あれから10日。
最初に咲いた花が枯れずに全部開花したのは快挙かも。
付けが月型の豆葉で梅弁天咲きは登録品種ではこれと翠扇くらいですが
長門丸のほうは滅多に最後まで行きませんのでたくさん写真を撮ってみました。
こちらは上の画像の2日前の状態。
咲き初めは緑が乗って綺麗です。
こちらはその2日前の状態。
何しろ最初の花がいつ落ちるかわかりませんので・・・。
花弁の弁元に紅を差し芸が細やかです。
ただ、惜しむらくはこの満開の花を見られるのは
最初で最後かもしれないという事でしょうか。
あれから1年と8ヶ月。
昨年の秋遅くに動き出した蕾でしたが時すでに遅く
蕾の状態で冬ごもりしました。
しかし、長門丸のことですからこのまま枯れてしまうだろうと思っていましたら
春の目覚めと共に動き出し開花に至りました。
夏に動き出した蕾は咲く前に黄色くなって落ちることがほとんどなのに
今回は3花咲いてもまだ瑞々しさを維持しています。
不思議といえば不思議な現象ですが開花しているのはこれ一鉢ですし
香りと共に可憐な花容を堪能しています。
ちょっと前の画像ですが長門丸が開花しました。
いつも蕾のまま咲かずに散りますので見るのはしばらくぶりです。
どうしたらちゃんと咲くかもわからない謎の多い品種です。
次、巡り合うのも10年後でしょうか。
あれから3年半。
姿だけ見てもほれぼれしますが花は蕾が膨らむとところまで行っても
なかなか開花には至らないというミステリアスな品種です。
毎年開花に挑戦させられるは子は外されるはで
そんな歴戦の跡を物語るかのような姿になっています。
それでも今年も新根をたくさん出し下から望外の仔まで出て
期待に応えようとしてくれる健気な木ではあります。
こちらは外された仔のほうですが一作で早くも仔が2本。
若木だけあってピチピチしていて葉艶まで違います。
見た目も大事ですから第一印象的にルックス抜群のこんな木に出会えれば
長門丸ファンになること間違いなしでしょう。
あれから1年と4ヶ月。
相変わらず力感溢れながらも整った好ましい葉姿をしています。
今まであまり増えなかったのですがなぜは今年は仔が2本発生。
花芽も付いていましたが仔育てに専念させるべくそれは取り去りました。
片側からだけの仔ですから大きくなり次第順次取り外すことになりそうですが
それほど仔吹きは目出度くない品種のようで増やして邪魔になることはなさそう。
とりあえず釣り枠6鉢分くらいを目標にしたいものです。
こちらのほうは花芽は取らずにそのままにしていました。
膨らんだままでフリーズしていましたが最近ようやく花茎を伸ばし始めたところです。
気候も涼しくなりましたので果たして開花してくれるかどうか。
一度くらいはまともに開花した姿を見てみたいものですが。
あれから4ヶ月。
力強い生長が始まりました。
富貴蘭讃歌さん所のは開花間近のようですが
こちらは木には花芽が付きませんでした。
ちょっとしたきっかけで大きく方向転換するとは面白いものです。
仔が1本などとけち臭いことを言わずもっとバンバン仔出ししてくれそう。
(まだ、そうと決まったわけではないのですが・・・)
でも、せっかくの姿ですからごちゃごちゃしているより
素立ちのほうが魅力的・・・とか贅沢なことを言っております。
こちらのほうも下から仔が顔を覗かせていました。
何年も増えなかったのに増える時はこうも簡単なものなのですね。
そういえばこまめさんちのは咲いたかな。
こっちはどちらか一つが精一杯なのに仔をたくさん出した上に花まで・・・。
やっぱりさすがです。
あれから5ヶ月。
毎年花芽が2個ずつ付いていましたが
芯痛の親木から外したとたんそれが止み、来年の花はゼロ・・・。
おまけに下から仔まで出てきました。
株分けは増殖にこんなに効果があるのかと今更ながらビツクリです。
仔のほうも来年の花芽は無し。
思わず倍返しだ~とか叫びたくなってしまいます~。
それにしても僅かな差ですが翠扇以上に整った葉姿がお気に入りではあります。
あれから2週間。
花芽が動き出してから1ヶ月過ぎて蕾はご覧のように黄ばんでしまいました。
あとから動き出した別の品種がどんどん先に咲きはじめ
あ~~とか~ら~きぃたぁのぉにお~いこぉさぁれ~~・・てな具合です。
午後から日が陰る涼しいところに置いていましたので
どうも咲かない原因は暑さじゃなさそう。
やっぱり栄養不足かな・・・なんて考える前に即撤収です。
今後は花より団子に徹するべく株分けしてみました。
