ご無沙汰でした。
10月に入ったと思ったらあっという間に中旬です。
秋も深まりつつある今日この頃ですがこの先もお天気は良さそうで
風蘭にとってはまだまだ生育日和が続きそうです。
ところで、気候も良く発送日和でもありますので少しヤフオクに出品してみました。
ご覧いただければ幸いです。
さて、萩宝扇はあれから1年半。
せっかく確変(仔吹き)モードへと突入したのにご機嫌斜めにさせてしまいましたが
今年1年の丹精でまた復活してきたようです。
真ん中の親木から仔が出ることは無さそうですが
仔に仔を生じて今年の仔吹きは合計5本でした。
大株立ちももう直ぐです。
それにしても素立ちから仔を出させるのはしこたま困難なのに
この差はどこから来るのか謎ではあります。
あれから7ヵ月。
生育開始という事でこちら側にも予定通り仔が出て
徐々に株立ちへの道を歩み始めています。
よく仔出しのコツを聞かれるのですが、とりあえず株立ちを買うというようなお話は別にして
まず手始めに葉数、根数の多い木勢良い大きな親木を用意すること。
無ければ自分でそこまで育て上げるしかありません。
その準備が出来たら花芽予定位置から仔を出すスキルを使い上の方に仔を生じさせること。
そしてここまでくれば大チャンス。
上から出た仔には親木の養分が集中しドーピング状態を数年維持しますから
その間、仔に仔を生じてあっという間に大株となるわけです。
今回の状態もその例に漏れずといったところでしょう。
あれから5ヵ月。
大株はバラバラになりましたので
次の大株候補、一番下の株です。
天葉2枚がちょっと長くなってやる気スイッチが入ったかのよう。
1番仔からは結局仔が2本でした。
2番仔からも来年仔が2~3本出てくれることでしょう。
そして再来年はこの仔からそれぞれ数本の仔が出るといった具合に
鼠算のごとく増えていくのが今までの経験です。
このペースに持っていくには力のある親木作りが肝心です。
他の品種ですと古木になれば花芽がてんこ盛りですが萩宝扇は花芽が付きませんから
葉重ね多く根の多い親木サイズまで持っていきますと
力が有り余ってつい堪らずに上の方から仔が出てしまいます。
そうなったら大チャンス。
あとは自動的に大株への道を歩んでくれます。
入手する際も若木より葉重ね多い古木がおススメとか
ある意味マニアックな品種ではあります。
あれから7ヵ月。
撮影していて気づきましたが
(逆に言えば撮影しないと気付かなかった・・・)
アントシアニンの良く出た木が1本目に付きます。
良く見るとまだ皴が取れず生気がありません。
このままにしていたらたぶん枯れてしまいそう。
という事で外してみることにしました。
ただ、株的には良いポジションにありこれを外せば株立ちが台無しに・・・。
またこれだけを外すのは不可能という事で結局バラバラにしてしまいました。
やはり古根が少なく新根も出ていなかった木でしたが無事回復するのでしょうか。
その他、素立ちの大きな木や
ちっこいのなど鉢数はたくさんできました。
一方、こちらは俄然楽しみが増してきました。
予定通り仔から仔が生じ始めています。
またいつものパターンであっという間に株立ちとなってくれそう。
バラバラにした木にもまた上の方からの仔出しを目指すべく再挑戦は続きます。
あれから3ヶ月。
天葉付近を見ると快調そうですが今年は下葉がたくさん落ちました。
ちょっと株が混みすぎたのかと良からぬことを考えてしまいます。
そこで思わず株分けしそうになりましたがここはじっと我慢しました。
悪くなることもあれば良くなることもあるでしょう。
ところで途中から出た根を工夫して植え込んだ木はあれから5ヶ月弱。
根下の葉は半分くらいになってしまいましたが
それと引き換えか親仔共にずいぶん葉繰り良く生育してくれました。
おまけにもう1個アタリが・・・。
これも上から出た仔ですから成長は早いでしょう。
盛りの過ぎた株立ちよりこんな木を見るほうが楽しみかも。
