あれから1年と5ヶ月。
作場環境の変化で短くなった葉がまた盛り返してきました。
それと共に大姫葉というか湾曲が強くなり
ふっくらとした優しげな姿に生まれ変わりつつあります。
それと柄はこちらの作ではベタに出ず
ちょうど群雲に浮かぶ満月のような風情です。
その柄もこの品種は地味から派手までいろんなタイプがあるようですが
この木は西出でいうところの王冠タイプ。
仔も親と同芸で付いてきてくれています。
これぐらいの柄だと花芽は付きにくく
しかも返って仔吹きは良さそうな気もします。
とりあえず長い下葉が入れ替わる3年先の姿を楽しみに・・・。
あれから2ヶ月。
見たいような見たくないような次の天葉を覗かせ
今年の生育はお仕舞となりました。
その天葉は見事に紺地が復活、予言通りとなりました。
実はこのまま派手になったらどうしようと心配でしたので
まずはほっと一息、これで晩酌も進みます。
天葉が正常な覆輪に戻ったとたん、
その下の派手柄さえまぶしく好ましく思えますから現金なものです。
ただ、仔の方はどうもユウレイ柄のようです。
ポイして次の仔を待つのが最善なのでしょうが
派手でも育つかもしれないしちょっと考えどころではあります。
葉繰りは年に1枚半弱といったところでしたが
間延びというか作上がりしてますから
来年はもう少しがんばってくれそう。
いづれにしても全てがうまくいくわけじゃなく
一歩一歩という感じが好ましく思えます。
ところでこちらの割り仔はかなり微妙な情勢です。
果たしてこの天葉から紺地が復活するのか半信半疑だったりしますが
とりあえず根付いて生育しているだけでも良しとしなきゃ。
まずは一冬無事に過ごさせることが大前提となります。
そういえば以前でしたら速攻枯らすような木ですから
やはり精神安定上、作場環境は一番大切ですね。
またご無沙汰でした。
今の時期、季節はあっという間に進み
北海道からは雪の便りが届いています。
こちらももう直ぐあんなふうになるのでしょうね。
来年は蘭舎の増築などを計画しているのですが
その為には今の夏作用の小屋を解体しなきゃなりません。
一人で建てたんだから撤去も一人で出来るだろうと思っているのですが
下の物置状態の片付けにしばらく掛かりそう。
その前に別の小屋や家の周りの片付けも始めちゃったもので
ゴミを車に積んで焼却場通いです。
夜は疲れていて一杯やったら早々に寝てしまいますので
ブログのほうはしばらくお休みしてました。
今日は暴風雨でそちらのほうは骨休み。
ようやくブログの写真を撮る気になれました。
今の時期、季節はあっという間に進み
北海道からは雪の便りが届いています。
こちらももう直ぐあんなふうになるのでしょうね。
来年は蘭舎の増築などを計画しているのですが
その為には今の夏作用の小屋を解体しなきゃなりません。
一人で建てたんだから撤去も一人で出来るだろうと思っているのですが
下の物置状態の片付けにしばらく掛かりそう。
その前に別の小屋や家の周りの片付けも始めちゃったもので
ゴミを車に積んで焼却場通いです。
夜は疲れていて一杯やったら早々に寝てしまいますので
ブログのほうはしばらくお休みしてました。
今日は暴風雨でそちらのほうは骨休み。
ようやくブログの写真を撮る気になれました。
ということで黒牡丹。
何の変哲もない柄抜け状態の株です。
ただ、結構下葉を落としてしまった中にあって
イイ感じに姿が仕上がったかなと思っています。
しかし柄抜けとは言ってもそこは黒牡丹。
早くも仔に面白い柄が出てきました。
斑色が白でも黄色でもない渋い萌黄色。
このタイプは自棚では初のお出ましです。
こんな柄を見るとどこかで朝日殿に黒牡丹のラベルが刺さっていても
ついそんなケースもあるかもしれないとか思ってしまいます。
私のようなおめでたい性格の方はくれぐれも気を付けたいものですね。
小割すると大きくするまで大変ですが
軌道に乗ってしまえば意外に丈夫で良く増えてくれます。
増えれば増える分だけ変化も期待できますし・・・。
さて、蘭舎内は換気扇のサーモを15℃、ファンヒーターは5℃にセットしていますが
今はどちらもほとんど稼動しない状態です。
一週間前にやった水がまだ乾かずミズゴケはしんなりしています。
空中湿度はありますのでこのまま来年の2月まで水はお預けでしょう。
それまで手が掛からず退屈といえば退屈ですが
こちらは冬は冬で大変ですから
休眠してくれるおかげでたぶん何十年も続けて来れたのだろうと思います。
あれから1作。
葉丈はこれぐらいで落ち着いたようですが
数えてみたら葉繰りは3枚。
どうりでボリューム感が増しているわけです。
親木の下の縞葉もあと何作かできれいに無くなりそう。
それにしても縞から覆輪へと変化したばかりなのに
この固定性の良さは特筆もの。
