昨日に引き続き羆覆輪ネタです。
寄せ植えをバラしていたらこんな木を見つけました。
数十年前から話には聞いたことがあっても現物を見るのは初めてです。
羆覆輪の柄抜けで親木は両方の天葉の柄が抜けちゃっています。
そして出てきた仔も青。
このまま柄抜けで終わるのか
それとも別方向への変化の兆しなのかちょっと興味が湧いてきました。
それとは真逆のこんな木も。
親木は縞含みのきれいな柄が続いています。
それから出た仔はこんな稚葉を持っていました。
この葉が出た瞬間は残念ながら見逃してしまいましたが
もし見ていたらさぞかし心がときめいていたことでしょう。
でも片方は普通の覆輪ですし
一見、中透けに見える方も柄が葉先に抜けた単なる縞です。
それでも稚葉の辺りから中透けの仔でも出てくれたら
驚愕の一品になるかもとちょっと期待もしています。
あれから1ヵ月弱。
1本から育てた株立ちなら出る新根はそれなりのポジションを心得ていますが
寄せ植えとなれば話は別のようです。
それぞれが思い思いに根を伸ばしますし
特に今年は新根が良く出ましたので収拾が付かなくなる前にと
寄せ植えしていた羆覆輪をバラシて全部植え替えてみました。
新月殿を単独植えにしたのは実に十数年ぶり。
ちょうど花茎が伸びていましたのでそのままに。
花まで咲かせちゃって大丈夫かなとちょっと心配です。
新月殿を外した親木ですが昨年ようやく仔が出てくれました。
それまで十数年仔が出た形跡はありません。
新月殿が重荷だったのでしょう。
そういえばあの木はあれから2年弱。
寄せ植えの中から見つけましたが
こちらは若木だけあって仔吹きも良好です。
思えば芯痛の親木から出たアタリからの成長記録でしたが
これが最後の記念撮影です。
ところでそれなりのお値段だった頃は
こんなハデ仔の出ないタイプが好まれたものです。
しかし何かしら変化を求めるのであれば
ちょっと面白みのないタイプでしょう。
嗜好は時代とともに移り変わります。
あれから10ヵ月。
相変わらずの寄せ植え暮らしです。
姿が良かったり面白そうな芸をしたものもいろいろありますが
新根が伸び放題で鉢穴からも出ており
手に持つことも撮影台に置くこともできません。
持てるのはこれぐらいで我が家的には珍しくも新月殿が出ている木を選んで寄せています。
これは新月殿歴10年選手。
親木から外せば数年後には枯れるという先入観がありましたが
外して枯らした経験は数十年前の事。
今の棚環境では大丈夫かもしれません。
次の植え替え時には久々に単独植えで試してみたい気もしますが
それ以上に寄せ植えを解消し単独植えしたい木が盛りだくさん。
それをやると今の10鉢が50鉢以上になってしまいます。
スペース的に厳しいかも~。
毎日暑い日が続きます。
それでも秋田では夜は涼しくて過ごしやすく
富貴蘭も相変わらず成長を続けています。
それでも秋田では夜は涼しくて過ごしやすく
富貴蘭も相変わらず成長を続けています。
羆覆輪はあれから1ヵ月。
せっかく春に苦労して植えたのですが
もうすでに根が隣の鉢に入りこんでいます。
このままでは発送はおろか手に取って眺めることもできませんので植え替えることに・・・。
なんとか新根を折ることなくきれいに植え替えることが出来ました。
10鉢植え替えに要した時間は3時間30分。
これからまた同じようなごちゃごちゃの鉢を10鉢植え替えれば
合計たった20鉢ですが仕事やった感が十分味わえ
晩酌の第3のビールでも十分に美味しく感じられることでしょう。
あれから3ヶ月半。
朝日の良く当たる場所に置いてありますが紺地も飛ばず
元気に生育しているようです。
それぞれが古木っぽい感じなものの今年は仔出しが期待できそう。
たくさん育てていても今までそんなに変化した木を見たことはなかったのですが
これは付け付近にガシを打ってちょっと面白そう。
幾分小型に育つようです。