でも同じように植え込んだもう1本のほうは鳴かず飛ばず。
全部がうまくいくわけではないようです。
あれから1ヶ月半。
ようやく木勢が上向き
小さな仔もそれぞれが順調に育っているようです。
根張りも良好になってきました。
イイ感じの時はなるべくそっとしておきたいものですが
これも植え替えてみることに・・・。
盆栽で言うところの盤根のようになりつつあります。
これぐらい根力があれば上の方も仔に仔を生じて
更に大株となるのにそんなに時間はかからないでしょう。
またしっかりと植え込みました。
今度は株分けせずにお付き合いしていきたいものです。
さて、萩宝扇はあれから5ヵ月。
他と比べて立ち上がりが遅く新根も出ないなあと思っていましたが
知らない間にあちこちからちょろちょろ新根が出始めていました。
でもまだちょっと太さが足りない感じ。
予定では仔に仔を生じてあっという間に大株になってくれるはずでしたが
その道のりはまだまだ遠そうです。
それでも昨年出た仔からも新根が出ていますから
これが数年後には効いてきそう。
環境を急変させないよう気を付けて
更なる株立ちを目指したいと思っています。
こちらはせっかく上から出た仔でしたが
親木が力不足だったのでしょう。
仔から出た根が短いままで止まってしまいました。
それに伴い成長もゆっくりに。
ハイスピードの成長と仔沢山の目論見はついえましたが
とりあえず植え替えを済ませて6月ぐらいから始まる
第二の生育期に備えています。
そういえば他の木も新根がだいぶ長く伸びて継ぎ目からのポロリがなくなりました。
まだ春の植え替えを済ませていないのがたくさんありながら
2度目の植え替え期を迎えています。
あれから2ヵ月。
その間ちょっとだけ生長し
今年の仔出しは結局6本でした。
(1本ミズゴケに隠れて気付かなかった)
ようやく本調子に戻りつつあります。
葉繰りも良好な品種ですしこのまま増え続ければ
超大株立ちはあっという間かも。
ところで、以前古木から切り取った下半分はあれから1年。
1本は枯れ、残った3本も残念な姿となっています。
新たな仔も出ずこのままご臨終となってしまうのでしょう。
やはり上から根が出た古木でも全部生かして植え込むに限ります。
この木はあれから半年。
こんな風に2鉢植えたうちの1本からは期待通り上から仔が出てくれました。
普通、こんな仔の出方はしないものですから5割は結構な高確率。
親木はまだ痩せ木ですから極端な養分注入は見込めないものの
それでも中規模くらいの増殖力は期待できそうです。
あれから3ヵ月。
夏以降、ようやく木勢が上向いたようです。
今年も新たな仔が5本加わり賑やかになってきました。
やはり株立ちにしておくと力の貯えが違いますし
葉繰りは年に6枚ほどですから景色はあっという間に様変わり。
繁っていく様子を見るのは楽しいものです。
そういえば夏の水遣りで鉢が汚れちゃっています。
今までは鉢替えだけでお茶を濁していましたが
今年からは極力植え替えるようにしています。
また、今まではあまり意識していませんでしたが
やはり鉢は新品のほうが調子は良さそう。
これを鉢屋さんが言ったら営業か~となりそうですが
実際に栽培している人が言ってますので。
いくら漂白剤で殺菌しても鉢の中にはいろいろなのが入り込んでいるのでしょう。
とはいえその違いは微妙の範疇ですから丈夫な品種は中古で十分です。
あれから9ヵ月。
根があまり長く伸びずに止まったりと
まだご機嫌はイマイチのようです。
他の風蘭と比べて葉全体の体積が圧倒的に少ないのが原因でしょうか。
定位置に置いている分には丈夫でも環境の変化には付いていけないような気がします。
今後、展示などでの持ち運びは控えようと思っています。
それでもけなげにも仔が1本出てくれたようです。
こちらは途中の葉が落ちたりその付近から根がたくさん出たり
機嫌が悪かったり良かったりしている木です。