親仔ともに今までユウレイを出すことなく完全覆輪で完成しています。
宝覆輪や金甲覆輪、富士覆輪など昔の名品でもこんなケースはあまりないかも。
最も最初にポポポンと仔が出たっきりですから運だけなのかもしれません。
それで確かめるべく次の仔出しを待っているのですが
ようやく親木から出てきたようです。
でも、これが派手仔だったらどうしましょう。
なかったことにするにも、もう証拠画像が出ちゃってますからね~。
とまれ、安い木ではありますがいわゆる希少品種にも劣らない
気品にあふれた端正な葉姿と斑色を兼ね備えた銘品ではないかと思ったりしています。
まあ、簡単に言えば宝覆輪の斑色が乳白色に変わっただけなんですけどね。
でも、それで雰囲気が激変するところなど、面白いと思っています。
あれから5ヵ月半。
芸もさることながら仔吹きも上々。
それなりに増えてくれる品種ではあります。
栽培困難な品種を手懐けるのも達成感があって面白いのですが
芸良し、増え良し、木勢良しというのも見ていて気持ちが良いものです。
と、ここで油断していると親木は古木になり
仔もろとも花癖が付いてしまうのは世の常。
頃合いも良さそうですから来年は株分けしようかと思っています。
植え替えせず鉢替えもせずに2年経過していますが
特に根が傷んだ様子はなく
鉢底からは新根が溢れ出ています。
物によってはまだ数年このままで大丈夫そうですが
そこはお気に入りの品種ということで。
この用土にも馴染んできたことですし
植え替えの手さばきもだいぶましになってきました。
フレッシュなピートモスで更に活力を得たいものです。
あれから3作。
柄が崩れてきましたので今年の春に株分けしました。
よって、姿はイマイチです。
ただ、この木の柄性は良さそう。
下葉は片寄った太縞なのに上に行くほど最上柄。
仔も最上柄で慶賀としては珍しいパターンかも。
こちらの親木は上柄でしたが天葉で青に近くなってしまいました。
2本の仔は今のところ良い柄ですが
親木のパターンが乗り移るのか気掛かりなところです。
こちらはほぼ柄抜けの株から最上柄が1本出ています。
こんなこともあるのですね。
この木は運を味方に付け発展して行きそう。
といった具合に3者3様ではありますが
元々は1本の木から増えたもの。
系統とか言いようは種々ですがアテには出来ない例えです。
なんて言ったら身も蓋もない話ではありますが。
あれから2ヵ月。
春からだと3~4枚程の葉繰りでしょうか。
一回り大きくなってだいぶ力を付けた感じです。
これだと11本立ちの仔は来年には株分け出来そう。
また大株立ちを目指せそうでうれしい限りではあります。
今度はこのままず~っと持ち続けたいと思っています。
この株立ちの仔をそのまま外して植え込み
残った親木は上半分に少し根をつけて切断。
そうすれば下半分からまた仔が出てくるかも
なんて皮算用していますが
その下半分の葉は寿命に近いのか枯れてきました。
間に合うかどうかぎりぎりといった感じです。
アタリや根がたくさん有っても
出涸らしみたいなものでしょうから見込み薄ですが
実験的には面白そうでちょっと楽しみにしています。
うまくいったらこのパターンで行けそうな木は他にもありますし~
こちらの木は予定通りアタリが発生してきました。
ただ、よく見るとどうやら花芽のよう。
以前は珍しくて何度か咲かせたものですが
咲かせると調子を崩し回復するまで2年ぐらい掛かるようです。
もう少し見極めて花芽だったらポイしなきゃと思っています。
とりあえず反対側にもアタリが膨らんでいますので。
相手が植物ですからなかなか皮算用通りにはいかないものです。
あれから3ヶ月。
11月になりそろそろ生育期もお仕舞いになろうとしています。
お天気が悪く、気温の上がらない日が多くなっていますから
温度だけ入れてもあまり意味がなく、もう切り上げ時です。
今まで強で回していた扇風機を微風にし、水遣りも切り気味にして
冬越しの準備態勢を整えます。
扇風機といえばこの木は吊り枠に入れ
扇風機のプロペラから20cm程のところに置いていたのでした。
6月から今まで24時間、直接強の風が当たりっぱなし。
もちろん首は振っていますからず~っとというわけでもないのですが・・。
それでも順調に生育し、蘭舎内でも間延びしてる感じではありませんから
風が体に悪いというわけではなさそう。
人間だと、寝冷えとか不都合なことがあり控えたほうがよいのですが。
とまれ、今年の仔出しは無しでしたが昨年以前に出た仔育てに専念
それぞれが大きく育って力強さを増してきました。
こちらも上の木と同じような4本立ちです。
こんな独特の特徴を持った木はあまり株を茂らせても魅力が見えなくなるような気がします。
来年は素立ちにしてまた数本立ちを目指すのも面白そう。
おっと、その前に置き場所を増築しなくちゃいけませんが。