あれから1年と3ヶ月。
昨年の春にアンコをピートモスにして
それからず~っと触らずそのままにしています。
何度か窒素分の多い肥料を葉面散布したせいでコケと鉢が汚れてしまいましたが
一度鉢替えすればまだしばらくは大丈夫でしょう。
2度新根が出たことになりますが外には飛び出さず
お行儀良く鉢の中に納まっています。
しかし鉢の中ではぐるぐる巻きになって暴れまわっていることでしょう。
次の植え替えが楽しみではあります。
葉一枚から作り直したこちらの木も一回り大きくなっています。
何鉢か置いておくとしっとりと落ち着いた白柄でありながら
棚を華やかにしてくれるありがたい品種ではあります。
あれから10ヶ月。
昨年までは株立ちとはいえまだ姿に華奢さがありました。
しかしこの度の画像では葉数が増え心持葉幅も引き
少し大人になったような気がします。
とりあえずこれもメモ代わりの根の画像です。
もう一鉢のほうも作上がりしているなあと言った感じです。
あれから9ヶ月。
親木の覆輪は時折崩れることもありましたが
最近は安定してきたようです。
でも出た仔でまともなのは1本も無し。
邪魔くさいからと外せば作落ちして
これぐらいになるまででもしばらく時間が掛かります。
そんなこんなでこの品種との付き合いが30数年ですから
よくまあ飽きずにといった感じです。
御城のようにバンバン増えないところがミソなのでしょう。
もっとも縞物実生が出始めた初期の頃、
たぶん最初に価格暴落の憂き目に会ったのがこの品種です。
そんな浮き沈みに耐えて本性品を維持してきたというところが
ちょっとした自己満足かもしれません。
あれから1年弱。
葉繰りは1枚半でした。
木勢からしてもっと頑張っても良さそうなので意外でしたが
これはハデ仔がたくさん付いているせいなのでしょう。
親木は長く覆輪が続いているものの
仔の柄は崩れることが多く気まぐれです。
いつも大きな花芽ばかりでがっかりな親木でしたが久々に子が出てきました。
葉繰り1枚半で花芽と仔が出るとはなかなかのやりくり上手。
でも、また縞の仔のような雰囲気です。
そういえばあの時外した(下のほうの画像の木)ハデ仔ですが今はこんな感じ。
葉を振るって枯れる寸前になりながらも天葉1枚残りそこから立ち直りました。
それに今年は少し作上がりして嬉しい限り。
棚環境がどれほどのものかのバロメーターになっていますから
結構本気出して育てています。
あれから1年と2ヶ月。
相変わらずの5本立ちです。
親木は満足の行く覆輪ですが仔はイマイチ。
でも、この品種はこんなものでしょう。
縞物として見れば柄はハデ目最上、ちょうど見頃な5本立ちです。
いつも騙されるのがこのアタリ。
仔芽と思いきや昨年もこれで花芽でした。
下の仔のアタリも同上でしょう。
実生ならドンドン増えるのでしょうが
付き合いの長いこの木はそうも行きません。
あれから一作半。
覆輪とはいってもこの品種で完全固定は困難ですが
だんだん満足のいく出来栄えにはなりつつあります。
さすが銘品、長いお付き合いでも魅力が色褪せることはありません。
あれ以来です。
これでも20数年育ててきた木ですが
途中で痛めたり派手仔を枯らしたり、親木が覆輪崩れになったりと
紆余曲折を経て現在もこれだけ、一鉢のままです。
でも、あまりに増えすぎて食傷気味になるよりこれぐらいがちょうど良いのかも。
織姫覆輪には十分に堪能させてもらいました。
30年前は織姫といえども高嶺の花でした。
その頃は私もでしたが、それでも思い切って入手。
この趣味とともに歩んできたような一鉢です。
最初は縞で、それがいつしか覆輪に変わり
その美しさ、縞物品種の醍醐味に魅了されたものです。
でも、一筋縄ではいかないのがこの品種。
紺縞が現れて覆輪が崩れたり
柄が派手なせいか、調子が悪くなったりと
ガッカリしたことも一度や二度ではありません。
最近よさげな覆輪を出してきましたがどうなることか
ちなみに仔は派手に出ることが多くて程なくして枯れ落ち
ほとんど鉢数が増えることはありませんでした。
今回、こんな仔を外してみましたが・・・。
また苦労そうな雰囲気です。