反対側は普通に育ちそうな大きな木です。
こちらには新月殿を生みそうな木を集めてみました。
ウチの棚ではほとんど覆輪の仔しか出ないのでこれは稀な系統です。
親木に付いている限りはいつまでも枯れないようですし
それなりに綺麗です。
そういえば30数年前、これに白縞が入った木をこれは珍しいと購入し
速攻、枯らしたことを思い出しました。
更にそういえばウチの棚でも羆覆輪に白縞が入った羆牡丹なんていうのが出ましたが
これも数年で枯れてしまいました。
また出てくれないかなと見ていても二度と遭遇することはないようです。
さて、早いもので3月も中盤に差し掛かろうとしています。
しかし外はまだ雪の山で、これがほんとに消えるのかなと思うほど。
それでも蘭舎の風蘭には水をやり、下の温度も少し上げて気分は春です。
植え替えにも気合を入れなきゃいけません。
しかし外はまだ雪の山で、これがほんとに消えるのかなと思うほど。
それでも蘭舎の風蘭には水をやり、下の温度も少し上げて気分は春です。
植え替えにも気合を入れなきゃいけません。
羆覆輪はあれから8ヵ月。
ずいぶん賑やかになりましたがそれもそのはず、今回は寄せ植えしてみました。
確か大株なんかもバラして1本ずつ植えたのが3年ほど前。
仔付きで姿の良いものから先にヤフオクや交換会に出しましたので
残ったのはほとんどが素立ちで40鉢ほどでした。
他のが増えて置き場所が無くなりましたのでスペース確保のため
5本ぐらいをまとめて全部で10鉢にしてみました。
今まではスカスカで寂しかったのですが
寄せ植えとはいえギュッと濃縮され何やらにぎやかで華かになった感じです。
それに3作もするとヒョロかった苗木も葉幅引いた親木に成長しています。
当面はこのままで様子を見て、持ち崩す前にまたばらしてと緩急付けて育てようと思っています。
それにしても売る気の無くなるような育て方ではあります。
あれから4ヵ月。
芯痛だった親木にまだ力があるのでしょう。
仔に新根がたくさん出てきましたが全部宙に浮いています。
根先の生長が止まりましたので
頃合いもよくということで植え替えることに・・・。
昨年春に植え替えたばかりですからまだ痛みも無いようです。
ミズゴケとピートモスを外してみると
さすがに古根数本は落ちちゃってます。
ただ、落ちた根が腐って新根に悪影響を及ぼさないのがピートモス植えの良い所。
今回は更にお尻に木炭をかませ
超オーバークオリティな植え方にします。
次の植え替えは3年後でしょう。
あれから1年と7ヶ月。
その時出た芽が1作半でこれぐらいになればまずは上出来です。
親木の下葉が2枚落ち、いかにもその入れ替わりという気がします。
この仔に根が出て外しても、もう親木から仔は出ませんので
このまま行くところまで行くしかないのでしょう。
親木のパワーをもらってすくすく育ってほしいものです。
ところで、羆覆輪の派生品種といえば新月殿と大冠くらいしか思いつきません。
そこでほかに何かないかと棚の木を見たらこんなのが何鉢かありました。
大冠の芸ではありませんが覆輪が深めに入ってきています。
こちら2鉢も同じような風情。
これ以上柄が進んで派手になったら目も当てられませんが
この状態で留まるなら結構アピール度は高いと思います。
いずれも以前あった大株をバラバラにして1本ずつ植え込んだものです。
その後2作していますが素立ちにすると日当たりと風通しが良くなるのか
葉幅引きガッチリ系に衣替えするところなどが作の面白さだったりします。
それともう一鉢。
急に天葉にガシのようなのが乗って
ちょうど建国系の八千代芸か建国殿(中透け柄)の葉の出方を彷彿とさせます。
ちょっとミステリアスといった感じ。
しかし鉢数があればいろいろ見えてきますが
羆覆輪を何十鉢も置いておくのはなんか無駄…という気がしないでもありません。
芯痛になった木の過去画像なんてあるのかなと探してみたら