上から出た根が空をさまよう様子は見るに忍びないので
こんな感じに植えてみました。
まだ下の根もたくさんあって力は余っていますから
これで間違って上の方から仔が出てくれたら
爆発的に増えてくれることでしょう。
あれから1作。
今まで生育が渋り気味でしたが
ここにきてようやくご機嫌になってくれたようです。
今年出た仔も無事、潰れずに育ってくれました。
元が繋がっている株立ちだとお互い協力しあって養分をため込むのか
仔出しも良好のはず・・・なので来年以降に期待です。
ところで素立ち歴の長い木は木の途中から根の出ることが良くあります。
根が2、3本出たらその根下から切り離せば上のほうは若返って仔が出るし
下のほうは生長点が無くなったということで葉元から仔が出る。
・・・という我ながらナイスなアイデアを思い付きました。
それでさっそく実行してみたのが2年前です。
結果は無残。
1本じゃ偶然に左右されるかもと4本もやってみたのですが
どれからも仔が吹かずこのまま朽ち果てるのでしょう。
蜘蛛の巣まで張っているところに侘しさを感じます。
一方、切り離した上のほうはというとこれが若返りどころか作落ち。
我ながらおバカなことを実験してみたものです。
やはり萩宝扇の素立ちは葉重ねを増やしつつ大きくして力を貯めさせ
上のほうから出るアタリを待つのがベストな増やし方なのでしょう。
急がば回れということですね。
あれから4ヶ月。
株分けされたり山口方面に連れて行かれたりと
生育環境が変わったせいか今年の生育はどうもイマイチのようです。
新たな仔はほとんど出ませんし新根の伸びも活発ではありませんでした。
それでも来年の新登録にさせていただいたことですし
また気合を入れて作に励みたいと思います。
それにしても針葉品種の新登録なんて今まであったんでしょうか。
かなり稀な出来事なのかと思います。
そして今後同格以下の針葉品種の登録は難しくなるでしょうから
たぶんこれが最初で最後かも。
あ、朝鮮鉄の縞なんかは大丈夫そうな気もしますけど。
あれから1ヵ月半。
山口方面へ行った旅の疲れもあってか生育は小休止。
新根の伸びも止まったようです。
それでも山口県産富貴蘭のPRを務めましたし
株になるとそれなりの力を保持していますから
追々生育を再開してくれるでしょう。
今のところ新たな仔は一個のみ。
増やすには勢いを削がないようにしなければなりませんが
今後の精進次第ということで・・・。
春に外したこの株の親木のほうはというと
根が少なかった割には下葉を振るわず生育中です。
ただ、もう少し上から新根が出てくれると思っていたので
期待はずれなことは確かでした。
鉢の中で根がどれぐらい出ているのか気になるところですが
いきなり劇的に良くなることは無さそう。
数年かけて若返ってくれればと思っています。
更にこの木の下半分ですがウンともスンとも言っていません。
これから仔が出た日には赤飯を炊いて喜びたいくらいですが
たぶん、このまま徐々に朽ちてしまうのでしょう。
なかなか期待したようにはならないもので
それはやってみなくちゃ分からないことですが
いま頭に浮かぶ言葉はやっぱりやらなきゃよかったの一言です。
あれから2ヶ月。
親木から外されたショックも癒え
生育開始とばかりに新根が動き出してきました。
姿の整形が功を奏してそれぞれの配列は絶妙のバランス。
骨格は出来ましたのであとは仔に仔が生じて
うじゃうじゃ増えるのを待つばかりです。
成長するに従いちょっと頷き加減になるのもこの品種の特徴ですが
それぞれが意思を持っているかのごとく同じ方向に傾いているのが
不思議といえば不思議です。
思えばこの株が生まれてからたったの4年半。
反則技でも使ったかのように増えてくれました。
今までがそうであったように今後もアチコチから仔が出てくれることでしょう。
短い根が1本で外された親木はまだ療養中ですが
とりあえず下葉は振るわず天葉もちょっと伸びています。
