あれから9ヶ月。
昨年は涼しくなってから伸びだしたものが開花してくれました。
思うに水吸いが良くない品種で暑い盛りでは開花に至らないのかも。
ということで今回は少し早めに加温したせいか早くも花芽が動き出しています。
6月ならばまだ明け方涼しいし湿度も高いので
これは開花してくれるかもしれません。
咲かない原因がわかって毎年花を楽しむことが出来れば
この品種もまた見直されるかもしれませんね。
それにしても花芽だけはよく付くこと。
あれから1年と4ヶ月。
なかなか調子の思わしくない木でしたが
ようやく木勢が向上してきました。
この品種の花は蕾の間、紺覆輪で見ごたえがあります。
根も最初の白からルビーに変身。
まさに嬉しい限りといったところです。
が、以前のこじんまりとした姿のときは柄が結構残っていて
これは別系かと思うほど綺麗だったのが今はその面影がぜんぜんありません。
痛し痒しといったところかも。
駿河牡丹
2013年05月30日 | 虎
あれから5ヶ月。
なにか縞物が派手一色になった感じのボーッとした地合。
姿は力強い立葉ですが取り立てて特徴はなし。
と、特に取り柄はなさそうな品種ですがさにあらず。
やはり評判通り根色のすばらしい品種です。
建国殿などでは途中で根色の薄くなる時期があったりしますが
これは最初から仕舞いまで濃いルビー根を維持しています。
更に太くてよく伸びる根です。
一点豪華主義みたいなものですがその一点がすばらしいので
やはり棚に置いてよかったなと思える品種ではあります。
他と見比べるためのルビー根のベンチマークとして最適かも。
あれから8ヶ月。
一昨年の冬に下葉をバラバラ落としてから
作にはそれなりに気を使っています。
今は求めやすい価格になったとはいえ、やはり往年の大銘品。
少し気難しさも持ち合わせているようです。
とはいえこの親木は30年近く棚に居座る古木ですが
いまだに若々しく毎年のように仔を上げてきます。
上の仔は花芽になるつもりが無理やり仔に変わったという感じで
今のところ遅い成長です。
しかし花茎が伸びだす時期を迎えればあっという間に葉数を増やしそう。
大仔は片側がちょい派手気味。
しかも少し下向きになっていますので株分けすることにしました。
親木はすっきりした姿に・・・。
脛齧りが居なくなりましたのでまた葉幅を引いてくれそうです。
仔のほうも根は長い根2本、新根が2本とちょうど割り頃。
良いタイミングでした。
仔は全部とは言わないまでも2本は紺地のある木に育ってくれそう。
ここから紺地が完全になってくれることを期待しましょうか。
あれから半年。
にぎやかそうに見えますがまだ1本立ちです。
と言っても入れて1年経っていませんから
そんなに急に仔は出ないとしたものでしょう。
それよりも意外だったのはルビー根。
じぇじぇじぇ~。
結構芸達者なんですね。
ルビー根が出るということはちょっと弱い品種かもしれないと気を引き締める自分でした。
あの時、実験とばかりに発泡スチロールの箱で越冬させたのが運の尽き。
結局、かなりの株を痛めてしまいました。
その中の一つがこの宝熨斗。
天葉一枚残すのみのバラバラ事件でした。
そこから5作。
ようやくここまで回復しました。
富貴蘭を始めた頃の思い入れのある木ですから
ここまで育ってくれたらもう可愛いと言うしかありません。
それに今年はあれのおかげか何やら調子もよさそうですし~。
と、まだ言ってるし~
それにしてもこんなことをやっていると数十年はあっという間。
息の長い趣味ではあります。
先日の全国大会で入手した錦紺冠。
命名者の荷でしたからたぶん・・・じゃなくてマジ本物でしょう。
富貴蘭では意外に少ない紺覆輪品種。
しかもこの品種は紺覆輪とベースのメリハリがはっきりしていて
えもいわれぬ魅力を醸し出しています。
遅ればせながらこれに魅力を感じるとは年取った証拠かも?
