あれから5年半。
その当時は隣の鉢に迷惑がかかるほど葉は広がらないと書いていますが
今は置き枠に入れると隣に鉢が置けないほど茂ってしまいました。
こんな大株でも細い木炭を3か所にかませてぐらつき防止するくらいで
植え替えや手入れにはさほど手が掛かりません。
また、大株の割にはボサボサ感がなくかっこよく育っていますから
全国大会でもひな壇近くまではいくかも。
でも、あいにく遠方ですので持っていく気力はなさそうです。
まあ先々育てる気力まで無くなったらどなたか持って行ってくれるかもしれませんね。
あれから2年。
パッと見、代わり映えはしないのですがそれなりに仔を生んで空間が埋まったのでしょう。
一回り大きくなり凸凹が無くなってボール状になっています。
ただ、4号鉢に植え込んでいますが隣の鉢に迷惑が掛かるほど葉は広がらないし
まだしばらくは持てあますことなく作を重ねられそうです。
こちらはあれから2年8ヵ月。
置いている場所は3等地ぐらいで手入れ不足、
その効果がてきめんに表れほとんど増えなかったようです。
10年育ててやっとここまでといった感じですから
大株への道程は遥か彼方。
植え替えが面倒とか言わずに大事にしなきゃと思います。
あれから8ヶ月。
ようやく入手時の長い葉が全て落ち自分ちで出た葉に入れ替わりました。
ここまで5年の年月が必要のようです。
結果、芽数は数倍になっているのに
引き締まった姿のおかげでずいぶんコンパクトに見えます。
特に青物品種などはここを目指して栽培していますので結構な達成感。
お気に入りになると現金なものでまめに植え替えたり
姿を整形したりと手入れに余念がなくなります。
そこそこの株ですと1本いくらだから10本でいくらといった計算で動きますが
美術品ともなれば希少価値の部分が値段の大部分を占めるようになります。
糸青海といえどもこれくらいになれば結構貴重かも。
そして大株にしても仔吹きの良さそうな品種ですから
今後も益々繁ってくれることでしょう。
ホントは手入れ不足の持ち崩した株を何とかしなければいけないのですが
年とともにそれに係わる体力、気力、時間が減少していきますので
なかなかままならないものです。
あれから1年と8ヶ月。
ちょうど開花期でなんかごちゃごちゃしていますね。
2作前のほうが姿の見比べには良いかも。
枯れた花茎や葉柄を掃除し根を株の中に収めて
2年ぶりに植え替えました。
鉢こそ素焼きですが、馬子にも衣装とは言ったもので
すっきりした姿が嬉しくつい写真を撮りました。
たまに見ても変わりない姿と思っていたのに
見比べてみると2年で結構ボリュームが増しているのにちょっと感動です。
そういえばいつしかブドウ糖をやったせいで
汚してしまった葉も入れ替わったのか綺麗になっています。
大株になると植え替えは億劫になるし放って置けば根腐れして持ち崩し。
なんとも厄介ですがようやく辿り着いたピートモス植えで状況が一変しました。
新根の散らかる欠点はあるものの
数年に一度の植え替えで株を維持できるので大助かりです。
ただ、この株は天辺の親木がやや黄ばんで生気無し。
根が浮いているんじゃないんだろうかとちょっと心配です。
こちらは小さいながらもちょっと締まった姿は弁慶丸風でしたが
昨年、蘭舎内のたぶん3等地ぐらいの場所で暮らしたら
普通の糸青海に戻っていました。
これだけじゃなく全般的にですが、あまり締めて作っても
他に行ってすぐに伸びたんじゃ違和感ある姿になるし
これぐらいがちょうど良いのかもとか思っています。
あれから4ヶ月。
開花の時期を迎えていますが葉変わり品種とはいえ豆葉と違って花茎は普通に伸びます。
なんか株の上が花で散らかり放題という気がしないでもありません。
私も片づけが苦手ですから身につまされます。