たぶん新根が何本か伸びているのでしょう。
これで古木が若返って何か良いことがあればしめたものです。
この木の下半分は動きがないので画像もカット。
こっちは仔が吹きそうにありません。
あれから3ヶ月。
水遣りもしたことだし、やってみたくてウズウズしていた
萩宝扇の鉢を開けてみました。
元親は葉数の多い大きな木でしたが
案の定、ミズゴケの中の葉は枯れ果てています。
もう間に合わないかもとは思いましたが
それでも予定通り3分割することにしました。
まずはこちら側が正面の株立ち。
外したばかりでまだバラバラ感はありますが
落ち着いたら徐々に修正していくつもりです。
こちらは今まで脛をかじられてきた親木。
すっきりついでにまた仔が出てくれるでしょうか。
仔吹き癖が付いていると信じたいものです。
そしてこちらは元親の下半分。
とりあえずアタリは全部の葉元にあるはずですが
経験上、仔が出て復活することはまず無さそうです。
が、ちょっと楽しみ。
こんな実験的なことが好きだったりします。
もし仔が吹いたらいろいろ応用が利きますからね。
10月に入ったと思ったらあっという間に中旬です。
秋も深まりつつある今日この頃ですがこの先もお天気は良さそうで
風蘭にとってはまだまだ生育日和が続きそうです。
ところで、気候も良く発送日和でもありますので少しヤフオクに出品してみました。
ご覧いただければ幸いです。
さて、萩宝扇はあれから1年半。
せっかく確変(仔吹き)モードへと突入したのにご機嫌斜めにさせてしまいましたが
今年1年の丹精でまた復活してきたようです。
真ん中の親木から仔が出ることは無さそうですが
仔に仔を生じて今年の仔吹きは合計5本でした。
大株立ちももう直ぐです。
それにしても素立ちから仔を出させるのはしこたま困難なのに
この差はどこから来るのか謎ではあります。
あれから7ヵ月。
生育開始という事でこちら側にも予定通り仔が出て
徐々に株立ちへの道を歩み始めています。
よく仔出しのコツを聞かれるのですが、とりあえず株立ちを買うというようなお話は別にして
まず手始めに葉数、根数の多い木勢良い大きな親木を用意すること。
無ければ自分でそこまで育て上げるしかありません。
その準備が出来たら花芽予定位置から仔を出すスキルを使い上の方に仔を生じさせること。
そしてここまでくれば大チャンス。
上から出た仔には親木の養分が集中しドーピング状態を数年維持しますから
その間、仔に仔を生じてあっという間に大株となるわけです。
今回の状態もその例に漏れずといったところでしょう。
あれから5ヵ月。
大株はバラバラになりましたので
次の大株候補、一番下の株です。
天葉2枚がちょっと長くなってやる気スイッチが入ったかのよう。
1番仔からは結局仔が2本でした。
2番仔からも来年仔が2~3本出てくれることでしょう。
そして再来年はこの仔からそれぞれ数本の仔が出るといった具合に
鼠算のごとく増えていくのが今までの経験です。
このペースに持っていくには力のある親木作りが肝心です。
他の品種ですと古木になれば花芽がてんこ盛りですが萩宝扇は花芽が付きませんから
葉重ね多く根の多い親木サイズまで持っていきますと
力が有り余ってつい堪らずに上の方から仔が出てしまいます。
そうなったら大チャンス。
あとは自動的に大株への道を歩んでくれます。
入手する際も若木より葉重ね多い古木がおススメとか
ある意味マニアックな品種ではあります。
あれから7ヵ月。
撮影していて気づきましたが
(逆に言えば撮影しないと気付かなかった・・・)
アントシアニンの良く出た木が1本目に付きます。
良く見るとまだ皴が取れず生気がありません。
このままにしていたらたぶん枯れてしまいそう。
という事で外してみることにしました。
ただ、株的には良いポジションにありこれを外せば株立ちが台無しに・・・。
またこれだけを外すのは不可能という事で結局バラバラにしてしまいました。
