あれから1年と3ヶ月。
羆の光という先入観からか親木の天葉がこれだけ派手になると
そろそろヤバそうと思ってしまいます。
でもこの別品の踏み止まり感は半端なくそれが紺地を戻した仔に現れています。
親木も同様にそろそろ復活してくれるのではと期待しています。
一方、こちらはその派手になりそうな気配も感じられない超優良株。
株立ちの姿はイマイチなものの
ありえない柄の揃い踏みに感動を嚙み締めているところです。
しばらく仔出しがご無沙汰ですから今年こそはと期待しつつ
更なる株立ちを目指したい所存です。
あれから2ヵ月半。
2鉢目の木です。
さて、昨日の羆の光とは出所の違う別系とはいっても
青光墨系から変化したという点では一緒です。
それに羆の光という名前も気に入っていますから
全く別の名を付けるより【羆の光 別品】とダブルネームで呼ぶことにしました。
こちらなどは普通の羆の光からしたらあり得ない柄行きで
別品の底力をいかんなく発揮しています。
これが本芸落ちして黄縞に変化するなど
変幻自在さも持ち合わせている育てて楽しい品種です。
あれから3年。
一番下の画像の木でいわゆる普通の羆の光です。
派手になってしまった元親はなぜか急に地味柄に戻ってくれましたが
その下の派手柄以下の葉が全部落ちてしまいました。
派手になりっぱなしで枯れるよりはましですが・・・。
そしてその他の仔達も成長しそれなりの柄になってくれました。
ただし柄抜けも混じっていてあまり見栄えの良い株ではありませんので
株分けすることにしました。
これが元親です。
一旦地味になった柄がまた派手になりつつあります。
これはやや地味ですが今後だんだん派手になることを加味すれば
羆の光としては申し分のない柄です。
こちらは天葉で紺覆輪中透けの完成ですがこの先どうなることやらといった感じです。
その他に2鉢といきなり5鉢に増えてしまいました。
仔吹きは良さそうな品種ですからどれか良くなってくれればと思っています。
あれから2年と8ヶ月。
政宗に改名しましたがいまいちパッとしませんので
また羆の光に戻そうかなと考えたりしています。
それはともかく3作もすれば木は様変わりするものです。
この仔は縞木から出たばかりで安定性に欠けるのかちょっと派手気味。
普通はここからでも紺覆輪中透けに戻るのですがこれはどうなることやら。
一方、親のほうも派手になり慶賀の最上柄といった風情です。
仔はベタ柄ですがこちらは細かい紺散り斑が混じりますので
生育的には大丈夫でしょう。
青光墨黄縞としては超一級で痺れる柄ではあります。
それにしてもどういうメカニズムで全く畑違いの柄になるのか不思議ではあります。
ところで増え木で面白いと思ったこちらの木は
不完全な中斑ながら2本の仔が完全中透け。
一方、こちらは親木が完璧でも仔は全部青。
これでは素立ちの状態で将来を見極めるのは不可能な話で
これはもう運としか言いようがありませんです。
あれから5ヵ月。
下葉がバラバラ落ちて肝を冷やしましたが
今年はそれも収まったようです。
付いていた仔は外しましたが新たな仔が・・・。
でも柄はちょっと微妙な情勢です。
外した仔の方も天葉が青勝ちに。
ただこれは元に戻ってくれるでしょう。
返って木勢の向上に役立つくらいのものです。
一番下の木はあんまり柄が良くない下葉から
最上柄の仔が出たもの。
その柄はまだ継続中です。
親仔共々良くなってくれそう。
こちらはあれから1年。
一番下の木です。
親木は青光墨黄縞として見るなら最上柄になってきました。
ただ、バッタに葉淵を齧られ残念です。
でも不味いと思ったのかここで止めてくれたのは幸いだったかも。
近頃は白縞で出て後に黄縞に変わる芸も身に付けつつあるようです。
仔の方はますます芸に磨きがかかってきました。
天葉は柄に紺を纏いそのオリーブグリーンが徐々に晴れる様子は実に味わい深いものです。
この仔も多分同芸で出てくれるでしょう。
と、素立ちに近いチマチマとした姿を楽しんでいますが
思えばあの時が絶頂期だったのでしょう。
当時は全部中透け芸で代わり映えせずつまんないとか思っていたような気もしますが
これから10年で再現できるかどうかといったところですから貴重な株立ちでした。
ところで羆の光の手持ちはこんなのばかりで
