以前から気になっていましたが某アマゾンでセールとのことで買ってしまいました。
外棚栽培ですと電気代はかかりませんが
だんだん移動のための持ち運びが大変になって、夏も冬も蘭舎で栽培するようになると
扇風機、換気扇、石油ファンヒーターなどに頼るようになります。
快適な環境を作れるとはいえ電気におんぶにだっこ状態です。
そこで困るのが停電やブレーカーが落ちた時など。
復旧しても石油ファンヒーターや扇風機は止まったままですから再設定しに行くことになります。
真冬や真夏に気付かないままでいたら致命傷になりかねません。
そこで上の画像のポタ電。
UPS(無停電電源装置)付きというところに引かれて買ってみました。
そしてさっそく停電でも動き続けるのか実験です。
とりあえず石油ファンヒーターは止まらずに動き続けました。
しかし壁掛け扇風機は止まってしまいました。
UPSといっても0,01秒間は電気が止まるらしくそこに引っかかるようです。
因みに扇風機は KI-DC479という数年前に購入した現行品です。
かなり気落ちしつつ新蘭舎にある KI-DC335もテスト。
こちらは8台全部がUPSを効かせても止まらずに動き続けました。
以前調べたメモリー機能が功を奏しているのかも。
旧蘭舎のほうもこの扇風機に変えればこれからは安心かと思いきや
取扱説明書の最後のページにこんなことが書かれています。
20℃~30℃環境で使用って夏は暑いし冬は寒いし大丈夫かな~って不安は募ります。
とりあえず人柱で1年使ってみての結果報告ですね。
あれから10年。
今は夏作用の棚を解体しましたが、一時風蘭棚が3か所になりましたので
『きららミスト』を買い足しながら愛用し続けています。
穴が0,2mmと極細ですからミストとまではいかないものの柔らかな水流が心地良さげです。
ところが長所は短所にもなりうるもので穴が細かすぎるのか
水道管のさびや細かいゴミなどを良く拾います。
色々と掃除をしてみてもふさがった穴は開かず諦めて使っていました。
まあ、穴は全部で1200個もありますから数十個潰れても・・・
とはいうもののやはり水流は乱れますので気になります。
そこで最近、クエン酸で洗えばきれいになると何かで見ましたのでさっそく実行してみることにしました。
ヘッドだけ外してクエン酸液に漬け込み、洗い流したところビッカビカになりました。
・・・のが、上の画像です。
長年の悩みだった穴ももちろん全線開通、水はきれいな放物線を描いて風蘭に降り注ぎます。
気持ち良い水やりが出来れば風蘭も気分良く育ってくれるはずです。
ところで途中経過の画像がなかったので使い古した『きらら』も洗ってみることにしました。
普通の『きらら』は穴が0,3mmですからヘッドを外せば掃除出来ますが
これはヘッドが固着して開けられずかなり穴が塞がっていて使い物になりませんでした。
これをペットボトルに入れて
クエン酸をたっぷり降り注ぎ
お湯を入れてしばらく放置します。
そして取り出し水洗いしてから軽く磨くとなんとピカピカになりました。
固着したヘッドは取れませんでしたが内部もきれいになったようで
穴の目詰まりは完全に解消されました。
これは野菜の水やりにでも使いたいと思います。
と、ここで製造元の群南製作所を検索してみたところ昨年倒産したようですね。
残念ながらもう入手できませんのでお持ちの方はメンテナンスしつつ大事に使いましょう。
あれから1ヶ月。
全体の生育量は活発なのでしょうが小さな親木に仔が付き過ぎといった感じで
それぞれの生育はそれなりです。
でも、仔に新根が十分出てくれれば更に生育にも弾みがついてくれることと思います。
一旦、新根の伸びは落ち着きましたがほどなく再開してくれることでしょう。
この仔達も順調に推移すれば来年の今頃には入手した頃と同じサイズになっているかも。
最初の頃は小さくて儚げでびくつきながらのお付き合いでしたが
なかなかどうして強健で良く増えてくれる品種です。
希望者に行きわたるのもそんなに遠い先ではないと思いますが
そのちょっと前ぐらいまでは人気が続いてくれることでしょう。
ところで4本目の仔はもしや真鶴芸かと焦りましたがちゃんと紺地はあるようです。
まずはめでたしです。
あれから1ヶ月。
白深覆輪な仔の天葉は次の天葉が見えようかというほどの生長振りです。
もしこれが素立ちだったら生育面でかなり厳しそうですが
柄抜けの親木に育ててもらっていますから大安心。
大船の乗った気持ちでなんの気苦労もなくすくすく育つ様子を見ていられるというものです。
羆B
2022年06月19日 | 羆
あれから2ヶ月。