やはり古根が少なく新根も出ていなかった木でしたが無事回復するのでしょうか。
その他、素立ちの大きな木や
ちっこいのなど鉢数はたくさんできました。
一方、こちらは俄然楽しみが増してきました。
予定通り仔から仔が生じ始めています。
またいつものパターンであっという間に株立ちとなってくれそう。
バラバラにした木にもまた上の方からの仔出しを目指すべく再挑戦は続きます。
あれから3ヶ月。
天葉付近を見ると快調そうですが今年は下葉がたくさん落ちました。
ちょっと株が混みすぎたのかと良からぬことを考えてしまいます。
そこで思わず株分けしそうになりましたがここはじっと我慢しました。
悪くなることもあれば良くなることもあるでしょう。
ところで途中から出た根を工夫して植え込んだ木はあれから5ヶ月弱。
根下の葉は半分くらいになってしまいましたが
それと引き換えか親仔共にずいぶん葉繰り良く生育してくれました。
おまけにもう1個アタリが・・・。
これも上から出た仔ですから成長は早いでしょう。
盛りの過ぎた株立ちよりこんな木を見るほうが楽しみかも。
でも同じように植え込んだもう1本のほうは鳴かず飛ばず。
全部がうまくいくわけではないようです。
あれから1ヶ月半。
ようやく木勢が上向き
小さな仔もそれぞれが順調に育っているようです。
根張りも良好になってきました。
イイ感じの時はなるべくそっとしておきたいものですが
これも植え替えてみることに・・・。
盆栽で言うところの盤根のようになりつつあります。
これぐらい根力があれば上の方も仔に仔を生じて
更に大株となるのにそんなに時間はかからないでしょう。
またしっかりと植え込みました。
今度は株分けせずにお付き合いしていきたいものです。
昨日の出来事。
家の裏手にコールタールの入った一斗缶が置いてありました。
中身はほぼ空でしたが長年風雨にさらされて底が腐り
少し残っていたコールタールが土の上に漏れ出ています。
ところでウチのミケのサクラは外遊びが大好き。
庭や畑を駆け回っています。
そしてまさかとは思いましたがピンポイントの場所にある
その漏れ出たコールタールを足で踏んじゃいました。
人も猫も得てして同じようなことをやってしまうものです。
さすがに匂いがきつく舌で舐める気にもならない様子でしたが
そのままにもしておけず洗うことに。
お湯を張ったバケツを2つ用意して洗剤で洗おうとしましたがこれにも困難を極めました。
足をつかんでお湯の中に入れられるのが嫌なのでしょう。
最後は下半身にバケツごとお湯をかけて終了です。
そんなことをされても人嫌いにはならないようでかわいいものです。
家の裏手にコールタールの入った一斗缶が置いてありました。
中身はほぼ空でしたが長年風雨にさらされて底が腐り
少し残っていたコールタールが土の上に漏れ出ています。
ところでウチのミケのサクラは外遊びが大好き。
庭や畑を駆け回っています。
そしてまさかとは思いましたがピンポイントの場所にある
その漏れ出たコールタールを足で踏んじゃいました。
人も猫も得てして同じようなことをやってしまうものです。
さすがに匂いがきつく舌で舐める気にもならない様子でしたが
そのままにもしておけず洗うことに。
お湯を張ったバケツを2つ用意して洗剤で洗おうとしましたがこれにも困難を極めました。
足をつかんでお湯の中に入れられるのが嫌なのでしょう。
最後は下半身にバケツごとお湯をかけて終了です。
そんなことをされても人嫌いにはならないようでかわいいものです。
さて、萩宝扇はあれから5ヵ月。
他と比べて立ち上がりが遅く新根も出ないなあと思っていましたが
知らない間にあちこちからちょろちょろ新根が出始めていました。
でもまだちょっと太さが足りない感じ。
予定では仔に仔を生じてあっという間に大株になってくれるはずでしたが
その道のりはまだまだ遠そうです。
それでも昨年出た仔からも新根が出ていますから
これが数年後には効いてきそう。