親仔ともに根はよく出来ていて力はありそうなのですが・・・。
とりあえず上の仔達を育ててくれた芯止まりの親木も丁寧に植え込みました。
あれ以来ですから仔を生まなくなってから5年。
これからまた仔が出たら神でしょうね。
富貴蘭讃歌さんならたぶん出せるかも~
あれから18日。
いつもと違って付いた花芽を豪勢にそのまま伸ばしています。
今まではこれが6月かというほど暑い日々ではありましたが
これからしばらくは梅雨らしく涼しい日が続きそう。
もし涼しければという条件付きであっても、それで咲いてくれるならば
こちらでは毎年花を楽しめそうです。
といってもそろそろ仔出しのほうに舵を切らなければとも思っています。
花も団子もという訳にはいきませんから。
あれから9ヶ月。
昨年は涼しくなってから伸びだしたものが開花してくれました。
思うに水吸いが良くない品種で暑い盛りでは開花に至らないのかも。
ということで今回は少し早めに加温したせいか早くも花芽が動き出しています。
6月ならばまだ明け方涼しいし湿度も高いので
これは開花してくれるかもしれません。
咲かない原因がわかって毎年花を楽しむことが出来れば
この品種もまた見直されるかもしれませんね。
それにしても花芽だけはよく付くこと。
世の中、期待して待っていると大抵は外れてしまい
期待しなかったことに望外の嬉しい結果が訪れることは良くあります。
期待しなかったことに望外の嬉しい結果が訪れることは良くあります。
あれから2週間。
まただめかと思っていたら意外や意外しっかりときれいに咲いてくれました。
嬉しさの余り、いろいろな角度からいろいろな光の加減で撮ってみました。
咲き初めは花弁に緑を含みクリーム色にも見えます。
弁元と距に紅を散らしなかなかの美花。
どちらかといえばバックシャンかも。
なぜ真夏はいつもだめで今の時期に咲いたのか。
相変わらず、日中は暑いのですがさすがに夜は秋めいて涼しくなっています。
それで木の消耗が抑えられたのでしょう。
花を見ることが出来ましたのでこれで大満足。
なんか良いことがありそうとちょっぴり力も湧いてきました。
木のほうも今度は増殖に力を入れなくっちゃ。
暑いと言っても今頃はさすがに布団を被って寝る季節ですが
今年はこちらもちょっと変。
まだまだ寝苦しい夜が続きそうです。
今年はこちらもちょっと変。
まだまだ寝苦しい夜が続きそうです。
長門丸はあれから3週間。
花茎が1本だけ伸びて他は動かなかったのですが
この暑さのせいなのかフリーズしていた花芽がまた伸び出しました。
仔芽になってくれればとちょっと期待したのですが
こまめさんのように仔を出す技術は持ち合わせていないようで・・・。
これもまた蕾のままで終わってしまうのでしょう。
花が咲かずに枯れ落ちるとは私めの人生とオーバーラップするようで身に詰まされますが
花芽は毎年付きますから、いつかは満開に咲かせて見たいものです。
あれから4ヶ月。
昨年はあんな感じでチョロッと開花しましたが
今年は例年通りこれで終わってしまいました。
薄い液肥をいつもよりこまめに与えましたが力及ばずです。
まだ、棚は開花真っ盛りですが散ったら枯れ花を拾い集めるのが大変ですから
この長門丸をきっかけにほとんど切りました。
気温40℃を超える作場に長時間いたら熱中症すれすれ、
危ないところでした。
育苗箱にてんこ盛り。
数千本の花茎です。
花芽摘みにも精を出したつもりでしたが遠く間に合いませんでした。
あれから5ヶ月。
さすがに姿は変わりなしですが芯痛の親木の黄ばみは更に進みました。
経験上、こんな親木からは仔を外しても、もう仔は出ないとしたものですが
けなげにも付いている仔を育てようと養分を移行させているようです。
その仔から更に仔でも出てくれればいうことなしですが
付くのは花芽ばかり。
もう花芽はいいから~~と言いたくなります。
このままでは毎年現状維持が続くだけですから
増やすには富貴蘭讃歌さんがおっしゃるように
下葉を緩めるのが良い方法かもしれませんね。
あれから2ヶ月。
ほぼ1枚の葉繰りです。
それにしてもこの姿やボリューム感は翠扇にそっくり。
泥軸翠扇といった趣きです。
今でこそ翠扇の神通力は無くなりましたが、
富貴殿と満月のように対にして眺めると実に楽しい品種です。
来年も開花に挑戦すべく花芽はたっぷり付きました。
こちらの仔なぞ、外してみたいものですが
芯痛の親木がまだスネを齧らせてくれていますから・・・。
でも、その親木は相当くたびれてしまいました。
自分と同じような境遇かも~。