富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

羆①

2005年05月31日 | 建国殿
前回の続き。
というか、手近にあるコンデジで写したので
画像が良くなくお口直しです。

この羆は3回冬を越し、もう3作目に入りました。
腰斑の綺麗な羆で失敗するとしばらく立ち直れないので
腰斑の出ない地味な木に挑戦してみたものです。
それでも葉が短くなりっぱなし。
他の品種なら一旦葉が短くなっても一作で持ち直すのですが・・・。
今年あたりからそろそろ木勢が付いてくれればと思っています。

それでもアタリは三つ付きました。
二本は
ちょっともやもやした感じもありますがやはりでしょう。
もう一つは昨年出掛かって動かず心配しましたが
何とか少しずつ伸びてきたようです。
これには柄があるような気がしますが・・・。
まあ、そんなにすぐに増えてくれるなら
もっと安いはずでこれは想定内ですが・・・。

白い根はたぶんそのまま染まらずに伸びるのでしょう。
白というより象牙色、これも綺麗です。

冬の間は天葉が青っぽいのですが
そこはやはり羆。
成長と共にだんだん白く冴えてきます。


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羆などのルビー根

2005年05月31日 | 建国殿
春早くから植え替えなければと
いつも頭がいっぱいでしたが
最近良い方法を思いつきました。

外棚に出した後空いた蘭舎の棚にコンパネを敷き
そこで植え替えると暖かいし
広々として作業がしやすいのです。
何で今まで気が付かなかったのだろう?
今頃からゆっくり植え替える方が良いのかも?

皆様のところでも根がたくましく伸び始めているようですが
こちらはまだちょぼちょぼ。
それでもようやく根が出始め楽しい季節です。
羆牡丹からはルビー根が出てこの仔も力がありそうな感じ。
今回は期待できそうです。
以前紹介の建国殿羆の仔からは真っ赤なルビー根が三本。
でも、あんまり伸びそうにない雰囲気です。

からは白い根が出てきました。
これは時折有る現象のようです。

最近入手した
白覆輪と紺覆輪が混在し
後冴えのようなもやもやとした中斑。
芸としては半端な部類に入るのでしょうが
こんなのが私には一番面白く思えます。
とりあえずは最高です。

これから夏の成長期にかけて
羆の仲間は柄の冴え、根の美しさなど
見所いっぱいです。
盆と正月が一緒に来るようなものかも?

そういえば明日、家にお客様が・・・。
ようやく書き込みできたブログですが
またしばらくお休みになりそうです。
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植え替えの日々・・・

2005年05月22日 | 黒牡丹、金牡丹
風蘭を外棚に出し明るいところで眺めると
いやでも水苔の汚れ、持ち崩した株が目に付きます。

ただ見ていてもしょうがないのでせっせと植え替えていますが
いつになったら終わるのか?

去年も確か秋口まで
好きな温泉にも滅多に行かず
夜、酒を飲みにも出歩かず
休みのほとんどは植え替え三昧でしたっけ。
今年もそのパターンですね。
お金を使う暇がありません。

画像は今年の大会で入手した月笙。
中斑状に柄が入っていて
ちょっと面白い感じです。
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舞鶴

2005年05月18日 | 舞鶴
今日は午後から雨でしたが、まじめに植え替えをしていました。
それでもあちこち見ながらですからなかなか捗らず、
まあ、50鉢がせいぜいでした。

枯れた葉柄を取ろうと縞のある建国殿の小さな芽まで欠いてしまったり
相変わらずおバカなことをやっています。

いつまでもうじうじと未練がましく見ているより
もっと慎重にやるか、余計なことをしないとか反省が先なのですが。

大会に出品した舞鶴ですが惜しくも?二位でした。
やはりあれにはかないません。
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楽しい思い出をありがとうございました。

2005年05月17日 | その他
楽しかった全国大会。
深夜に帰宅して次の日から仕事でしたが
ようやく一心地着きました。

人見知りするほうなのですがそこはさすが趣味者同士、
旧知の間柄のように話しかけていただきとても嬉しかったです。

展示、懇親会、交換会など全てがスムーズで
主催された方のご苦労をねぎらいたいと思います。

週間天気を見るとこちらでも最低気温が
10度以上になる日が続くようで
ようやく全部外棚に出しました。

今までは植え替えもボチボチでしたが
本腰を入れてやらなければと思っています。
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白妙