・・・ありました。
あれから1年半。
上から4枚目の木です。
天葉がちょっと伸びてはいますがすでに芯痛だったのでしょう。
その後も付くのは花芽ばかり。
古木ということもあって半分諦めていたのですが
たまたま引っ張り出して見てみたら
なんと仔が二本も出ているではありませんか。
これは超ラッキー。
しかも台は盛り沢山の根がある力感溢れる古木です。
この仔達は当然ながら超ハイスピードで育ってくれることでしょう。
そんな成長過程を見るのがまた楽しいんですよね。
それにしてもこのまま仔が出ずに朽ち果てる木も多い中、
仔が出てくる(出す)というのは天地の差、
それも紙一重のような気がします。
世の中、すべからず得てしてこんなものかも。
ちなみにこちらのはその時の上から3枚目の木です。
これもかなりの古木なのですがようやく仔が出てくれました。
しかも花芽予定位置から・・・。
数年後には親木を追い越すぐらい大きく育っていることかと。
この品種は柄的には季節により斑色の変化はあっても
パッと見、単純な覆輪で飽きちゃうことがあるかもしれません。
しかもあんまり増えないし・・・。
ただし、作の工夫などで増えだせば状況は一変。
何倍にも楽しめるというものです。
あれから3ヶ月。
羆覆輪は増えない品種ですから大株に仕上げるには長い年月が掛かります。
ただ長年慣れ親しんできた株ではありますが姿が崩れてしまいました。
大株は株全体に日が回らないのでどうしても間延びしてしまいます。
そこで惜しいのですが株分けすることに・・・。
羆覆輪は増えない品種ですから大株に仕上げるには長い年月が掛かります。
ただ長年慣れ親しんできた株ではありますが姿が崩れてしまいました。
大株は株全体に日が回らないのでどうしても間延びしてしまいます。
そこで惜しいのですが株分けすることに・・・。
これは素立ちですがまだましな姿。
こちらはガッシリ感が無く鑑賞にはいまいち。
こちらもまだ苗木状態です。
こんな木が10鉢出来ました。
さすが大株といったところです。
まあ、あんまり鉢数を増やしたくないのですが好きな品種ですからまだ納得できます。
これから数年作を掛ければこんな姿に生まれ変わってくれることでしょう。
それにしても新月殿が1本も出ないなんて喜ばしいというかちょっと退屈というか
たまにはあんな木が出てくれたら俄然楽しみも増すのですが・・・。
あれから7ヶ月。
一番上の画像の木です。
それぞれの木からもっと仔が出るかと思いましたが
出たのはこれぐらいのようです。
ま、羆覆輪ですからそんなに仔吹きが良いはずはありませんです。
ところで親木は下半分は葉が細く苗木状態ですが
上のほうでかっちりした姿となり本領発揮しています。
こうなればこの品種の魅力倍増です。
この品種が好きで昔たくさん買い入れたものですが
棚に残ったのは派手仔の出ない系統の増殖分だけです。
ただ、贅沢ですがそれだけではなんとなく退屈。
こうしてたまには派手っぽい柄が出てくれるとなんとなく浮き浮きします。
そのうち元の覆輪に戻ってしまうのでしょうが・・・。
仔は普通の覆輪ですね。
こちらは先日ヤフオクで売り損ねた木。
下葉からがっちりと出来ています。
柄は天葉のやや深い覆輪が刺激的です。
柄物ですから柄が綺麗に越したことはないのですが
派手になりそうでならずにそこで止まる絶妙な柄はありそうでなかなかないようです。
普通は派手気味になればいきなりそっち方向に走り始める品種ですから。
近頃ずいぶん日が短くなって夕方5時前には暗くなり外仕事が出来なくなりました。
そういえば昨年の今頃はいきなり30センチ以上の雪が積もりあわてたものです。
4年連続で大雪に見舞われていますからもう雪は降るもの、積もるものと諦め
それを前提に冬に備えています。
週間天気予報を見ますと雪マークが出るようになりました。
