あれから11ヵ月。
昨年は春に植え替え
秋にもう一度例のアレで植え替えましたら
それが原因ではないかもしれませんが
今年は内、外共に新根がかつてないほど出て盛り返しました。
バラバラに株分けせざるを得なくなったらどうしましょうと
頭を抱えていましたがこれでまだしばらくは回避できそうです。
ところでこんなお手本がありますから真似て他に何鉢かあるのを寄せ植えしてみました。
10年経てばひとかたまりになって違和感もなくなりそう。
好きな品種ですから安いとついつまみ食いしてしまいますが
長く維持するための鉢数減らしにはもってこいです。
あれから1年と9ヶ月。
その間、下葉がバラバラッと落ちたり中の根が傷んでいたりと散々。
もう盛りは過ぎて散るのみなのかなとあきらめムードでしたが
ばらすにはもったいないので気を取り直して植え替えてみました。
幸い新根はたくさん出ていましたのでまた盛り返してくれるかもしれません。
以前出ていたアタリ状態の仔は2作でこの程度。
確かにこの生育の遅さですから
いつも代わり映えしない姿なのも頷けるところです。
そして姿が激変するのは作落ちした時ぐらい。
そうならないよう努めたいものです。
あれから11ヵ月。
今年は全国大会で賞をいただきましたので
もうお披露目することもないでしょう。
とはいえこの株はまだ発展途上。
天辺の元親は元気ですし十数枚葉重ねした木の株元から仔が・・・。
こんな仔が今年は5~6個出ています。
元親の元気が無くなったらアウトですが
それまでまだ十年は大丈夫かも。
ところで舞鶴は一般的に古木になると軸が湾曲しやすく
それが株ではあっちに曲がったりこっちに曲がったり。
なかなかバランスの取れた株立ちには仕上がり難いという話を聞きました。
お気に入りの舞鶴があると小さいのでも欲しくなるもので
交換会などでちょくちょく拾ってきましたが
そんなのを見ていてふと気が付きました。
どうも軸が湾曲するのは最初からそうなっているようです。
仔沢山のかわいらしいものでも株立ちになったら姿作りに苦労しそう。
一方、真直ぐに育つのもありますのでタイプが違うのかどうかは分かりませんが
そんなことを心の片隅に置いて選んでみるのも楽しそうです。
あれから10ヶ月。
あまり代わり映えしない姿とはいえ
それぞれの木が2枚葉繰りして下葉が何枚か落ち
全体としてそれなりにボリュームアップはしているようです。
しかし普通に育っているようでその普通がなかなか大変。
横から見ると根っこばかり目立ちますが
新根は大切ですから切らずに株の間に収め、正面からは見えないように・・・。
こんなに根があってもどこか少しでも根腐れさせれば下葉がバラバラ落ちて
株立ちとしてはジ・エンドとなってしまいます。
植え替えしてみたところ、根はこんな感じでした。
これが元気さの源泉になっているのでしょう。
植え替えも非常に楽チンでした。
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお付き合いをお願いします。
世情は相変わらず騒々しかろうと思いますが
それを横目に風蘭三昧で行ければ幸せです。
今年は新たに蘭舎を建ててそれに伴い鉢数を増やすべく
思いっきり株分けを楽しみたいと思っています。
少しはリリースする体制を整えなくては。
本年もよろしくお付き合いをお願いします。
世情は相変わらず騒々しかろうと思いますが
それを横目に風蘭三昧で行ければ幸せです。
今年は新たに蘭舎を建ててそれに伴い鉢数を増やすべく
思いっきり株分けを楽しみたいと思っています。
少しはリリースする体制を整えなくては。
さて舞鶴はあれから8ヶ月。
ほとんど姿に変わりはありませんがそれでも2枚の葉繰り。
それに木炭片をつっかえ棒にした軸の矯正も功を奏しました。
葉と違って軸を直すのには一作ほどの時間を要するようです。
こんな感じで少しづつ風格を増していくのでしょう。
どこから見ても一本一本見ても好ましい姿。
さすがは舞鶴、やっぱり豆葉として特級品ではあります。
・・・安くなっちゃいましたが・・・。
しかし、逆に誰でも姿作りに挑戦できるのは喜ばしいことかと。
数十年一鉢のままで大丈夫ですから
この舞鶴と共に自分史を刻んで欲しいものです。