力が漲っているのか天葉は若干のガシを伴う葉肉の厚い逆反り葉となりました。
心配していたその次の葉の柄ですが半分は下の葉をトレースしたのか見えませんが
反対側はきれいな中透けでまずは一安心です。
下葉の柄はちょっと冴え過ぎかとも思うのですが
葉肉は厚いし紺覆輪も深めですからまずは大丈夫かと思います。
新根は今年もそこそこ出てストックはたっぷり。
そろそろお仔様などの良いお知らせが出来ればよいのですが~
羆A
2022年06月18日 | 羆
あれから1作。
その間の葉繰りは2枚とちょっとでした。
しかも天葉は間延びというよりも作上がりしています。
まだ小木でしたからキラキラとした柄までは冴えさせず、
紫外線と赤外線をカットしたストレスフリーの環境に置き
肥料や活力剤でご機嫌をうかがった結果かと思います。
花芽は取り去りましたがその上の葉元に次の花芽の出来る頃になりました。
木に力も付いてきたことですし果たしてそれが仔芽に変わるのか成果が待たれます。
あれから1作。
たった1年で驚くほど増えています。
出た仔の数を数えきれないくらい。
コリコリな姿のまま大株になったらさぞ楽しいことでしょう。
でも、バカッ葉な仔も出てますね。
時折見かける芸の抜けたような大きな木は別種かと思っていましたが
本芸の木からも出るとは初めて知りました。
この木から出る仔がまた本芸に戻るのか興味のある所ではあります。
あれから2週間。
附けが山型なので天咲き花です。
普通、豆葉の花は姿と比較して大きく見え
ややアンバランスかなと思っていましたがこれは極小花と言えます。
姿は舞鶴より一回り大きいのに花は一回り小さいので姿に良くマッチしています。
大株にして株いっぱいに咲いた姿を見たいものですが
なかなか仔が出ないし花も10年に1度咲くかどうかといった厄介な品種です。
とはいえ新たな仔は今のところ潰れずにいてくれているようです。
ここ数十年、価格の急上昇なんてほとんど経験ありませんでしたから
最近の一部の豆葉縞系の価格の急騰には戸惑っている方も多いのではと思います。
いわゆる買い負け。
日本に品物が無くなってから数少なったものを取り合いしても時すでに遅しといった感じです。
この木はたしか昨年の今頃実幸園さんから譲っていただきましたが今となっては超お買い得価格だったかも。
今まで手を出さなかった豆葉縞を初志から外れて買ったのはちょっと失敗だったかとも思いましたが
遅ればせながらあればあったでなかなか良いものです。
柄そのものはちょっと偏っていてそんなに良いものじゃありませんので
出た仔に柄は見当たりませんが
こちらの仔はちょっと期待できそう。
入手した時のお値段のつもりでいますからたまにしか見ませんが
今買ったとなれば毎日穴のあくほど見つめていそうです。
あれから9ヶ月。
今年の冬越し2大失敗作が先日の清涼殿とこの木です。
親木の中間の葉が2枚落ちてしまいました。
この仔も生気がなく何れ枯れ落ちそう。
どうせ休眠しているのですから冬越しの温度が2℃でも5℃でも大して違わないような気もしますし
10℃以下にはしないという方もいますし何やらめんどい事です。
やらかすとそれを教訓に気合は入るのですが
良くなってくると油断するという行ったり来たりの繰り返しです。
それでも気になって植え替えてみたら長い元気な泥根が1本出ていました。
その泥根の出どころはこの木。
そういえばボロい親木と比べやけにハツラツとしています。
泥根も出たことですし分けてみたいのですが外したら親木がダメになりそう・・・。
悩みどころではあります。
6年前、蘭舎に設置した扇風機が一台また一台と動きを止めています。
通年連続稼働させていますので単に寿命かもしれませんが
縦に置くものを横にして使っている影響がないとも言い切れません。
そこで交換する際は普通の家庭用壁掛け扇風機にしてみました。
選んだのは湿度の高い蘭舎で8年通年連続稼働していてまだ現役なこのメーカーの製品です。
別に他のメーカーでも良いのですが通年連続稼働させますので
電気代が安いといわれるDCモーター付きは当然として、
自動オフなる余計なお世話機能の付いてないことが必須条件となります。
以前、他のメーカーのものを4台購入したら10時間で勝手に止まり
室内ならまだしも蘭舎では使い物になりませんでした。
こんな機能持ちの機種は意外に多く存在しますので買う前に良く調べましょう。
話は戻ってたまたま買ったKI-DC335という機種がなかなかの優れもの。
なんと電源を切ってまた入れると風量や首振りなど
直前で設定していた通りに動くメモリー機能付きでした。
