あれから1ヶ月ちょっと。
親木は天葉に附けがようやく見えたくらいで遅々とした成育振りです。
しかも短めですし~。
それに引き換え新根は四方に伸び放題。
とりあえず力の割り振りはこちら優先なのでしょうか。
根に引っ張られて木が傾くほどの伸びっぷりです。
新根が十分に伸び切った頃から天葉の成長スピードが増すのかもしれません。
それでも仔はそれなりに・・・。
それに3本目の仔まで見つけてしまいました。
こんなに増えちゃってよいものかとも思いますが
斑入り豆葉に興味のない男がイチコロになるほどの芸ですから
これは全然ではあります。
先日の出雲宝扇とともにやってきた極矮性豆葉で
ラベルには小畑とありました。
鳥取県青谷町小畑地区で発見とのこと。
こちらではまだ1作ですが平成20年以前に見つかったとのことで
この木はこれでも10年以上の歳月を経ています。
一見、黒真珠のようにも見えますが大きさはそれの半分ぐらい。
このタイプの豆葉としては小ささ、愛らしさ共にピカ一です。
それに花が咲くとしたらどんな花が咲くのかそちらのほうも楽しみです。
阿波牡丹
2021年04月28日 | 虎
あれからちょうど1年。
ウチの棚は紫外線がない影響か全体的に冴えたルビー根にはならないのですが
そんな中にあってもこの品種はきれいな根を伸ばしています。
外棚で育てたならさぞかし深紅のきれいな根なんだろうなと想像してしまいます。
ただ昨年、新根が沢山出たせいか今年は継根主体といった感じ。
それにしてもきれいな根に汚い鉢はいかがなものかと植え替えてみました。
そしたら今度は鉢やミズゴケはきれいになったものの根が見えなくなってしまいました。
やっぱり新根が動き出す前にちゃんと植え替えるべきなんでしょうね。
それでも行きがけの駄賃でちゃっかり株分けです。
そのうちどっかでお目見えするかも~
あれから7ヵ月。
生育開始という事でこちら側にも予定通り仔が出て
徐々に株立ちへの道を歩み始めています。
よく仔出しのコツを聞かれるのですが、とりあえず株立ちを買うというようなお話は別にして
まず手始めに葉数、根数の多い木勢良い大きな親木を用意すること。
無ければ自分でそこまで育て上げるしかありません。
その準備が出来たら花芽予定位置から仔を出すスキルを使い上の方に仔を生じさせること。
そしてここまでくれば大チャンス。
上から出た仔には親木の養分が集中しドーピング状態を数年維持しますから
その間、仔に仔を生じてあっという間に大株となるわけです。
今回の状態もその例に漏れずといったところでしょう。
あれから1作。
なかなか天葉が動かず芯痛かなと焦りましたが
しばらくしてようやく短い葉が出てくれました。
今年は通常の作に戻ってくれそうです。
そして親木が生育を休んだ分、栄養が仔に向かったのか
極小の仔にも関わらず更に極小の仔を生じています。
引き合いの多い品種ですからこれは嬉しい限り。
でも慌てて外してしまえば親木からは二度と仔が出ないような予感しかしませんから
せめて5年ぐらいはこのまま様子を見てみたいものです。
5年後も健在でいたいものですね。
あれから8ヵ月。
今年も無事に越冬し生育を再開しています。
植え替えてみましたら相変わらずルビー根ばかりで根は心許ないのですが
今出ている仔達が新根を降ろせばまた賑やかになってくれるのでしょう。
それでも親木からきれいな新根は出ていますし
昨年出た仔も葉繰り良く元気いっぱいです。
ちなみに下の仔の葉繰りは年1枚、親木で1枚半でした。
これから成長スピードが増すにつれて柄も白く輝き楽しませてくれることでしょう。
あれから 7ヵ月。
下葉1枚がポロリと落ち、肝を冷やしましたが
どうやらそれだけにとどめてくれたようです。
天葉はするすると伸びて間延びしそうな勢い。
でも木勢が付いたというべきなのでしょう。
まだ葉幅は引いてきませんが~~
しかしその余波でアタリも2つ3つ。
こんな若木の初仔ですからユウレイが定番なのでしょうけど
やっぱり期待してしまいます。
あれから7ヵ月。
親木の下葉が2枚落ち、自棚から出た葉のみとなりました。
少し小振りな姿にはなりますが締まって葉肉を盛るためか
たおやかな湾曲葉となりこれが自分的には好みの姿ではあります。
紺地たっぷりの仔のほうはそろそろ外し頃かも。
今年も木勢は良さそうで新根がたくさん出てくれました。
あれから1年。
今年の冬は雪が多くて蘭舎に日が差し込まず
その分いつもより根の動き出しが遅れたようです。
それでも伸び出してしまえば直に追いつくことでしょう。
葉のほうはアマミですからもっと大きくなるのではと思っていましたが
どうやらこちらの棚ではこれぐらいが限界のようです。
仔は親木と比べれば小さいのですがそれでも芸はけっこうな迫力。
葉の大きさも1作で親木に追いつきそう。
と、ここまでは生育も増えも順調でいくらでも増えると思ってしまいそうですが
昨年のアタリはいまだにこんな感じです。
こんな芸ですから生育できずに潰れてしまうことも多いのかもしれません。
羆B
2021年04月21日 | 羆
あれから1ヵ月。
山のようにあった雪もすっかり消え今は桜が満開です。
そういえばブログも1ヵ月ぶりでした。
その間、何年も植え替えてない鉢をひっくり返して
クリプトモス植えに切り替えてきましたがそれもようやく終わりました。
ガレた大株ばかりでテンションが上がらず厳しい修行ではありました。
昨年植え替えたのが今年はまだ出来ていませんが
新根が伸び出しましたのでどうしようかといったところです。
さて羆ですが新根が出て次の天葉も顔を覗かせご機嫌そう。
少しこじんまりとはしていますが葉肉厚く締まった姿で
柄もオレンジを感じるほどの極黄色。
もともとはシンプルな姿が真骨頂の富貴蘭ですから
1本立ちとはいえ無駄を排した緊張感あふれる姿に心が洗われます。
と思ったりするのは藪立ちの一般品種ばかり植え替えた反動かも。