先日からの寒波の後始末、
屋根の雪下ろし、その雪の移動などで体がくたくたです。
その寒波はようやく去って2日ほど良いお天気が続きました。
いくら外は氷点下でも晴れると蘭舎の中はちょっとした春のよう。
でも、寒波はまだ何度もやってきますから、春にしてしまっては後が大変です。
ということでここは換気扇が活躍、10℃以上にならないよう気を付けています。
しかし、換気扇が回るとそれが湿度を下げ富貴蘭の皺が進みます。
しかし、皺が酷くなったらかわいそうとここで水をやったら暖めなければならず
そしたら次の寒波が心配と今の時期、堂々巡りは続きます。
そもそも、秋田で風蘭を育てること自体、いかがなものかといった感じかも。
でもまあ、あと1ヶ月の辛抱です。
黒牡丹縞(A)はあれから3ヶ月。
やはり皺を引いてきました。
今年はちょっと最低温度を下げた為か
他の派手木で変色してしまったものが見受けられます。
でも、この派手仔はまだ大丈夫そう。
今後、株分けされても痛まず元気に育って欲しいものです。
柄の少ない木はやはり元気そうで安心感があります。
こんなのを育てて時折、派手仔のをいただけるというのが理想です。
憧はあれから1作。
実生のせいでずいぶん安くなってしまいました。
でも、この木は順調に葉重ねしていますが仔は増えません。
意外に手強い相手ですが
今年も日作りしてきれいな柄を出させてやりたいと思います。
・・・それが増えない原因だったりして~。
あの木はとっくの昔に嫁に出しこれは初お目見えかも。
葉幅引かずちょっと気に入りませんでした。
たぶん、実生の口なのかもしれません。
上柄だけを取り出して植え直せば良さそうなものですが
バラバラにすると地味柄を邪険にしてしまいそうで・・・。
これでもいろいろな柄が入り混じってその方向性の勉強になりますし
最近は長年のお付き合いで見慣れたせいか愛着も出てきました。
水ゴケを使えば毎年の面倒な植え替えが待っていますが
これなら植え替えしなくてもとりあえず作落ちはありません。
これからも肩の力を抜いて付き合えそうです。
忘れていましたがこれは慶賀と夫婦品種と謳われていた人気品種でした。
ところがどっこい、ここは日本です。
木炭の姿、形にこだわる人種はいるもので
需要があればそれを供給してくれる人もいるということで
そのおこぼれに預かることが出来ました。
今回、お願いしていて届いたものは大きさ、長さ供にちょうど良く
これに根を跨がせて長い水ゴケで一巻きすると
寸分の狂い無くラッパ鉢に納まります。
これは植え替えが楽しみになってきました。
一鉢5分も掛からないほどラクチンですから
初夏を待たず早々に全部やってしまいそうです。
もちろん、初夏の頃にもう1度植え替えますが・・・。
慶賀はあれから1年。
昨年の画像は木炭をアンコにしてミズゴケを巻いていましたが
ミズゴケで巻くのも止めて木炭と竹炭だけで1作しました。
慶賀というと最初は最上柄でもだんだん柄が残念になってしまうものですが
これは何とか柄が維持できていて
しかもほとんど柄のない木から最上柄の仔まで出ています。
一方、こちらの木。
親木は下葉は上柄でしたが上で半柄状になってしまいました。
仔もその運命をたどるのかと思いきや、まだ最上を維持しています。
しかも、もう1本の仔も天葉で最上柄に進化しています。
思うにこれや白牡丹など木勢が付くと柄は青がちになりやすいものですが
意識して木勢を落とすのはなかなか難しいものがあります。
でも、この植え込みなら普通に水や液肥を与えても
いつも不足気味の状態になっていますから好都合。
葉繰りや仔出しの勢いは若干鈍りますが長くきれいな柄を楽しめそうです。
屋根の雪下ろし、その雪の移動などで体がくたくたです。
その寒波はようやく去って2日ほど良いお天気が続きました。
いくら外は氷点下でも晴れると蘭舎の中はちょっとした春のよう。
でも、寒波はまだ何度もやってきますから、春にしてしまっては後が大変です。
ということでここは換気扇が活躍、10℃以上にならないよう気を付けています。
しかし、換気扇が回るとそれが湿度を下げ富貴蘭の皺が進みます。
しかし、皺が酷くなったらかわいそうとここで水をやったら暖めなければならず
そしたら次の寒波が心配と今の時期、堂々巡りは続きます。
そもそも、秋田で風蘭を育てること自体、いかがなものかといった感じかも。
でもまあ、あと1ヶ月の辛抱です。
黒牡丹縞(A)はあれから3ヶ月。
やはり皺を引いてきました。
今年はちょっと最低温度を下げた為か
他の派手木で変色してしまったものが見受けられます。
でも、この派手仔はまだ大丈夫そう。
今後、株分けされても痛まず元気に育って欲しいものです。
柄の少ない木はやはり元気そうで安心感があります。
こんなのを育てて時折、派手仔のをいただけるというのが理想です。
憧
2012年01月14日 | 虎
感性に訴えかける良い芸をした品種でも
それとは別に実生が利くかどうかは常に予想しておかなければなりません。
最近では欲しかった真月の値段がまだ入手しないうちに急降下。
実生で出た話は聞きませんがたぶんあの芸は出るのでしょう。
富貴蘭に種苗法の適用はありませんから何を蒔いても良いわけです。
でも、蒔くほうも設備投資はしていますし
信用がなくなって売れなければ赤字ですからうまくバランスは取れているかも。
それとは別に実生が利くかどうかは常に予想しておかなければなりません。
最近では欲しかった真月の値段がまだ入手しないうちに急降下。
実生で出た話は聞きませんがたぶんあの芸は出るのでしょう。