環境を急変させないよう気を付けて
更なる株立ちを目指したいと思っています。
こちらはせっかく上から出た仔でしたが
親木が力不足だったのでしょう。
仔から出た根が短いままで止まってしまいました。
それに伴い成長もゆっくりに。
ハイスピードの成長と仔沢山の目論見はついえましたが
とりあえず植え替えを済ませて6月ぐらいから始まる
第二の生育期に備えています。
そういえば他の木も新根がだいぶ長く伸びて継ぎ目からのポロリがなくなりました。
まだ春の植え替えを済ませていないのがたくさんありながら
2度目の植え替え期を迎えています。
あれから2ヵ月。
その間ちょっとだけ生長し
今年の仔出しは結局6本でした。
(1本ミズゴケに隠れて気付かなかった)
ようやく本調子に戻りつつあります。
葉繰りも良好な品種ですしこのまま増え続ければ
超大株立ちはあっという間かも。
ところで、以前古木から切り取った下半分はあれから1年。
1本は枯れ、残った3本も残念な姿となっています。
新たな仔も出ずこのままご臨終となってしまうのでしょう。
やはり上から根が出た古木でも全部生かして植え込むに限ります。
この木はあれから半年。
こんな風に2鉢植えたうちの1本からは期待通り上から仔が出てくれました。
普通、こんな仔の出方はしないものですから5割は結構な高確率。
親木はまだ痩せ木ですから極端な養分注入は見込めないものの
それでも中規模くらいの増殖力は期待できそうです。
あれから3ヵ月。
夏以降、ようやく木勢が上向いたようです。
今年も新たな仔が5本加わり賑やかになってきました。
やはり株立ちにしておくと力の貯えが違いますし
葉繰りは年に6枚ほどですから景色はあっという間に様変わり。
繁っていく様子を見るのは楽しいものです。
そういえば夏の水遣りで鉢が汚れちゃっています。
今までは鉢替えだけでお茶を濁していましたが
今年からは極力植え替えるようにしています。
また、今まではあまり意識していませんでしたが
やはり鉢は新品のほうが調子は良さそう。
これを鉢屋さんが言ったら営業か~となりそうですが
実際に栽培している人が言ってますので。
いくら漂白剤で殺菌しても鉢の中にはいろいろなのが入り込んでいるのでしょう。
とはいえその違いは微妙の範疇ですから丈夫な品種は中古で十分です。
あれから9ヵ月。
根があまり長く伸びずに止まったりと
まだご機嫌はイマイチのようです。
他の風蘭と比べて葉全体の体積が圧倒的に少ないのが原因でしょうか。
定位置に置いている分には丈夫でも環境の変化には付いていけないような気がします。
今後、展示などでの持ち運びは控えようと思っています。
それでもけなげにも仔が1本出てくれたようです。
こちらは途中の葉が落ちたりその付近から根がたくさん出たり
機嫌が悪かったり良かったりしている木です。
上から出た根が空をさまよう様子は見るに忍びないので
こんな感じに植えてみました。
まだ下の根もたくさんあって力は余っていますから
これで間違って上の方から仔が出てくれたら
爆発的に増えてくれることでしょう。
あれから1作。
今まで生育が渋り気味でしたが
ここにきてようやくご機嫌になってくれたようです。
今年出た仔も無事、潰れずに育ってくれました。
元が繋がっている株立ちだとお互い協力しあって養分をため込むのか
仔出しも良好のはず・・・なので来年以降に期待です。
ところで素立ち歴の長い木は木の途中から根の出ることが良くあります。
根が2、3本出たらその根下から切り離せば上のほうは若返って仔が出るし
下のほうは生長点が無くなったということで葉元から仔が出る。
・・・という我ながらナイスなアイデアを思い付きました。
それでさっそく実行してみたのが2年前です。
結果は無残。
1本じゃ偶然に左右されるかもと4本もやってみたのですが
どれからも仔が吹かずこのまま朽ち果てるのでしょう。
蜘蛛の巣まで張っているところに侘しさを感じます。
