あれから1年。
古木ですから根が多く
4号鉢にも納められる技量がありませんでしたので
早々にあきらめて仔を外してしまいました。
ちょうど3年ぶりの素一本です。
また上から仔が出てくれるでしょうか。
外した仔のほうは根も多く株分けのダメージは無さそう。
これぐらいの仔付きで外せれば後々の生育、増殖共に良好です。
それにしてもわずか3作で仔付きのこの木を外せたわけですから
葉数、根数の多い古木の威力は大したものです。
古木から仔の出し方を知ってたら鬼に金棒です。
そういえば別の木から外した仔も植え替えてみました。
こちらは若木なので仔沢山。
三光中斑の木からも時々全斑の仔が出てきます。
一粒で二度おいしいってヤツですね。
あれから3ヶ月半。
お盆も過ぎてあでやかな白柄が帰ってきました。
仔の天葉は全斑ですが紺の耳摺り覆輪は出たりでなかったりと気まぐれです。
もう1本仔が出たのは収穫でした~
白地に紺覆輪。
しかも上からの仔ですから生育も良さそう。
手に取って眺める機会も多くなりそうです。
こちらは相変わらずの3本仔付きです。
根の収まりが悪く植え替えついでにと外しちゃうところでしたが
あんまり小さなうちに外すと
その後の生育が思わしくありませんから思い止まりました。
それにしても羆や建国殿と違って全斑になると紺地が戻ることはなく
しかも花芽が付き難い分、仔吹きの多い楽しみな品種ではあります。
夏の間は風蘭を外棚へ移動していますので
新蘭舎はがらんとしています。
窓のない蘭舎とはいえ夏でも中で出来なくもなさそうなのですが
(そのように設計したつもり)
扇風機や換気扇がフル回転ではさすがに音が近所迷惑です。
(これは計算外でした)
でも夏は外棚が風蘭にとっても気持ち良さそうです。
ところで建ててから3年も経つと壁や扇風機の羽が汚くなってきました。
これでは採光にも影響ありそうです。
そこでお掃除をすることに。
すっかりきれいになりましたので気持ちよく蘭をお迎え出来そうです。
今はまだ暖かいもののこちらでは9月中旬ともなれば
最低気温が10℃前後まで下がる時もあります。
そうなればそこで生育はストップ。
蘭舎に取り込めば11月中旬くらいまでは生育しますから
2ヶ月の差は結構大きかったりします。
あれから2ヶ月弱。
結局、いじけて出た短い下葉は全て落ち
親木は3枚葉となってしまいました。
それでも天葉は付けも見えこれからあと1枚ちょっとくらい
葉繰りしてくれれば見栄えもよくなります。
でも今年中に実現できるかどうか。
それでも今でもすっきりとした姿で
派手過ぎず渋すぎず、あでやかな柄には魅了されます。
仔は生まれた時から無傷で柄もバッチリ。
ようやく危機を脱した感があります。
痛んだら怖いのでここは油断せず
しばらくは3本立ちのまま楽しもうと思っています。
あれから2ヶ月半。
ふと気づけば昨年よりも天葉は作上がりしています。
それにしてもコケや鉢がずいぶん汚れてきましたのでそろそろ植え替え時かも。
黄ばみつつある下葉2枚を外せばすっきりした姿になってくれそう。
仔1本は上々の覆輪になってくれましたが
派手仔2本が生育の足を引っ張っているのかなと思わなくもなかったり。
植え替えついでに外したい欲求が頭の中を駆け巡りますが
もうちょっと我慢してみようと思っています。
でもこれだけ派手だともう紺中通しは出ないでしょうね。
あれから8ヶ月。
親木はまずまずの柄で推移。
昨年出てくれた仔は地味柄になって残念とか思っていましたら
まだ空き家があったのかもう1本お出ましになりました。
稚葉が派手でしたのでまたがっくりしていましたが
次の葉で最上柄っぽい感じに。
木勢の強い品種ですからこれぐらいの柄でちょうど良さそうです。
思いっきり下からの仔ではありますがスクスク育ってくれることでしょう。
あれから5ヶ月。
今年も仔を産むことなく素立ちのままです。
古木ですからしょうがないのですが
むしろこの姿、柄のまま葉を重ねてほしいとも思うようになりました。
今後、作落ちさせないのが大前提ではありますが・・・。
3本立ちのほうはまだ仔の柄が派手気味ではありますが
縞の下葉が落ちてボロい姿が解消されれば
かっこいい株になってくれるでしょう。
ところで2鉢ではちょっと寂しいと思っていたら
天葉で覆輪になりつつある木が現れました。
仔が覆輪になってもなかなか大きくなってくれませんが
親木ですからこのボリュームは維持できることでしょう。
縞物の中で覆輪になってくれたら1番嬉しい品種ではあります。
あれから4ヶ月。
