あれから8ヵ月。
植え替えたばかりなのに中間の葉がポロポロ落ち
悪い予感がして鉢を開けたら根が腐っていました。
何やら良からぬ腐敗菌に当たったのでしょう。
気付かなければ全滅しているところでしたがギリギリセーフで難を逃れました。
その後、無事冬を越しましたのでもう大丈夫でしょう。
ところで昨年少しだけ出たルビー根が今年は盛沢山。
上で紺覆状になった柄からルビー根が出るのは天冴え柄が入りだした証拠ですが
それにベースの後冴え柄も加わりますから普通の建国殿とは別物に見えます。
案外、羆と建国殿の柄の違いはこんなところにあるのかなと思ったり。
それにしてもルビー根の出ない後冴え縞の木がここまで変貌を遂げるのを目の当たりにするのは
一生に一度のことかもしれませんね。
とりあえず枯らさなくて良かった~と思っています。
新南海
2020年04月29日 | 虎
あれから半年。
少しは葉幅引き根も出来てきましたので単独植えにしてみました。
なかなか立派な姿ではあります。
とはいえ一旦冴えた柄に紺が戻ることは無さそう。
派手な柄が出た葉っぱがポロリと落ちたらせっかくの姿が台無しです。
せめて青い天葉がそのまま維持できる環境に努めましょう。
あれから7ヵ月。
撮影していて気づきましたが
(逆に言えば撮影しないと気付かなかった・・・)
アントシアニンの良く出た木が1本目に付きます。
良く見るとまだ皴が取れず生気がありません。
このままにしていたらたぶん枯れてしまいそう。
という事で外してみることにしました。
ただ、株的には良いポジションにありこれを外せば株立ちが台無しに・・・。
またこれだけを外すのは不可能という事で結局バラバラにしてしまいました。
やはり古根が少なく新根も出ていなかった木でしたが無事回復するのでしょうか。
その他、素立ちの大きな木や
ちっこいのなど鉢数はたくさんできました。
一方、こちらは俄然楽しみが増してきました。
予定通り仔から仔が生じ始めています。
またいつものパターンであっという間に株立ちとなってくれそう。
バラバラにした木にもまた上の方からの仔出しを目指すべく再挑戦は続きます。
阿波牡丹
2020年04月27日 | 虎
最近TOKYO酒田さんからやって来ました。
休眠期は柄の冴えがイマイチといった感じでしたが
ここに来て急にピカピカしてきました。
特に成長著しい仔の柄がきれいです。
ただ、まだ棚慣れしていないのか新根が少ない感じ。
仔吹きは良さそうですから次は株回りに
きれいなルビーの新根をたくさん纏わせたいものです。
あれから8ヵ月。
今までは腫物を触るように気遣いしていましたが葉焼け癖もなくなりましたので
そろそろ本気を出してもらいたいものです。
天葉は思いっきり派手に出ますがここから下葉まで暗まない黄縞と
下葉で暗む黄縞に分かれる2芸品で自分ではこれが本芸だと思っています。
この仔は柄は理想的なものの暗まない黄縞の無いいわゆる本芸落ち。
こちらの仔はコートメ柄で柄は上の仔と同上です。
それでも柄が暗んでくれる分、作は安心かも。
でもそろそろ本体から本芸の仔が欲しい今日この頃です。
あれから8ヵ月。
昨年は下葉がパラパラ落ちてアタフタしていましたが何とか持ち直したようです。
昨年の今頃よりも新根が沢山で元気に育ってくれそう。
それぞれの仔の柄も最上で外せる日が待ち遠しい限りです。
こちらの木は青とユウレイを外しスッキリさせてみました。
半柄からコートメ柄に変身し今後どんな展開を見せてくれるのか楽しみです。
黒牡丹は生育期に入ると柄は冴えてくるし新根もきれい。
目の離せない季節となりました。
あれから2年半。
前日の杏里とは同種の柄ながら青軸青根で雰囲気はがらりと変わります。
こちらはあまり植え替えなくても古根は傷まず丈夫な品種のようです。
が、植え替えると更に元気に・・・。
寄せ植えですがたくさんの新根が絡まって株がばらけず
次の3年後の植え替えはラクチンかも。
え~~3年も放っておくの~とか言われそうですが
そうです放っておくのです。
あれから8年。
タイトルを泥軸墨流し曙芸としていましたが
蘭国さんが杏里という素敵な名前を付けてくれました。
それにしてもその後も作は思わしくありません。
どうしたものかと考えるのも面倒になり焼き鉢にクリプトモスで寄せ植えしてみました。