普通のが無いのはいかがなものかと思っていたのですが
念願叶って先日入手出来ました。
親木は派手になってしまったようにも見えますが
これも青晃墨的にはこの上なく最上の柄で見方に寄りけりでしょう。
柄は天冴えですが完全な中透けになる前にこうなるところが面白そう。
空き家もたくさんありそうで今後にも期待です。
仔もそれぞれにそれなりに柄があって筋は良さそうです。
細葉でボリューム感が無いようにも見えますが
葉淵にビリを打つところは青光墨にも稀にみられる芸を含んでいるのかも。
これも普通の羆の光じゃなかったりして~。
あれから5ヵ月。
昨年はバラバラと下葉が落ち肝を冷やしましたが
それもようやく落ち着いたようです。
親木の天葉は青獅子風にひん曲がって伸びていますが
仔は今のところ柄、姿共に品行方正のようです。
今年は珍しくたくさん新根が出ましたから
勢いついでに下葉を落とした跡のアタリも動き出してくれないかなとお願いしています。
こちらは一見ハラハラ感のないごく普通のスタイルですが
それでも下葉から順に柄を見ると派手に出たり無地に戻ったりまた柄が復活したりと
色々なドラマを演じてきました。
昨年後半からは一段と葉幅を引いてきましたので今年の進展が更に楽しみです。
楽しみといえばこの木。
ついこの間まで柄抜けとして寄せ植えの中に詰め込まれていましたので
下葉は貧相な姿でしたが単独植えにされて上で急に活気が出てきました。
中透け芸もさることながら獅子芸も自分的には好ましく映っています。
それにご褒美なのかほぼ無地に近い下葉の所から中透け仔まで産んでくれました。
こんなこともあったりしますから柄抜けでも粗末にできないと育てていますが
それでも出世するのはほんのわずか。
どの木がいつ出世するのかしないのかわからないので鉢数ばかりが増えてしまいます。
あれから4ヵ月半。
いくら紺覆輪があるとはいえ派手柄がいけないのか
また下葉が2枚落ちてしまいました。
まあ、人と同じで古いほうから順番ですから納得できる面もあったりして。
親木の天葉は今までと同じくちょっと紺を残して上がる後冴えの柄。
これが元気で葉幅引く源だったはずですが・・・。
ところで仔の柄はいつのまにか天冴えに変わったようです。
なんかよくわからない柄です。
少し気合を入れて頑張ってもらわなくては先々葉が無くなっちゃいそう。
一方、こちらは地味柄が混じっているせいか元気一杯。
仔はまだお出ましになりませんが天葉付近はかなり葉幅を引いてきました。
来年以降は期待できるかも。
更にこちらも紺覆輪が未完成で紺地が多いためか
下葉を落とさず頑張りました。
そして仔のほうについにその時がやってきました。
紺覆輪完成間近にもっともトキメキを感じます。
東海園さんもおっしゃっていますが普通の羆の光と柄の特徴は似てますが
出所も違えば木の性質も違うようです。
それにしてもよく色々見つけてくるものですね。
さて、早くも8月となりました。
この暑さはもうしばらく続きそうですが
風蘭は生き生きと生育中でこちらもその元気をもらっています。
この暑さはもうしばらく続きそうですが
風蘭は生き生きと生育中でこちらもその元気をもらっています。
羆の光はあれから4ヵ月。
昨年、下葉をばらばら落としてしまったせいか
生育はちょっとのんびりさんになってしまいました。
それでも春から葉繰りは1枚。
今年の夏はミスト散布で暑さ対策はバッチリです。
下葉を落とすことなく無事に越してくれれば良いのですが…。
仔のほうは新根を出し勢いが出てきたようです。
まだ休眠している芽が何個かあったように記憶してますが
もう少し木に力が付いてから出てもらいましょう。
この木が結構姿良く育っています。
天葉の柄が無くなったかに見えてまた復活。
ちょっとスリルも味わえて面白いものです。
こちらは入手した頃に中透けと縞に分かれた縞のほうで
同じ親木から出ました。
中透けに発展しそうでまだ完全ではないにしろ
このままでも十分に魅力を感じます。
青光墨系とは言えいろいろ出ていますので
それを眺めつつ頭の体操するのも楽しいものです。
庭のキレンゲショウマももうすぐ見頃。
蕾が色付いてきました。
が、これから極暑がつづくと花も葉も焼けてしまいます。