富貴蘭に種苗法の適用はありませんから何を蒔いても良いわけです。
でも、蒔くほうも設備投資はしていますし
信用がなくなって売れなければ赤字ですからうまくバランスは取れているかも。
憧はあれから1作。
実生のせいでずいぶん安くなってしまいました。
でも、この木は順調に葉重ねしていますが仔は増えません。
意外に手強い相手ですが
今年も日作りしてきれいな柄を出させてやりたいと思います。
・・・それが増えない原因だったりして~。
あの木はとっくの昔に嫁に出しこれは初お目見えかも。
葉幅引かずちょっと気に入りませんでした。
たぶん、実生の口なのかもしれません。
上柄だけを取り出して植え直せば良さそうなものですが
バラバラにすると地味柄を邪険にしてしまいそうで・・・。
これでもいろいろな柄が入り混じってその方向性の勉強になりますし
最近は長年のお付き合いで見慣れたせいか愛着も出てきました。
水ゴケを使えば毎年の面倒な植え替えが待っていますが
これなら植え替えしなくてもとりあえず作落ちはありません。
これからも肩の力を抜いて付き合えそうです。
忘れていましたがこれは慶賀と夫婦品種と謳われていた人気品種でした。
鉢が足りなくなりましたので
昨年、愛楽園さんに切高台(ラッパ鉢)の素焼きを注文しました。
今までは3,5号と4号鉢しか使っていなかったのですが
物は試しと3,3号もお願いしてみました。
3,5号と値段が同じで損したような気分から
今まで買わなかったのだと思います。
でも、この大きさはなかなかいい感じ。
割り仔など、小さめの木がうまい具合に収まります。
ところでミズゴケならその規格品の鉢の大きさに合わせてアンコを作ることが出来ます。
でも、アンコを木炭にしようと決めてもなかなか手頃な長さ、太さのものが見つかりません。
買っても無駄なものが多く出てしまいます~。
そりゃそうでしょう。
木炭は姿、形はどうでも火が付いて弾けず、
煙が出なければ文句を言う人は誰もいないとしたものです。
昨年、愛楽園さんに切高台(ラッパ鉢)の素焼きを注文しました。
今までは3,5号と4号鉢しか使っていなかったのですが
物は試しと3,3号もお願いしてみました。
3,5号と値段が同じで損したような気分から
今まで買わなかったのだと思います。
でも、この大きさはなかなかいい感じ。
割り仔など、小さめの木がうまい具合に収まります。
ところでミズゴケならその規格品の鉢の大きさに合わせてアンコを作ることが出来ます。
でも、アンコを木炭にしようと決めてもなかなか手頃な長さ、太さのものが見つかりません。
買っても無駄なものが多く出てしまいます~。
そりゃそうでしょう。
木炭は姿、形はどうでも火が付いて弾けず、
煙が出なければ文句を言う人は誰もいないとしたものです。
ところがどっこい、ここは日本です。
木炭の姿、形にこだわる人種はいるもので
需要があればそれを供給してくれる人もいるということで
そのおこぼれに預かることが出来ました。
今回、お願いしていて届いたものは大きさ、長さ供にちょうど良く
これに根を跨がせて長い水ゴケで一巻きすると
寸分の狂い無くラッパ鉢に納まります。
これは植え替えが楽しみになってきました。
一鉢5分も掛からないほどラクチンですから
初夏を待たず早々に全部やってしまいそうです。
もちろん、初夏の頃にもう1度植え替えますが・・・。
遅ればせながら新年、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
昨年は年末寒波でどうなることかと思いましたが
年が明けてからは1年前を思えば穏やかな日が多く、やれやれといった感じです。
それでもやはり冬ということで蘭舎内では2℃から7℃くらいをキープ。
お天気が良い日でもそれほど温度は上がりません。
霧吹きさえ出来ないことが前提になっていますので
攪拌扇は最小限にして温度もいつもより低めにして乾燥を防ぎ
皺が酷くなるのを遅らせようと考えています。
そしてこの状態で2月半ばまで維持し、
それから水やり、植え替えを始めようかと思っています。
今年もよろしくお願いします。
昨年は年末寒波でどうなることかと思いましたが
年が明けてからは1年前を思えば穏やかな日が多く、やれやれといった感じです。
それでもやはり冬ということで蘭舎内では2℃から7℃くらいをキープ。
お天気が良い日でもそれほど温度は上がりません。
霧吹きさえ出来ないことが前提になっていますので
攪拌扇は最小限にして温度もいつもより低めにして乾燥を防ぎ
皺が酷くなるのを遅らせようと考えています。
そしてこの状態で2月半ばまで維持し、
それから水やり、植え替えを始めようかと思っています。
慶賀はあれから1年。
昨年の画像は木炭をアンコにしてミズゴケを巻いていましたが
ミズゴケで巻くのも止めて木炭と竹炭だけで1作しました。
慶賀というと最初は最上柄でもだんだん柄が残念になってしまうものですが
これは何とか柄が維持できていて
しかもほとんど柄のない木から最上柄の仔まで出ています。
一方、こちらの木。
親木は下葉は上柄でしたが上で半柄状になってしまいました。
仔もその運命をたどるのかと思いきや、まだ最上を維持しています。
しかも、もう1本の仔も天葉で最上柄に進化しています。
思うにこれや白牡丹など木勢が付くと柄は青がちになりやすいものですが
意識して木勢を落とすのはなかなか難しいものがあります。
でも、この植え込みなら普通に水や液肥を与えても
いつも不足気味の状態になっていますから好都合。
葉繰りや仔出しの勢いは若干鈍りますが長くきれいな柄を楽しめそうです。