自己完結していますからこのまま水さえやっておけば
根腐れなく、葉痛みなく生育して
静かな海のようにつつがなく末永く棚にとどまってくれるのでしょう。
子供が生まれたときに一本外し
素立ちから株分けせずに育てました。
21年になります。
子供の年と同じですから
ボケても何年育てたか忘れることはありません。
で、次の子供のとき選んだのは雲龍の滝。
これはハデ子が出たり青が出たりで
株立ちは途中で断念。
考えてみれば当たり前の話で
たぶんその頃からボケていたのかも?
それはともかく何かの記念樹として
息の長い富貴蘭を選ぶのもなかなかオツなもの。
丈夫でそれなりに増え、大株に耐えられる
青物で飽きの来ない品種が良さそうです。
(失敗体験から)
もちろんその時のお気に入りであれば
その思い出も一緒に育ってくれることでしょう。
21年目になりました。
今までは小さな鉢に無理に押し込んでいましたから
乾きが悪いのか古根の痛みが早い感じでした。
それでなくとも大株になると株全体が浮き上がってきます。
それでだんだん生気がなくなっていましたが
今年入手した大鉢と煙突植え、竹炭のおかげで
また元気になってきました。
あと20年はこの鉢で大丈夫そうです。
ちょっと持て余し気味だった株が
この方法で更によく出来るとなれば
俄然、目指せ大株と力が入ります。