最も株自体もまだ整形途中。
前作の長い葉が落ちる頃にはすっきりした姿になっていることと思います。
こちらも小株ながら花茎はたくさん伸ばします。
人気無しとはいえ飄々とした姿をきりっと引き締めると結構イイ感じになりますです。
あれから1年と10ヶ月。
こちらに来て数年経っています。
大株とはいえ作場が変わるとそれが刺激になるのでしょう。
仔は沢山付きましたし、葉丈は少し短くなっています。
新葉と入れ替わりに長い下葉が落ちる頃には
姿もピークパフォーマンスを迎える事かと・・・
このクラスの株立ちはゴロゴロあるとは思いますが
気合の入った大株は果たしてどれほどあることかと思います。
こちらの木はあれから2作。
入門クラスの品種とはいえ大株にするには
やはり相当(数十年)の歳月が必要になりますです。
あれから8ヶ月。
天水栽培とブドウ糖散布の相乗効果で葉を汚してしまいましたが
根はほとんど傷んでいませんでした。
3作もすれば葉の汚れも目立たなくなるはずです。
まだあちこちから仔を上げていますからその頃にはすごい株になっているかも。
また、糸青海です。
株立ちを持っていたのですが棚から無くなって久しく
寂しくもありましたので、何年か前に大株を入手。
大人買いとはいえ作の手間賃程度のお値段には考えさせられます。
この糸青海や大波青海などは特に植え替えが大変で
いつもげんなりさせられてきましたがこの植え方なら大丈夫。
いくらでもです。
もう少しコンパクトに仕上がれば美術株として通用しそうです。
あれから5ヶ月。
葉繰りは1枚・・・。
紀州宝のところでも書きましたが
やはり条件は全部同じです。
結構温度に鈍感なようでいて
寒さにあわせてしまったらその後、挽回するのが大変なようです。
安い品種なら平気ということではなさそう。
春先、生育が始まってしまったら低温には要注意です。
あれからほぼ一作。
株が茂って木勢が付いたせいかちょっと大きくなってしまいました。
お値段のほうはともかく、これのこじんまりとした姿は
他の湾曲葉品種に引けをとらないと感じています。
でも、その姿を長く維持するのは難しそう。
水を辛くすれば木が痩せるし、多くすれば間延び・・・。
太く短くするには日光、風通し、湿度などいろいろな要素を考えなければなりませぬ。
あれから二作。
でも、ほとんど姿は変わらず。
手抜きせずに育てていますが
裾物だからといってドンドン増えるわけではないようです。
というか、こういうのは増殖より姿重視で育てたいと思います。
富貴蘭には侮れない品種がたくさんありますね。
入門品種といえども手放してしまうと
同等品の入手は困難を極めます。
ということで長らく寄せ植えしていた糸青海ですが
ようやく見頃を迎えたようで単独植えに昇格です。
やはりコレクションもひとつの楽しみですから
これも大切な一鉢です。
あと残りは卑弥呼、弁天、日向王、上総の舞かぁ~
まだ何かあったかな?
まあ、これから立身したら買える時も来るでしょう。
早くも11月。
北海道からは雪の便りが聞こえてきます。
秋田ももう直ぐ冬なのでしょうがその割りに温かく
なんだか実感がありません。
(せっかく小屋へ入れたのに~)
それでも蘭小屋に突っ込んでしまえば気分は冬景色。
夏作の間は次々に手入れが待っていて
楽しむ余裕は少なかったのですが
もう春まではその必要もありません。
全てから開放されてこれからが本当の風蘭三昧かも
ということで糸青海
以前姿の良い株立ちが有ったのですが
請われて人手に渡ってしまい
その後入手の機会がありません。
入門品だからいつでも手に入ると思ったら大間違いですね。
今のところ4品種の寄せ植えですが
一本あった小さな外れ仔がようやく一人前の姿になりました。
このタイプでは一番シャープな姿で悪くないと思います。