最後は石なんか磨きながら日々過ごすのかな。
と、自分のそんな姿は想像すら出来ませんが~。
あれから2年。
どうせ寄せ植えですから2鉢に分けてみました。
一旦根腐れさせてしまうとなかなか腐敗菌と縁が切れないのか
いつまで経っても良い根が出来なかったのですが
今年はどうもかなり機嫌が良さそうです。
それもこれもあれのおかげかななんて思っています。
(ある筋から入手難になるから宣伝してくれるな~と釘を刺されていますが~)
とりあえず作に目処が付きましたので以前の株立ちを目指してがんばりたいところですが
1本づつ植えるにはちょっと本数が多すぎるかも。
まあ、良い姿に仕上げたらそれなりに貰い手も出てきてくれるかもしれませんね。
全国大会では富貴蘭愛好家の皆様とのうれしい出会いがありましたし
立派な富貴蘭をたくさん見ることが出来て有意義な日々を送ることが出来ました。
会を設営していただいた皆様、ありがとうございました。
さあ、来年は四国、今から楽しみです。
立派な富貴蘭をたくさん見ることが出来て有意義な日々を送ることが出来ました。
会を設営していただいた皆様、ありがとうございました。
さあ、来年は四国、今から楽しみです。
玉錦はあれから半年。
20年育てていてもなかなか大きくなれないし
下葉の落ちるのも早くて少々持て余し気味でした。
ところが今年の作はちょっと違います。
天葉がしゃんと立ち上がり一回り大きく育ちそう。
富貴蘭讃歌さんがリキダスを取り上げていましたが
早速やってみた効果があったのでしょうか。
なにやら効きそうな活力剤は異常に高かったり
入手が面倒だったりするのですが
これはホームセンターなどでいつでも入手できるところがです。
10ℓぐらいの業務用がないかネットで探しましたが見つけられませんでした。
そういえば玉鶴も半分は枯れましたが残ったのは青の仔が付いているせいか元気です。
羆とはいわないまでもその10分の1の値段でも付いていれば
枯らすまいと手を変え品を変え一生懸命育てるのですが
どうせ枯れるだろうという目で見ていますから
やはり結局はだめになってしまいます。
昔、玉鶴の立派な株立ちを見たことがありますが
当時、玉鶴は枯れないと信じられていましたし
値段も高価でしたから手塩にかけて育てていたんでしょうね。
やはり、信じることが第一歩かも。
あれから1ヶ月。
止まったかも~と心配していた次の天葉も伸び出し
まずは一安心です。
そんな親木の負担を減らそうと早くも新根を出した出来の良い仔です。
その仔の天葉もようやく顔を覗かせました。
紺覆輪白中透け。
糠喜びは禁物ですがこの柄で確定してくれたら嬉しいことです。
今年の春は外は寒かったものの蘭舎の中の温度を少し早めに上げ
生育の立ち上がりを2週間ほど早くしてみました。
年間で葉半分ぐらいの生育差となるはず・・・ですが果たして・・。
この木も秋にはどこまで生長してどんな風になっているのか
いつまで経っても楽しみは尽きません。
あれから3ヶ月。
葉繰りがイマイチなのは仔の根に栄養を取られているせいかも。
それが一段落する初夏の頃には葉の生育が旺盛になってくれることと思います。
それにしても仔はあっという間に5本立ち~。
孫仔に更に仔が付けば大株立ちの促成栽培といった感じかも。
なんか反則技っぽい気がしないではないですが
大株に仕立てるにはこれが手っ取り早いというか
最初の取っ掛かりをこれにするしか手がありませんです。
あれから2ヵ月半。
膨らんだアタリが花芽にならず目出度く伸びだしました。
そしてこれも願いが通じたのかハッキリとした柄が入っています。
これぐらいなら株の中のアクセントとして十分に目を引きます。
それにしてもさすがは黒牡丹、柄の進化は早いものですね。
最近、人気がうなぎのぼりなのも頷けるところです。
あれから2ヵ月半。
次の天葉が半分近く伸びています。
その天葉ですがなんと最上柄で出てきました。
昨年までは柄がちょっと偏っていて何だかなあと思っていたのですが
そんな気持ちが通じたのでしょう。
こちらの仔は上柄になりそうですし
こっちはどちらへ転ぶのかわからない柄。
今年は手に取る機会が多くなりそうな気がします。
あれから5ヶ月。
元気な新根を伸ばしてきました。
昨年も確かルビー根しか出さなかったはず。
2年続けてルビー根率100パーです。
飛び切り良い柄ではありませんがどこかが違うのでしょう。
それともたまたま?
2個とも花芽だと思っていましたがここまでくれば下は仔芽と判断できます。
早めに摘んでしまわなくて良かったです。
そしてパイナップル芽で出た木ですから
花芽下にはまだアタリがたくさん残っています。
木勢と相談しつつ、順次芽吹いてくれることと思います。
親木の芯が止まったりして御難続きの木でしたが
これからは目いっぱい楽しめそうです。
あれから3ヶ月。
昨年の6月下旬で根の伸びがこんなでしたから
それに比べて今回は至極順調そうに見えます。
一鉢で黒牡丹縞、金牡丹、金牡丹黄縞と3種類揃った
楽しくもにぎやかな株立ちです。
これは前々日の予約投稿ですが
大会に出品したこの鉢が果たして何か賞を頂いているのか
はたまた圏外に去っているのか楽しみなところです。