富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

羆B

2022年09月29日 | 






あれから3ヶ月。
天葉の柄が半分抜けちゃうのかなと心配しましたが
葉繰りしてみればそれは杞憂に終わってくれたようです。
出始めた天葉もきれいな柄です。

今年は羆に仔を出すことを目標に肥料や活力剤をこまめに与えてきました。
肥料や活力剤は値段が高い割に効果は怪しいものの
昔から廃盤にならずに売っているものを中心に8種類ほど準備しました。

もう秋ですからほぼ1作与えたことになりますが
結果的にどれが効いているのかいないのかは不明なものの全体的にはかなり効果があったようです。

しかし羆はその恩恵にはあずかれなかったようで付いたのは花芽2個です。
ただ、力感は漲っていますのでこの生育環境を維持すればあと1、2年で何とかなりそうかとも思っています。


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建国の縞

2022年09月28日 | 建国の縞






あれから4ヶ月。
柄が冴え過ぎてちょっとダメかもと半分諦めていましたが
元気な根が1本出ていましたし紺地も幾分戻してきました。
特に天葉の深い紺覆を見ると行けそうな気がします。

元々はルビー根の出ない羆錦タイプの木だったのですが
あれよあれよという間に大変身を遂げてくれました。
今では羆もかくやといった感じの柄です。

この木を得て柄が綺麗で泥根しか出ない木も関心を持って見ているのですが
今のところ柄の進展を見たのはこの木のみです。

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建国宝

2022年09月27日 | 建国宝






あれから4ヶ月。
夏になって冴え渡った天葉付近の柄が少し暗み始めた状態です。
それでもまだちょこんと顔を覗かせた天葉は真っ白です。

柄の冴えた天葉をきれいなミズゴケで迎えようと夏に植え替えたのですが
2ヶ月ほどで汚れてしまいました。
肥料が多かったのでしょうね。
それでも狙った仔は出ませんでした。
感覚的には5割くらいのもので100%にはまだまだ程遠い感じです。

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建国冠

2022年09月26日 | 建国冠






あれから4ヶ月。
その間、1枚強の葉繰りは頑張っているほうでしょう。
下葉を振るいませんでしたし徐々に姿は良くなっていきます。







仔も紺地十分で楽しみなのですが南海雪虎並みに現れる虎斑が玉に傷。
それに伴う木勢の弱さを建国系の強健さで何とかカバーしているようです。












小さいほうはせっかくよく出た紺地が虎斑でかき消されてしまっています。
綺麗すぎて不安になりますが徐々に作上がりしているところを見ると
これで大丈夫のようです。

それにしてもこの木が生まれてから17年。
どこにも出していませんが3芽しか増えませんでした。

途中経過ではあまり虎斑が出ず姿良く丈夫そうに見えた時期もあったのですが
湿度高めの蘭舎内栽培の影響か今はこんな柄になっています。
それでもしこたま綺麗ですから今の状態でも良しとしましょう。

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銀の鈴

2022年09月25日 | 覆輪






あれから1ヶ月。
ほとんど姿が変わりなくじりじりとした成育振りです。
仔沢山での仔育て中ですからしょうがないとしたものですが。











それぞれの仔に自根が沢山出れば生育はスピードアップするのでしょうが
その頃に離れ離れになっていることでしょう。

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錦麒麟

2022年09月24日 | 縞物






あれから3カ月半。
親木の下葉の柄はそこそこでしたのに上3枚はのっぺりとした源平柄になりました。
これはもう残念ながらという感じですが肝心の期待の仔はというと・・・。







何やら最上柄な雰囲気。







これは期待以上です。

親木がダメになる前にこんな仔があと二つ三つ欲しいものですが・・・
まあ、1本出ただけで大満足としたいものです。

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豆葉縞

2022年09月15日 | 縞物




あれから1ヶ月。







期待を込めて念力を送りすぎたせいか仔が枯れていました。
いつの間にか気付かないうちにといった感じでこんなこともあるのですね。







それと入れ替わりにというわけではないと思いますが青の寄せ植えの中から







こんな仔が出ていました。









普通は時折こんな感じに出て続かないのですがそれとは雰囲気が違う感じで
覆輪になった仔が出た当時を彷彿とさせる柄ではあります。









思わず別鉢に植え替えてしまいましたが機嫌よく育ってほしいものです。
そして2本目の覆輪になって欲しいものです。
それにしてもどこから柄の仔が出るのか全く予想もつかない油断も隙もない面白い品種と言えそうです。

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清宝

2022年09月14日 | 中斑






あれから4年と3ヶ月。
木はボロボロ、絶種寸前だったのですが
ようやく紺覆輪中透けの完全本芸で蘇ってくれました。






かの藤井清七氏がご自分の清の字に宝を付けた入れ込みようにも十分納得です。
見たわけじゃないのですが当時の木もこんな芸をしていたのではと思います。
当時は数少ない中透け品種でしかもルビー根まで出るとなればさぞ喜ばれたことでしょう。

そんな品種ですが今は本芸品が皆無で誰も見たことがないため
銘鑑ではどん尻近くになっています。
むしろ名前が消滅していないことに感謝です。








ただ、増えそうな感じもしますからこの至芸品が標準芸となるならば面白い存在になりそうです。

それにしてもこの木の親木の獅子王錦と青光墨は泥軸、青軸の違い以外は
柄の性質などがよく似ていて興味深い所です。
清宝は昨日、ちょっと触れた青光墨系でいうところの青軸羆といったところですが










それでは星光殿に対応する木はというと…1本ありました。
ただ、芸の固定も増えも悪そうですから少しの間楽しむことになりそうです。

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星光殿

2022年09月13日 | 星光殿






早くも9月中旬です。
例年ですと明け方の気温が10℃を割ったりしてそろそろ感が漂うところですが
今年はまだまだ暖かく、生育適温が続きそうです。

さて、星光殿はあれから1年。
寄せ植えですとごちゃっとして芸が良く見えませんので一株別鉢にしてみました。
親木になれば葉肉厚く獅子葉になりますので
荒々しい葉姿に紺覆輪白中透けが決まればピカ一なのですが
やんぬるかな、なかなかそうはなってくれません。

獅子芸をしない平葉タイプが青軸羆という事ですね。

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