2005年05月12日 | 白妙
冬季、日が弱いとほとんど青軸に見えるのですが
生育期は極わずかに軸元を染める白妙。
でも、宮崎産らしく葉肉厚く堂々としていて
また、この種の白縞は品種の数が少ないこともあって
軸元を確認しなくても姿でわかります。

僅かばかりの柄を流す、青に近いものでしたが
昨年、太い白縞が突然出て喜ばしてくれました。
上の仔にも柄が出ましたのでこれから良くなっていくのか?
下の青の仔にも柄が出て欲しいと思うのは欲張りでしょうか。
それはそうと、この品種の覆輪を見てみたいものです。

もうすぐ全国大会ですね。
大会は俗に言うオフ会の場になりそうで楽しみです。
大会が終わるまでブログはしばらくお休みです。
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2005年05月11日 | 中斑
以前は日の出、黄曙などとも呼ばれていた黄口の曙です。
今は朧月というのでしょうか。

普通の白柄は冬季、葉がペッタンコになりますから
それでも区別は付きますが
朧月が地味柄になるととたんにどれがどれだったか判らなくなります。
安くなると、どっちでもいいじゃん!というふうになるのが残念ですが、
でも類似品もほとんどなく、上柄の揃った株立ちは棚を明るくしてくれます。

まだ色々あるのかどうかわかりませんが類似の柄といえばこれ
九州産とのことですが柄のせいか意外と小型になりました。
優香ちゃんと名付けて楽しんでいます。
軸の泥が濃く、芽出しの紅隈が美しいものです。
以前の画像ですがこんな芽出しでした。
でも、親木の柄はずいぶん暗かったようで良くここから出世したものです。

ちょっと柄の性質は違いますが以前紹介した中国曙
葉が伸びる前にもう花茎を伸ばしています。()
香りの良い可愛い小花をもうすぐ咲かすことでしょう。
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鉢洗い

2005年05月10日 | 作について
根が良く出来るので
素焼き鉢を使っていますが
すぐに青のろ、苔の付くのが欠点。

乾きが悪くなりますから鉢だけでも
早めに新しいのに替えたほうがよいのですが
汚れた鉢を洗うのに苦労していました。

そこで塩素漂白剤に漬け込んでいますが
これがなかなかの優れもの。
一晩置いたら画像のように
汚れが脱色されて浮き上がっています。

後は水を入れ替えてサッと洗い天日で乾かすだけ、
殺菌もされ新品同様に生まれ変わります。

また、洗うとき鉢をこれで擦ればさらに完璧。
目詰まりも解消されます。
ただし使うときは軍手着用のこと。
(指紋がなくなりますから)
鉢もだんだん薄くなり
最後はちょっと力を入れただけで
グシャッとつぶれてしまいます。

漂白剤の取り扱いは言うまでもなく皆さん知っていますよね。
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黄冠

2005年05月10日 | 
全体が黄味がかっているというだけで
今となっては特筆すべき芸はないのですが
こじんまりとまとまって乱れのない姿です。

姿に品があれば
たとえ青の山風蘭でも飽きないもので
この木も時折手にとってはいいな~と眺めています。
花の時期、花茎や蕾はけっこう濃い黄色で伸びてきます。

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貫雪

2005年05月09日 | 縞物
以前は購入年月日を本の品種名のところに記入していましたが
それを見るとこれはS、58、2、25とあります。
その頃はこの品種も高かったんでしょうね。
後にも先にも買ったのはこれ一本きりでした。

ほとんど出したことはないのですが
一時痛めて、これだけしかありませんです。

力強い姿が魅力ですが日強く作ると葉の焼けやすいのがちょっと・・・。

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2005年05月08日 | 
麻生さんに褒められましたので今度は帝を。

まず質問。(お答えいただかなくても結構ですが)
買うとき同じ値段だったらバリバリの若木と
花芽の跡で埋め尽くされた葉数の多い
大きな古木ではどちらを選びますか?
逆に言うとこんな木が二本あったらどっちを出すかでも同じですね。

以前だったら間違いなく若木のほうを手に取っているでしょうが
今は古木のほうを選びます。

なぜなら葉数の多い大きな木はそれだけ力があり
仔が出さえすればしめたもの。
すぐに大きくなり仔に仔を生じて株立ちになるのも早いのです。
葉や根の力というのはそれだけすごいものです。