一方、切り離した上のほうはというとこれが若返りどころか作落ち。
我ながらおバカなことを実験してみたものです。
やはり萩宝扇の素立ちは葉重ねを増やしつつ大きくして力を貯めさせ
上のほうから出るアタリを待つのがベストな増やし方なのでしょう。
急がば回れということですね。
あれから4ヶ月。
株分けされたり山口方面に連れて行かれたりと
生育環境が変わったせいか今年の生育はどうもイマイチのようです。
新たな仔はほとんど出ませんし新根の伸びも活発ではありませんでした。
それでも来年の新登録にさせていただいたことですし
また気合を入れて作に励みたいと思います。
それにしても針葉品種の新登録なんて今まであったんでしょうか。
かなり稀な出来事なのかと思います。
そして今後同格以下の針葉品種の登録は難しくなるでしょうから
たぶんこれが最初で最後かも。
あ、朝鮮鉄の縞なんかは大丈夫そうな気もしますけど。
あれから1ヵ月半。
山口方面へ行った旅の疲れもあってか生育は小休止。
新根の伸びも止まったようです。
それでも山口県産富貴蘭のPRを務めましたし
株になるとそれなりの力を保持していますから
追々生育を再開してくれるでしょう。
今のところ新たな仔は一個のみ。
増やすには勢いを削がないようにしなければなりませんが
今後の精進次第ということで・・・。
春に外したこの株の親木のほうはというと
根が少なかった割には下葉を振るわず生育中です。
ただ、もう少し上から新根が出てくれると思っていたので
期待はずれなことは確かでした。
鉢の中で根がどれぐらい出ているのか気になるところですが
いきなり劇的に良くなることは無さそう。
数年かけて若返ってくれればと思っています。
更にこの木の下半分ですがウンともスンとも言っていません。
これから仔が出た日には赤飯を炊いて喜びたいくらいですが
たぶん、このまま徐々に朽ちてしまうのでしょう。
なかなか期待したようにはならないもので
それはやってみなくちゃ分からないことですが
いま頭に浮かぶ言葉はやっぱりやらなきゃよかったの一言です。
あれから2ヶ月。
親木から外されたショックも癒え
生育開始とばかりに新根が動き出してきました。
姿の整形が功を奏してそれぞれの配列は絶妙のバランス。
骨格は出来ましたのであとは仔に仔が生じて
うじゃうじゃ増えるのを待つばかりです。
成長するに従いちょっと頷き加減になるのもこの品種の特徴ですが
それぞれが意思を持っているかのごとく同じ方向に傾いているのが
不思議といえば不思議です。
思えばこの株が生まれてからたったの4年半。
反則技でも使ったかのように増えてくれました。
今までがそうであったように今後もアチコチから仔が出てくれることでしょう。
短い根が1本で外された親木はまだ療養中ですが
とりあえず下葉は振るわず天葉もちょっと伸びています。
たぶん新根が何本か伸びているのでしょう。
これで古木が若返って何か良いことがあればしめたものです。
この木の下半分は動きがないので画像もカット。
こっちは仔が吹きそうにありません。
あれから3ヶ月。
水遣りもしたことだし、やってみたくてウズウズしていた
萩宝扇の鉢を開けてみました。
元親は葉数の多い大きな木でしたが
案の定、ミズゴケの中の葉は枯れ果てています。
もう間に合わないかもとは思いましたが
それでも予定通り3分割することにしました。
まずはこちら側が正面の株立ち。
外したばかりでまだバラバラ感はありますが
落ち着いたら徐々に修正していくつもりです。
こちらは今まで脛をかじられてきた親木。
すっきりついでにまた仔が出てくれるでしょうか。
仔吹き癖が付いていると信じたいものです。
そしてこちらは元親の下半分。
とりあえずアタリは全部の葉元にあるはずですが
経験上、仔が出て復活することはまず無さそうです。
が、ちょっと楽しみ。
こんな実験的なことが好きだったりします。
もし仔が吹いたらいろいろ応用が利きますからね。