下葉は何枚か落ちてしまいましたが
葉繰りはまずまずといったところです。
必ず上柄の仔が出るんだったら嬉しいのですが
多分偶然出ただけなのでしょう。
下の仔は柄僅かながら墨が多く黒々としています。
親木から外れた暁にはこちらのほうが好きになりそう。
ところであれから1年弱。
2本目の木ですがかなり派手だった下葉から様変わりし
上3枚はコート目最上に変身しました。
落下事故で上下真っ二つになってから3年半。
新たな展開が始まろうとしています。
あれから3ヶ月。
(1か月前の出し忘れ画像でした。)
春先は白根で出てきますが夏には濃いルビー根に変身。
なかなかきれいなものです。
ところでパイナップル芽第2弾は驚異的な成育振りを見せています。
柄も何とか見えてきました。
それにしても何の変哲もない素立ちの古木が
ツボにはまればわずか一作でこれだけの変貌を遂げますから
作もバカにはできないとしたものです。
これから数年で更に仔に仔を生じてにぎやかになってくれることでしょう。
あれから1ヶ月半。
派手だった下葉1枚がポロリと落ちて
最初から最上柄ですっていった感じになりました。
次の天葉の縞もいい感じに入ってきましたし
仔はどちらもイイ感じになりそうです。
しかし裏側から出た派手っぽい感じの仔は速攻枯れ落ちました。
毎日暑いので柄の派手な葉や仔にしわ寄せが行くのでしょう。
でも、これでわざわざ外す手間が省けたかも~
それでも元気に作上がりしている若木ですから
これからも続々仔上げしそうな予感がします。
あれから7年半。
石菖は木のてっぺんから花径を伸ばして季節外れにもよく咲いてくれますが
その分、芯痛になったりしてきれいな株立ちにはなり難いようです。
一方、水芭蕉のほうは入手以来初めての開花。
15年くらい持っていますので感激もひとしおです。
とはいえ咲いてみれば普通の花。
確か水芭蕉のような2弁花の変わり花と聞いていましたが・・・。
花を見るまではと丹精してきましたが
ちょっとテンション下がったかも~
あれから2ヶ月ちょっと。
親木の柄はともかく、
富嶽系という事で仔に柄の継続を期待していましたが
最初の仔には柄がありそうななさそうな・・・。
第2弾、第3弾の仔も微妙な情勢・・・。
第4弾はさすがに花芽でしょうか。
だんだんと空き家が少なくなって
残されたチャンスもあとわずか。
ちょっと焦り気味かも~
それにしても仔が出さえすればと簡単に考えていましたが
世の中そんなに甘くはないとしたものです。
またご無沙汰でした。
先月中旬から続いていた極暑がようやく終息。
久々に涼しい日を過ごしています。
先月中旬から続いていた極暑がようやく終息。
久々に涼しい日を過ごしています。
さて、建国の縞はあれから5ヶ月。
ここまででちょうど2枚の葉繰りです。
突然出てきた縞柄でしたがまだ続いていてここまでは順調。
しかし葉繰り分のアタリは付いたものの
青の仔芽と柄の花芽。
ここで躓いたようです。
なかなか思い通りにならないところが面白いのかも。
あれから2ヶ月。
ゆっくりと成長を続けています。
柄暗みの遅いタイプですから
生育も柄物の派手木と同じようなペースなのでしょう。
それでも下葉はじわじわと紺を戻しつつあります。
葉を重ね紺の戻った葉を多く持てば
生育に弾みは付くものと思います。
アタリはやはり真っ白で出ましたが生育は更にゆっくり。
親木がこんな感じですからしょうがありません。
気長に待ちましょう。
もう一本付いたアタリは花芽でしょうが結構な紺地があります。
真っ白な芽が常に出てくるわけじゃなさそうです。
こちらの木はやっぱり天葉で柄が途切れてしまいました。
その分元気モリモリ。
あっという間に大きく育ってくれることでしょう。
一方、真っ白な仔は生育も超控えめ。
通常運転になるのは下葉に紺の乗る4、5年後でしょう。
それまで早割りしたりせず焦らずじっくり楽しみたいものです。
あれから2ヶ月。
新根がたくさん出たせいか葉繰り良く元気に成長中です。
仔は地味からず派手からず今のところ理想的な柄ではあります。
こちらはちょっと地味かも。
ところで葉が焼けてしまうと寿命が短くなるようでボロボロ落ちましたが
それもようやく止まってくれそう。
上のほうの葉もこの猛暑の中
葉縁にアントシアニンが浮いて怪しい雰囲気ではありますが
これ以上進まなければ大丈夫です。
そういえば今年は窒素肥料の散布は控えめでしたが
タイミングもずれたのでしょう。
てきめんに花芽が出来て動き出しています。
しかも柄のある花芽。
ちょっと悔しかったりします。