そしたらこの組み合わせが功を奏したのか急に元気になったようです。
古根が傷んで少ない分、新根がたくさん出てくれました。
柄の安定度はイマイチなものの仔吹きの良い品種ですから
数年後にはまた寄せ植えを解消し
味わいのある柄や姿を鑑賞できそうです。
あれから8ヵ月。
相当の陰作りと思しき姿でしたが
こちらに来て丈は短くなったものの葉幅引き
ようやく木勢が上向いてきたようです。
親木は黄縞としては地味ですがこの仔は良くなりそう。
更にアタリが2個。
前作の陰作りのおかげで花芽の気配すらなかったのでしょう。
その分、空き家はたくさんありました。
このアタリからも黄縞が出てくれるかどうか。
とりあえずは潰れないよう育てなければなりません。
こちらは上の木の割仔で更に小さな木ですが
ようやく鑑賞できる雰囲気になってきました。
縞も最上です。
小木から無事育て上げるのも醍醐味ではあります。
あれから8ヵ月。
天葉の附けが見える前に次の葉が覗いています。
姿はだいぶ整ってきましたし木勢も良さそう。
ただし花芽が2個付き空き家は順調に消化されています。
古木になってしまった親木ですが今年は何とか打開しなくては。
それにはもう紺地の見込みのない仔を外すに限ります。
でも、派手仔から出たイエロートパーズ色の根がものすごくきれいなんですよね。
(そういえばイエロートパーズなんて見たことありませんが~)
それはともかくしばらくこのまま楽しむ心の余裕は必要かも。
この頃は気候も良く生育が活発になってきました。
富貴の光はあれから8ヵ月。
柄の継続はまずまずで新根もたくさん伸びてきました。
初めて出たメリハリのある柄の仔ですから
派手にならずに育ってほしいものです。
ところでミズゴケの間から見える物体ですが
これはクリプトモス。
昨年の夏の花会の折、栃の葉書房のUさんから
これを使っている人もいますよ~と教えられました。
試しにアンコをこれに置き換えてみらたらイイ感じでしたので
昨年の秋の植え替え分からは全てクリプトモスを使っています。
今まで煙突植えとか木炭、竹炭、ピートモスなどを試みてきましたが
何となくクリプトモスが決定版となりそう。
出来れば3年、あわよくば5年植え替えなくても鉢の中の根が傷まず
また、下葉も振るうことなく締まった姿を維持出来て
仔沢山で仕上がってくれれば願ったり叶ったりです。
あれから11ヵ月。
ふと見るとルビー根が出ていました。
柄がうまい具合に当たったのでしょう。
でも肝心のアタリは全部花芽になっています。
これでは祭りの後のようなもの(後の祭りとも言いますが~)
パイナップル芽で出た仔にも際立った柄は無く
これから仔がたくさん生まれそうなのに惜しい事です。
でも三光中斑芸が影響しているのかキリっと引き締まった葉姿は魅力的。
まだまだ楽しめそうです。
あれから半年。
夏から秋に掛けてがメインの芸で
今は柄が沈んでいます。
それでも暗み忘れたのか一部柄が残っていますし
昨年初めて出た白縞はそのまま。
その白縞が次の葉に渡っててくれればラッキーとしたものですが
ちょっとのぞいた天葉にまだその兆しはありません。
そういえばこの仔は紺覆輪で出ていましたが
次の葉にもそれが出てくれるでしょうか。
新根はまだ薄いながらも全部がルビー根。
これから徐々に濃くなってきますので
葉の柄が冴えてくる夏まではこちらを楽しめます。
さて4月、春本番です。
天気の良い日が続き蘭舎の換気扇も良く回ります。
暖かいので風蘭はご機嫌ですがくれぐれも停電には気を付けたいものです。
・・・なんてことを考えるとどこへも行けませんが
風蘭を見ているだけで満足ですから今の世情にマッチした趣味ではあります。
天気の良い日が続き蘭舎の換気扇も良く回ります。
暖かいので風蘭はご機嫌ですがくれぐれも停電には気を付けたいものです。
・・・なんてことを考えるとどこへも行けませんが
風蘭を見ているだけで満足ですから今の世情にマッチした趣味ではあります。
建国殿はあれから9ヵ月。
春の日を受け柄が冴えています。
中透けの最終芸とはいえいつ見ても惚れ惚れする柄ではあります。
昨年の仔も同芸。
親木は老木でさすがにしばらく次の仔は望めそうにありませんから
この仔を足掛かりにまた増やしていきたいものです。