蘭舎の温度も上がらなくなりましたからそろそろ水を切って
長い冬に備えさせなければと思っています。
そういえば昨年の今頃はいきなり30センチ以上の雪が積もりあわてたものです。
4年連続で大雪に見舞われていますからもう雪は降るもの、積もるものと諦め
それを前提に冬に備えています。
週間天気予報を見ますと雪マークが出るようになりました。
蘭舎の温度も上がらなくなりましたからそろそろ水を切って
長い冬に備えさせなければと思っています。
羆覆輪はあれから一作。
大株は一部にしか光が当たらず撮り難かったのですがそれも解消されました。
ただ、姿はだいぶばらけてしまいました。
天辺の親木は勢いの良い仔に飲み込まれ
このまま作ってももう美術株にはなりそうもありません。
また最初から仕切り直しということで
来春の株分けを楽しみたいと思っています。
しかしいったい何鉢になることやら。
株分けしたばかりの木は姿がイマイチですから
作を重ねた5年後くらいが見頃となるのでしょうね。
だいぶご無沙汰してしまいました。
このところ毎日良いお天気が続いています。
まだ所々に冬の名残の雪の残骸はあるものの
ようやく春らしくなってきました。
でも、桜の花芽が少し膨らんできたというレベルではありますが・・・。
このところ毎日良いお天気が続いています。
まだ所々に冬の名残の雪の残骸はあるものの
ようやく春らしくなってきました。
でも、桜の花芽が少し膨らんできたというレベルではありますが・・・。
羆覆輪はあれから1作半。
どれがどの木かは照合するのも面倒ですが
数えてみたらまだ素立ちの古木が5本ありました。
もう下葉には空き家が無い上に花芽はどれもこれも2個から3個。
増えない羆覆輪が古木になると更に仔出しは困難になるようです。
しかしそれで諦めるのは面白くないので作で何とかしようと一工夫。
今年はこんな風にピートモスと木炭をアンコにして植え込んでみました。
それもこれだけじゃなくて全部・・・。
やはり鉢の乾き具合が同じになるほうが気持ちよいものですから。
しかし、その植え替えに難渋していました。
ピートが手からぼろぼろと零れ落ちなかなかおにぎりを握るようにはいきません。
とりあえず半分の600鉢ほど終えて気が抜けてしまいましたが
あとの半分、まだまだ工夫の余地ありです。
もっとやりやすい方法を考えなくては。
しかしまだ確信はないものの
もしこれで全部の羆覆輪から仔が出るくらい作が良くなるようなら
ちょっとこれから先の人生変わるかもなんて思っています。
まあ、全部根腐れで大失敗ということも一応想定はしていますが・・・。
あれから1年と3ヶ月。
羆覆輪でこれぐらい中に縞が入ってくると
天葉でいきなりユウレイになって、ハイそれま~で~よっというパターンをよく目にします。
それを思えばこの木は良く持ちこたえているほうだと思います。
ただの縞じゃなく逆三光(第二層のみ紺地)的な柄で推移しているのでしょうか。
もっとも仔はお決まりの新月殿ですから親木もただの派手柄と決め付けられそうですが・・・。
先日の月光羆と雰囲気が似ていなくも無いのですが
あちらは羆の青から出た三光中斑(第二層のみ柄)。
やはり華やかさと柄の継続という点での安心感が違います。
今後どちらが出世するかは比べるべくも無いのですがどっちもがんばって欲しいものですね。
あれから7ヶ月。
鉢底の穴や鉢の淵からわさ~っと根が伸び出していて
しばらく写真は撮っていない雰囲気でした。
鉢底の根が邪魔して置くと転がってしまいますから
しょうがなく鉢から抜いてまた入れ直し撮影。
そしてブログの過去記事を見てみたら春に同じことをやっていました。
力が有り余っている感じです。
芽数を数えてみたら17本。
これ以上根が繁茂したら株分けが困難になりますし
さりとて10鉢以上のスペースを作るのも大変。
悩ましいところです。
新月殿が出ないので良く増えるんですよね。