水やりの際、風でノズルの水があらぬ方向に飛びますから
扇風機の電源はリモコンで切るのですが
20台くらいありますのでまた電源入れる際、リモコンでの再設定はすごく面倒です。
以前購入した羽の大きな機種は首振りや風量など再設定しなければなりません。
そこでもしかしたら全部が仕様変更になっているかとメーカーに問い合わせたところ
DCモーター付きの壁掛け扇風機でメモリー機能があるのはこの機種だけとの回答でした。
全部にこの機能を入れればいいのにと思いつつ、それでもだいぶ便利になりました。
電源ボタンを1回押すだけで済みますのでね。
通年連続稼働させていますので単に寿命かもしれませんが
縦に置くものを横にして使っている影響がないとも言い切れません。
そこで交換する際は普通の家庭用壁掛け扇風機にしてみました。
選んだのは湿度の高い蘭舎で8年通年連続稼働していてまだ現役なこのメーカーの製品です。
別に他のメーカーでも良いのですが通年連続稼働させますので
電気代が安いといわれるDCモーター付きは当然として、
自動オフなる余計なお世話機能の付いてないことが必須条件となります。
以前、他のメーカーのものを4台購入したら10時間で勝手に止まり
室内ならまだしも蘭舎では使い物になりませんでした。
こんな機能持ちの機種は意外に多く存在しますので買う前に良く調べましょう。
話は戻ってたまたま買ったKI-DC335という機種がなかなかの優れもの。
なんと電源を切ってまた入れると風量や首振りなど
直前で設定していた通りに動くメモリー機能付きでした。
水やりの際、風でノズルの水があらぬ方向に飛びますから
扇風機の電源はリモコンで切るのですが
20台くらいありますのでまた電源入れる際、リモコンでの再設定はすごく面倒です。
以前購入した羽の大きな機種は首振りや風量など再設定しなければなりません。
そこでもしかしたら全部が仕様変更になっているかとメーカーに問い合わせたところ
DCモーター付きの壁掛け扇風機でメモリー機能があるのはこの機種だけとの回答でした。
全部にこの機能を入れればいいのにと思いつつ、それでもだいぶ便利になりました。
電源ボタンを1回押すだけで済みますのでね。
あれから9ヶ月。
といっても何鉢か棚にありますのでこれは別の木のようです。
ところでいつもは夏の柄の冴え始めた時期などに紹介するのですが
先日の建国宝にように柄は冴えなくても新根のきれいな時期という事でしてみました。
それでも四国並みの加温が功を奏したのか今の時期でもそこはかとなく柄が見えています。
今の時期でこれぐらいなら夏はもっときれいな冴えを見せてくれるかもしれません。
と、それはさておき今年は仔出しが活況です。
こんな出方をする木があちこちに見られますから数年後には恐ろしいことになりそう。
昨年までの3年間ぐらいは薄い液肥と木酢しか与えておらず見るべき成果は何もありませんでした。
今年からは各種活力剤を与えていましてそれの効果があったという事でしょう。
ただし、各種ですから何が効いているのかは不明です。
あれから8ヶ月。
本来仔出しの良い品種ですし空き家は売るほどあるという事で
早速仔が顔を覗かせています。
こちらは柄抜けのようですが
こっちには素敵な柄が入っているようです。
拡大してみてもなかなか楽しみな柄のようです。
もう一個の仔の柄は果たしてどうでしょうか。
親木が半柄状になってテンション下がり気味ですが
なかなかどうしてまだまだ楽しめる木ではあります。
あれから2ヶ月。
今までは何とか三光中斑っぽく推移していたのですが
とうとう天葉で完全中透けの神威の光になってしまいました。
見ている分にはきれいなのですが短くて伸びない白根ばかりになってしまうと
急速に木勢が衰えてしまうんですよね。
まあ、元々樹勢の強い品種ですから急にそうなるという事はないのですが
それまでにせいぜい良い仔に恵まれたいとは思います。
樹勢が強いといえばこの木を取った親木ですが
それから出た仔が凄すぎます。
普通はかわいらしい葉が何枚が出た後、ようやく長い葉が出てくるものですが
この仔はいきなり親木サイズになろうとしています。
上の方から出た仔ならではというところでしょうか。
この調子でどんどん増えてほしいものです。
あれから3年と7ヶ月。
久し振りに手に取って見たらずいぶん見違えていました。
そこで思わず植え替えて撮影です。
ずいぶんと仔が出てにぎやかですが
よく見るとまともな柄は以前と変わらず親仔2本のみ。
以前から派手な仔は剪定しながら育てていましたが
眺めてみると結構綺麗なので今回は根負けしそうです。