今回の帝もそんな古木でしたが6年でようやく生まれ変わりました。
()
私の棚で上のほうからたくさん仔が出てくれました。

一昨年の6月にはまだ前作の下葉がいっぱい残っていますが
現在はようやく2枚残すのみになっています。

姿については日を強く取るから葉が短くなるのですが
通年、午前中は5%、日中は50%遮光で通しますと
さすがに夏は天葉までぽつぽつとアントシアニンが出てきます。
年によってはもっと多く出ますが限度を超えない限り
冬の間に消えてしまいますから気にならないものです。

この木は中斑があまり上等じゃないので
もっと柄の良い帝、または大江丸縞、大洞丸なども
この姿で仕上げられたらとちょっと夢見ています。
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獅子甲竜

2005年05月06日 | 青物
以前だと豆葉の縞と聞けば、こう、浮き足立つような
気持ちになったものですが
いつも間近で見ることが出来るようになると
あまり欲しいとも思わなくなりました。

豆葉そのものが芸としてごくありふれたものになりましたし
縞といっても見慣れた単調なもの。
単調な芸+単調な芸=やっぱり単調な芸というわけです。

でも人によっては
単純×単純=超複雑=超珍品=超高価と考えますから
うかつに物が言えません。(言っていますが)

やはり一芸でも四季折々に変化の妙が味わえるもの
また、ずば抜けた切れ味が感じられるものの方に心が動きます。

でも、一つ見てみたいものがあるとすれば
それは獅子甲竜の覆輪縞。
誰か実生で作ってくれないかな?
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清宝植え替え中

2005年05月05日 | その他の芸
清宝の中にまだ皺の残っている木がありましたので根を見たら
これも獅子王錦と同じように
鉢の中の根が一部ブカブカになっていました。
新根が浮いた状態になっていたから
水を吸わなかったのですね。

いくら素焼き鉢でも込みすぎた株を長く放って置くと
こうなるのかと反省です。

10鉢程有りましたが全部開けて植え替え。
と、ここで気付きましたが
もっと有ったはずなのに
良い柄がずいぶん少なくなっていました。

この品種、本芸品でもだんだん柄が悪くなったり
青の仔が多く出たりはするのですが
逆に柄の悪い木から良い柄の仔は
滅多に出ないみたいです。
青や柄の悪い木ばかりが山のように出来てしまいました。

清宝という名のラベルの刺さった鉢は世にたくさん有るのに
本芸品はほとんどないというのがこれだけを見ても理解できます。

売るだけあると思ったのに少ししかなかったのは残念ですが
上澄みのように美味しいこの柄を()
一生懸命増やさなければと思っています。
(成長期の天葉はもっと白く冴えわたるのです。)
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縞物三題

2005年05月04日 | 縞物
代表的な縞物品種を三つ挙げるとすれば
幽谷錦大江丸縞慶賀ということになるのでしょうか。
柄、姿共にそれぞれ異なった魅力を持ち
何よりも美しい姿に仕上がる力を
身に付けているという点では
他の品種を凌駕していると思います。

これを基準にして見てみると無名や仮名の縞物は
ほとんどが格落ちに見えてしまいます。

姿に品のない木はじきに飽きてしまいますから
あわてて飛びつかなくてもと自制を心がけていますが
わかっていても時々ハマッてしまうこまったチャンです。

もちろん中には先々楽しめそうな木もありますが
バクチで勝ったときの快感が頭にこびり付いているのと
同じ心理状態(依存症)なのかも?

求めやすくなったことでもあるし、
従来の名品の魅力をじっくり味わい尽くしたいものです。
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豊明殿

2005年05月02日 | 
一昨日は夜も暖かく角館へ夜桜見物に出かけました。
秋田県の花見期間中の人出は150万人。
その内、角館へは110万人が繰り出すそうです。

さすがに夜は人もまばらですが桜は咲き初めの見ごろでした。()
それでもは出店はけっこうな賑わい。
娘がきりたんぽを食べたいと選びに選んで
手前から三番目


の一番大きいのを予約し焼けるのを待っていたら
奥で仕込みのお姉さんがご飯の量を倍にした
手前から二番目のものを作ってくれました。
言ってみるものですね。
杉の棒の香りと焼けたみその香りが食欲をそそります。
満足して家路に着きました。

前回大画像での豊明殿は昨年春のものでした。
それが一作後は画像のように。
小さいながら作落ちすることなく順調に育っています。

ついでに撮った黒真珠寿光太公望の画像。
三つに共通しているのは何でしょう?
と、問いかけるまでもなく皆さん知ってますよね。
しょうがないからじっくり大株作りを目指します。
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