冒頭に株分け宣言をしましたが
もちろん舞鶴は株分けして増やして楽しむ品種ではなくなりました。
ところでこんな増えない舞鶴に、昨年は仔が三つ付きました。
以前、てっぺんの元親に仔が出てから早5年。
その仔から2本出ています。
しかし、根が邪魔くさそう。
うまい具合に株の間から顔を出してくれればよいのですが・・・。
そしてずっと下の木の更に下からから一本。
ミズゴケに埋まりそうですから果たして育ってくれるかどうかです。
こんな感じの増え方であればこそ
それぞれが素立ちのまま軸太く姿良く育つのでしょう。
今年も葉痛みさせずに育てたいものです。
ところで当ブログに英語版があるとか。
富貴蘭と戯れる日々はEvery day I play with Fukiranと言うんだとか
羆はたしかにBrown bearだわとか、たまに見ると面白いです。
ただしこの文章がアッチに通じているかは定かではありません。
さて、5月です。
このところ毎日毎日晴天に恵まれています。
しかし蘭舎の中は春爛漫・・・を通り越して真夏の暑さ。
扇風機と換気扇はフル回転です。
こうなれば電気代がもったいないので外棚に出したいのは山々ですが
季節はまだ5月の上旬。
明け方、冷え込まれたらアウトですからもうしばらくの辛抱です。
朝外に出し、夕方取り込むことが出来れば理想ですが
数が多いのでそれはちょっと無理な相談ですし。
このところ毎日毎日晴天に恵まれています。
しかし蘭舎の中は春爛漫・・・を通り越して真夏の暑さ。
扇風機と換気扇はフル回転です。
こうなれば電気代がもったいないので外棚に出したいのは山々ですが
季節はまだ5月の上旬。
明け方、冷え込まれたらアウトですからもうしばらくの辛抱です。
朝外に出し、夕方取り込むことが出来れば理想ですが
数が多いのでそれはちょっと無理な相談ですし。
舞鶴はあれから10ヶ月。
軸がくっ付き過ぎていたりして間が悪く全体のバランスがイマイチで
何とかならないかといつも思っていました。
以前は竹串で修正を試みましたが軸の曲がりまでは直せませんでした。
見た目の悪さに耐え切れず早々に外してしまうせいでもありますが・・・。
そこでふと思いついたのが手元にあった木炭片。
これを適度な大きさに切り、木の間に挟みこんでみました。
これが自分的には大ヒット。
てっぺんの親木はしゃんと真っ直ぐに立ちそれぞれの仔の間合いも絶妙で
福々しい株立ちに仕上がりました。
上から見ても木炭は目立たないので違和感を感じることもなく、
通年このままで過ごせそうです。
仔もこんな感じで何個か付き、ちょっと寂しい空間を埋めてくれるでしょう。
まだまだ持ち崩すことなくパワーアップが期待できそう
ということで毎日手にとっては眺めています。
それにしても使える材料は手元にあるのに
気付かずにやり過ごしてることって多いのでしょうね。
あれから半年。
特に代わり映えしませんが今年はアンコを木炭からピートモスに変えています。
そのせいかはわかりませんがなんとなく新根はたくさん出たような気がします。
もともと健全な古根がたくさんあると新根はそんなに出てこないもので
それもあって姿が崩れず綺麗に葉が積み上がります。
しかし、全体が古木化しますから新たな仔が出ないところは痛し痒しで
そこにほんの少しでも新風を吹き込めればと思っています。
空き家がなくなるほど花芽は付きますが一応1個だけ咲かせて見ました。
思えばこの株に関しては花芽を摘んだからといって
その分、仔が出る訳ではなさそうですが。
いつかは株一杯に咲かせてみたいものです。
あれから半年。
今年はまたミズゴケ植えに戻しましたが
特に徒長する風でもなく普通に育っています。
新たな仔出しもなくこちらも普通。
しかし大株にしますと増えすぎて株が込み合い
徒長して持ち崩すのが大半ですから
増えないということはあながち欠点とはいえないかもしれません。
思い出したようにそこそこ増えるこの木は
株立ち作りを目指すうえで絶妙のポジションにあるのでしょう。
お値段が高い時には株分けする気にもなったでしょうが
今はその気も起きない値段ですからその辺も幸いしています。
20数年で素立ちからこれぐらいになりますから