上にネットか何か張れば良いのでしょうがいつもそのまま・・・。
今年は焼けてないきれいな花を見たいかもと思っています。
あれから5ヵ月。
昨年の猛暑の後遺症なのか更に下葉を1枚落としてしまいました。
ただ、仔に被害が及ばなかったのは何よりです。
この木は天葉の柄に煙るように緑が残る後冴えタイプ。
それで普通の羆の光よりエネルギー補給が出来るためなのでしょうか
葉肉厚く、葉幅広くガッチリとしたスタイルに仕上がります。
星光殿のようにやんちゃな姿になりたがるのは玉に瑕ですが
柄と姿がばっちり決まればやっぱり惚れ惚れしてしまいます。
こちらは葉数は少ないものの将来そうなるかもしれない木。
とりあえず柄と葉姿に不満はありません。
葉を落とした分、新根がたくさん出てきそう。
花芽跡もありませんからこれで木勢が付き
上柄の仔が何本か付いたら手放せない一鉢になりそうです。
11月も半ばとなり冬まっしぐらといった感じですが
そしてもう忘れかけていますが今年は猛暑だったのでしょう。
下葉ポロリにその痕跡が見て取れます。
羆の光はあれから5ヵ月半。
下葉は失ったものの仔はなんとか形になったようです。
こちらは親木と同芸。
今のところですが狂いのない正しい紺覆中透けで出ています。
こっちの仔はもうすでに斑が逃げちゃってますのでだめでしょう。
しかし、柄はともかく今年は作がイマイチ。
来年はもう少し工夫してみたいと思っています。
要は温度を下げれば良いだけですから
棚下にミストの出る噴霧器を設置し扇風機で拡散させ
噴霧器には電磁弁を取り付けて換気扇のサーモと連動させれば・・・とか
取り留めのないことを考えています。
柿の木の下にでもぶら下げておくのと大して違わない気もするのですが・・・。
あれから1ヵ月半。
この柄ですから決して速くはない生長スピードですが
それでも天葉2枚は紺覆深く入り
生育面ではしばしの間、安泰といったところです。
動き出したアタリは
勢いのあるほうが柄無し風。
もう一方はしっかり紺覆中透けになっているようです。
この親木はもう柄が固定していると思っていたのですが
やっぱりそんなに甘い品種ではないようです。
割り仔のほうは柄抜けの天葉が心配の種でしたが
次で紺覆中透けが復活。
何とも気まぐれですがそれでもちゃんと期待に応えてくれるところなど
愛おしく感じられます。
あれから1ヶ月。
春の弱い日差しですから本調子になるのはこれからですが
それでも天葉と新根が伸び出してきました。
それと共にアタリにスイッチが入りました。
老眼ですからメガネを掛けても気づかなかったのですが
下のアタリも少し動いているようです。
反対側のアタリも動き出しています。
やっぱり芽数を増やすには株分けするに限ります・・・なんて。
さすがに今の時期ですから3個とも潰れることはないかと考えます。
第一段階はクリア、次は芸をしてくれるかどうかです。
今まで派手になって枯れたことはありませんから
柄さえ乗ってくれたらこっちのもの。
外した3本の仔は本芸でしたしこの木の性を見る良い機会ではあります。
とはいえ外したこの木の天葉は真っ青。
しかしそのせいか勢い良くギュイ~ンと伸びて
すこぶるご機嫌なご様子です。
背筋が2本あって獅子葉のよう。
ただ、このまま柄抜けで終わってしまう木とはとても信じられませんから
次の天葉を固唾を呑んで待っているところです。
このイレギュラーな青葉のおかげで木が勢い付き
仔がたくさん出た・・・なんてことになってくれれば良いのですが・・。
鉢数は増えちゃいましたがそれぞれがハラハラドキドキ楽しめる木ではあります。
あれから8ヶ月。
しばらく株立ちで持つつもりでしたがやはり全体のバランスがイマイチ。
それと仔の葉が途中から枯れ落ちたりしましたので株分けしました。
分けてみると親木は鎌葉を交えたなかなか迫力のある姿です。
派手そうになりながらも天葉はまた紺覆輪が復活、持ち堪えています。
仔を外したらまた次の仔がすぐに出てくれるのでしょうか。
一応、次のアタリは控えていますが・・・。
外れた仔のうちのひとつです。
なんと天葉が真っ黒。
この系統に限って柄抜けのままで推移するとは思えないのですが・・・。
とりあえず木勢向上には役立ってくれると思います。
