


昨日と同じく上野の交換会での入手品です。
大波青海の実生の東海に柄が出たものとか。
ウグイス色の地合いに盛り上がるような濃紺の紺覆輪と中通しが魅力です。

セリ台に上がる前に周りの方々に聞いてみたのですが
弱いとか紺覆輪だけになったら枯れるかもとか評価は芳しからず。

そんな目で見ると天葉に中通しが有りそうな無さそうな。
もしかして園主は売り頃と見切ったのかもしれません。

それでもこの渋くて華やかな柄は魅力的で
手持ちの神威と並べて一対として眺めれば
さらに魅力度がアップしているかのように感じます。

というわけでつい入手してしまいましたが
今後、枯れるのか増えるのかドキドキ感をしばしの間味わっていたいと思います。



先日、上野で行われた交換会で入手。

fumikuroさんとの壮絶なバトルの末、ようやく競り勝ちました。

稀に見る上柄でしたし、針葉好きな身の上として気になっていた品種でしたので
入手できてうれしい限りです。

この品種は発見されてから10数年経つようですし
台が朝鮮鉄ですからそこそこ増やされているとは思うのですが
細い葉に入る縞ですから上柄はまだ少なそうです。


仔は派手ですがこれから続々と仔が吹くと皮算用しています。

柄の揃った株立ちを見たいものですが
果たして数年後にはfumikuroさんとどちらが良くなっているのでしょうか。



あれから10ヶ月。
年に2枚の葉繰りはクリアしそうです。


仔の渋い柄は継続していて

更にそれから出た仔にも何となく気配がありそう。


葉が引っ張られて曲がっているのは柄の為かなあなんて思っています。

それにしても鉢換えは時折しているのですが
植え替えを2年ほど延ばしたらコケに藍藻類というのか黒いのが生えてきました。

アンコのピートモスも2年経過すれば以前のままというわけにはいかず
乾けば痩せて、しかも粉っぽくなりますからここら辺が植え替え時でしょう。



そんな黒牡丹が置き枠何個かあったり。
しかし今年の猛暑にもかかわらず全体的に仔吹き良くご機嫌そうです。
たぶん根も出来ていそうですから鉢を開けるのが楽しみ~。

またまたご無沙汰してしまいました。
9月もまもなく過ぎようとしていますが例年より暖かく
風蘭にとってはまだしばらくの間生育適温が続きそうです。
旧蘭舎というか6月まで使っていた蘭舎は
置き枠棚が2段、その上に2段の吊り枠を一杯にぶら下げていました。
空中庭園風で見た目はにぎやかで面白かったのですが
その内情は木の手入れはおろか水遣りさえ難儀していました。
それもこれも鉢数が増えたためですがその鉢は新蘭舎へ移動し
空いた旧蘭舎の棚を作り変えてみました。

9月もまもなく過ぎようとしていますが例年より暖かく
風蘭にとってはまだしばらくの間生育適温が続きそうです。
旧蘭舎というか6月まで使っていた蘭舎は
置き枠棚が2段、その上に2段の吊り枠を一杯にぶら下げていました。
空中庭園風で見た目はにぎやかで面白かったのですが
その内情は木の手入れはおろか水遣りさえ難儀していました。

それもこれも鉢数が増えたためですがその鉢は新蘭舎へ移動し
空いた旧蘭舎の棚を作り変えてみました。





今度のは置き枠1段のみ。

これ以上は置かないこととし、棚の位置を低くして頭上空間を広く取ってみました。
結果、全部の鉢に日の出から午前中一杯良く日が当たり
扇風機の位置も離れましたので遠くから柔らかい風が降りてきます。



何やら風蘭も心地良さそう。
あまりにも良さそうな環境でしたので速攻でまた一部をこっちに移し替えました。

でもこんなことばかりやっていて肝心の植え替えがお留守では
居心地良かろうはずがありません。

さて、これから秋の植え替え、株分けに専念しなくては。

※ 因みに置き枠は野田工芸 青葉園さんから購入しました。
今まで使っていたのより少し長めですが、その分4号鉢の鍔が重ならずに置け
使い勝手は良さそうです。
鉄の丸棒というのでしょうか、少し太めで重量感がありかなり頑丈そうです。
それにビニールコーテングされていますから長く綺麗なままで使えそう。
メッキのものは木酢液などをやる為か数年で錆が浮いて
20年も使えばボロボロになってしまいますので・・・。



あれから10ヶ月。
葉繰りは1枚半。
これから更に1枚出そうですから生育はまずまずでしょう。

以前の姿はこんな感じで小型西鶴風でしたが
元は同じ木ですから葉を重ねて木勢が付けば大きくなります。
ただ、木勢が良すぎると新根のほうがお留守になるらしく
仔はまだ外せないようです。

そういえばよく見ないで外したら
仔に根が1本も無かったなんてことがありました。



こちらは同じ4本立ちながらグリグリッとした葉姿。

新たな仔も2つ3つ出ていますから
昔、というか7年前に手放したお気に入りに
もう1作ぐらいで近づけそうです。

しかし手放したり分けたりすると再現するまでしこたま時間が掛かるものです。



あれから半年。
4本の最上柄の仔は紺地が増えそうでまた最上柄が復活と
良くぞこの柄を維持しているものです。

長らく柄抜けになってしまった親木に支えられてきましたが
花芽ばかり付くようになりましたので
もう独り立ちさせる時期なのでしょう。



最上柄2本立ちが2鉢できることになりますが
この柄ならそれでも十分に存在感はありそう。

思えば奇跡的にこの柄の仔が2本揃って出たのが7年前。
下の画像の木からです。
その後他も含めてどれからもこんな柄は出ませんでしたからやっぱり奇跡的。
とはいえ外したとたん紺地が増えだして地味になる予感がしないでもありません。

そんな感じなので奮発して最上柄を入手するのはどうかとも思いますが
それでもこの美しい柄を手元で眺めるには
長い時間と幾多の偶然が必要ですからやっぱり微妙なところですか。



早くも9月。
夜は過ごしやすくなりましたがまだまだ暑い日が続きそうです。

それでも秋を感じるのか建国宝冠の柄が冴えてきました。
・・・あれから4年。
柄の派手な建国宝の仔を外してから
長らく超古木かつ素立ちを気取っていましたが
ついにアタリが付きました。

しかも花芽予定位置から。

もっともその下にはもう仔の出る空き家はありませんからね。

親仔共々これから冴えてくる白柄に魅了されます。


上から出た仔ですからさぞ生長は早いことでしょう。



1度あることは2度あるようで
こちらの古木からも仔が出ました。

上と同じようなパターンです。

こちらの仔は紺覆輪中透け風。


更に2度あることは当然次もあり

この古木にも花芽予定位置から仔が出てくれました。


この仔は三光中斑風な柄。
古木の上の方から仔が出るなんて滅多にないことですが
それが三連荘ですから何ともめでたいことです。
たぶん何かしら作に仕掛けがあった結果でしょうが
それが分かれば苦労はないというか
たぶん、10個か20個の相乗効果なので来年も再現させるのは無理でしょう。