まだ先の長い若い方は一鉢挑戦されてみてはと思います。
株分けして増やしたり、買ったり売ったりすること以外の楽しみを見出せるかも。
あれから3週間。
軸を捻るのですからどうかなと思ったのですが
竹串を外してみたところ、どうやら矯正しているようです。
気休めみたいなものですがなかなかいい感じ。
そういえば今は花の真っ盛りで棚に居ると香りがぷんぷん漂っています。
あれから4ヶ月。
株立ちになると代わり映えしないものですから
なにかイベントを無理やり作ったりします。
ということで正面から見ると天辺の親木があっちの方を向いていましたので
こっちのほうに向けるべく矯正中。
ちょっとそっちに向け過ぎた感はありますが
竹串を外せば少し戻りますからこれでちょうど良いかもと思った次第。
それはともかく根上の葉重ねは片側十数枚。
途中の軸からはまず根が出たことはありませんので
作を重ねるほどに葉姿の良くなる品種ではあります。
盆栽的に育てるには最適。
富貴蘭の品種は数多くあれど数十年一鉢のままで楽しめるものはそんなに多くはありません。
というかほとんど数えるほどしかないかも。
あれから4ヶ月。
2ヶ月間、水遣りしていませんでしたが
根の多い株立ちということなのかほとんど皺は引きませんでした。
ミズゴケ無しで植え込んだ状態がすっかり板の付いてきたものの
国産ミズゴケの塩梅がなかなか良く、方向転換してそれで植え込んでみました。
棚で育てている分には平気でも展示会に出すとなれば裸の根は哀れを誘うかも。
要は水加減ですからどちらでも大丈夫といった感じです。
徒長させないよう気を付けなければと思っています。
あれから4ヶ月。
2枚ほど葉繰りしているようです。
とはいってもこんな株ですから姿に変化はありませんが
変わりないことが一番の幸せです。
この株は木炭、竹炭植えで2作、すっかり板に付いてきた感じです。
もう植え替えの気苦労や根痛みの心配をせずにこのまま数十年棚に置いて置けそうな気がしています。
ところで写真は照明の向きを変えたりフラッシュの角度を変えたりして
一鉢に付き数十枚撮り、それも手間ですが更にその選別には一苦労。
だんだんどれが良いのか判らなくなってなってきましたのでとりあえず最終選考に残った正面3枚してみました。
せっかくよく撮れたのに捨てるのもったいなくって。
最近したばかりなのに忘れてまた写真を撮っていました。
画像を削除するのがもったいないのでまた。
あれから1ヶ月ですが天辺の親木にようやく次の天葉が覗き始めたところです。
いつもながらゆっくりした成長速度ですが根の伸びは速いようです。
ミズゴケを使わず木炭植えにしてから2作目。
更に根の量が増えたら次は4号鉢を使わなければならないかもしれません。
そのくせ芽数は増えてくれませんが。
初夏のような暖かさから一転、気温は急降下です。
ようやく開放された股引をまた引っ張り出して履き直しです。
風蘭のほうは外に出したい誘惑を抑えて正解でした。
明け方の気温が5℃まで下がるとせっかく伸びた根がまた止まってしまいますので・・・。
外の風に当たったほうが風蘭も気持ちよいと思うのですが
もう少し扇風機の風で我慢してもらいます。
ようやく開放された股引をまた引っ張り出して履き直しです。
風蘭のほうは外に出したい誘惑を抑えて正解でした。
明け方の気温が5℃まで下がるとせっかく伸びた根がまた止まってしまいますので・・・。
外の風に当たったほうが風蘭も気持ちよいと思うのですが
もう少し扇風機の風で我慢してもらいます。
舞鶴はあれから1ヵ月半。
少し生育を始めました。
新根もこれからもっとたくさん出てくれることでしょう。
葉姿や根のかたまり感がなんともたまらない魅力です。
でも、根がむき出しですからもうどこへも持って行けなさそう。
そういえばもうすぐ全国大会ですね。
あれから8ヶ月。
無事冬を越し、春の目覚めを待っているところです。
昨年は新根がたくさん出て古根もほとんど落ちず
根のボリュームは更に増しています。
今年は葉のほうが元気に育ってくれそう。
さすがに仔出しはままなりませんが
さりとて株分けする理由も見当たらず
この姿でどこまで維持できるかといったところです。
そういえば素立ちから育てて16年経ちました。