こちらの仔も途中の葉が抜け落ちたりしていますが
一番上の親木を含めて3代柄が安定して続いていますので
まずは安心して楽しめる好ましい2本立ちではあります。
そういえばこんな木でも10年前は柄が安定していなくて
地味な縞の木なんかを出していましたが
これはそんな木の末裔です。
最初は青光墨黄縞のような薄縞だったのですが
だんだんベタに黄縞が入り出しました。
まだ葉先に抜ける縞ですが紺覆輪も垣間見え
これから時間をかけて本芸に近づいていくのでしょうか。
まあ、桜でいったらこちらは咲き初め、
見比べてもこっちのほうにトキメキを感じるのはその為なのでしょう。
あれから1年。
遠目にも目立つきれいな柄を纏っていますが
その分、性質はか弱くなっていますので栽培には気を使います。
それでも葉繰りが年に1枚半なのは上出来なのかも。
新根の伸びも早々に止まりましたのでまずは植え替えをしてみました。
一度は展示会にと思っていますのでさすがに株分けするのは止しました。
一見派手になりそうで踏み止まるのがこの木の美点で
親木の天葉はまたしっかりした紺覆輪が続きそうです。
この仔の天葉は細い紺覆輪ですがこの木の柄のパターンを踏まえると
そのまま派手になってしまうことはなさそう。
もうすぐ次の天葉の番ですがまた太い紺覆輪になってくれることでしょう。
こっちは派手な下葉を思えば天葉は夢のような展開です。
でもまさか次で柄抜けなんてことにはならないでしょうね。
こちらの仔はちょうど良い具合の紺覆輪です。
昨年出た仔もそれなりの柄になってくれそう。
後何本か上柄の仔が出て裾空きを解消してくれたら
理想的な株立ちになるのでしょうが
考えてみるとこんな柄の株の存在自体奇跡に近いというものです。
更にとなれば先々のハードルはかなり高そうかも。
一方、こちらの木は春先に下葉がバラバラ落ちました。
ちょっと悔しくもあり株分けの欲求がこちらに向かってしまいました。
とりあえず根は健全でアタリは盛りだくさん。
また良い方向で復活してくれるでしょうか。
外した仔ですがこれは完璧な柄で作りこむのが楽しみな木です。
前にもどっかで書いたと思いますが
天葉の葉元の中透け部分に少し緑を残しながら伸びる後冴え気味の木は
先々柄でひどい目にあうことはなさそうです。
とはいえこちらは何やら柄が消え入りそう。
ここから本当に復活するのかなあ・・・。
こちらはあれから1年2ヶ月。
一番下の木です。
これも下葉をバラバラ振るってしまいました。
それで植え替えついでに株分けを・・・。
こちらは天冴え柄の木ですがやはり柄の継続は芳しからずやで
外した仔は柄抜けになりそうかも。
思わず手放したくなるのもよ~くわかります。
逆に後冴えの木を見つけたらこれはもう入手のチャンス。
微妙な違いではありますが先々を考えるとそれはもう段違いです。
とか言っちゃったら自分が買えなくなってしまいますね。
さて、7月も今日でお仕舞い。
こちらも梅雨明けして夏真っ盛りですが
この暑さの中、フウラン達は元気に成育中です。
こちらも梅雨明けして夏真っ盛りですが
この暑さの中、フウラン達は元気に成育中です。
羆の光はあれから2ヶ月。
あちこちに散らばってまとまりの無かった親木の葉を
竹串で矯正してみました。
そしたらば、なんとなんと結構イイ感じではありませんか。
そのうち株分けしなければと思っていましたが
この愛嬌ならばしばらくは株立ちのままでいけそうです。
親木の派手に出たその上の天葉はまたしっかり紺を巻いてますし
こちらの仔もしかり。
なんとも頼もしい柄行ではあります。
1本、仔が当たってくれましたが
ここら辺には将来仔になる予定の潜芽がずらりと並んでいます。
ちょっと物足りないこちら側から本芸の仔が何本か出てくれたら
バランス的にも良くなりそうです。
黒ポチの付いた葉はやはり寿命が短いようで黄ばんできました。
落ちれば葉抜けになってしまいますがそっちのほうが目障り感がなくてすっきりしそう。
こちらの木はあれから3ヶ月。
派手で短い天葉が出てどうなることやらと思っていましたが
その上から出たのはしっかりした紺覆を身に纏っています。
仔も2本は楽しめそうです。
あまり評判の芳しくない羆の光ですがこの系統なら文句は出ないことかと・・・。