あれから3年。
どれ、芽数は増えているのかなと比べてみましたら
それぞれの仔が成長しただけでほとんど増えていませんでした。
そういえば最近は玉鶴が出ないと喜んでいたのですが
単に仔が吹かなかっただけなのですね。
最近は大きく葉持ちのよい玉錦をちらほら見かけますが
これは葉持ちが良くなくなかなか大きくなりません。
というか20年近く前に入手したときと同じ大きさかも。
まあ、西出の付け変わり矮性種ですから小さいほど良しとしておきましょう。
以前は玉鶴が多出しましたがその残骸です。
青の仔も出ましたが玉鶴の付けが月型なためこれも月型で大きくなりそう。
真鶴芸でもしばらくは生きていますがだんだん元気が無くなり
結局は枯れてしまいます。
これが全部玉錦だったらとっくに元を引いていたかもしれませんが時すでに遅しでした。
今年の7月頃入手した翁獅子です。
獅子葉で葉がバラバラですから株立ちのようにも見えますが1本立ち。
柄の揃った株になればさぞ賑やかなことでしょう。
じっくりと力を付けながら育ててみたいと思っています。
浪速獅子には白縞、黄縞、散り斑の千代田獅子など
派生品種が結構あって集めてみるのも面白そうですが
ほとんど目にする機会が無くて残念です。
あまりにも安くなって持っている方が出さないのかも?
そういえば昔はこんな獅子葉や鈴虫剣、熨斗葉、甲龍、鑢葉など
風変わりな木に夢中になったものでしたが今は人気の圏外になってしまいました。
それでもそんなに作に力を入れなくても絶種にしないよう維持したいと思っています。
実生家の方々も豆葉に柄を乗せるだけでなく
たとえば甲龍の覆輪など作っていただければ
これはぜひ手元に置いて育ててみたいと思ったりします。
でもその道のりは遠いんでしょうね。
先日言っていた水苔をさっそく入手してみました。
水ですすいでからしばらく置いて、水が切れた頃を見計らってから次の作業。
ゴミや枯葉を取り除きつつ、長いものを選別して頭をそろえて並べます。
楽しみな植え替えのことなど、思い浮かべながらするとまだ耐えられますが
それでも長くやっていると飽きてくる難儀な作業です。
これがなかなか大変なのでニュージーランドの方に代わりにやってもらい
その手間賃を払って長く揃った水苔を入手しているわけです。
たぶんあちらの方も手作業でしょうから同じように大変なことと思います。
そしてそのおかげで大部分の方の富貴蘭が維持されているわけですから
ニュージーランドの方角に足を向けては眠れないとしたものです。
そのニュージー産の水苔ですが
水を替えつつ1週間ほど水に漬けておけばアクが抜けてどんな植物にも使えるそうです。
でも、夏にこれをやると腐ってぬるぬるしてきますので寒い今の時期がチャンスかも。
そういえば今までそんなアク抜きもせずに湿らせてすぐに使っていました。
横着ですがそんな手軽さが良かったりしたのです。
水に漬けた後の水切りは百均で売っている大きな洗濯ネットに入れ
洗濯機で脱水すれば、ほぼ半乾きの状態に・・・。
水に含まれているものも抜けますので自然に乾かすよりも良さそう。
ただ、これは家族の目を盗んでやったほうが幸せになれそうです。
あれから3ヶ月で、葉繰りは1枚でした。
姿的には間延びしたようにも見えますが
こと、金牡丹に限っては超作上がりしたと思いたい気持ちが100%。
なにしろ棚で金牡丹を手懐けたのは初めての経験かも。
所詮、黒牡丹のユウレイ柄だからね~とか引いた気持ちで眺めていたのですが
こんな風に出来たら話は別です。
なんだか愛着が湧いてきました。
果たして黄縞は続くのかどうか。
あれから一作。
葉繰りは2枚ちょっととまずまずの生育です。
仔が良く出る青光墨と違って極端に仔が出ないこの種は別系かと思う時もあります。
そんな感じで芽数現状維持は想定内。
崩れない柄の仔には大満足です。
たくさんある品種とほとんど無い品種は別にして
富貴蘭を無さそうで実はたくさんある品種と、有りそうで無いものと2つに分けるとすれば
これは後者のほうでしょう。
単発で棚に置いてもそれほど見栄えが目出度いわけではないのですが
青光墨系をコレクションした際にはなくてはならない品種となります。
青光墨コレクター・・・なんだかマニアックな響きですね。
あれから5ヶ月。
鉢数はそれなりに有るもののちょっとテンションの上がるようなことが無ければ
写真を撮る気もコメントを考える気もしないもの。
ブログネタを求めて彷徨い歩いています。
この木は親が最上柄なのに仔が青ばかりではとしばらく手に取ることも無かったのですが
ふと、何気なく見てみると秋に出た仔に柄があります。
ふ~ん、羆の光が最初に世に出た時はこんな感じだったのかも
・・・と感心しきり。
羆の光を世に出した方が何方かは存じませんが
なんだか気持ちがシンクロしたような気がしてうれしく思いました。
青軸羆という大先輩もいますからネーミングにそれほど違和感が無いのは救いでしょうか。
そういえば日本富貴蘭会にはまだ登録していない品種でした。
あれから2ヶ月。
良く良く見たら親木の天葉がフリーズしていました。
なんか調子悪そうと思っていたのですがやはり芯痛。
ず~と前、手を滑らせて落っことしたのが遠い原因かもしれません。
まあ、こんなこともあります。
でも、その代わりに出たこの柄の仔が育ってくれることでしょう。
と、余裕でいられるのもこちらの大仔があまりにも良すぎるから。
こっちはまだアントシアニンたっぷりですし
向かいの仔もこれぐらいの柄だと生育良さそう。
傷一つ無い三本仔付きの美しい木ですし
来年、新根が降りたら外せそうでそれを楽しみに・・・。
こちらの仔も今はボロい姿ですが
柄は良いので下葉2枚落ちれば種木くらいにはなりそうです。
アクシデントを乗り越え着々と増えていくことにも愛着を感じますです。
あれから3ヶ月。
派手柄でルビー根ばかりの木でしたから不安はありましたが
親から外れてもどうやら生育しているようです。
これで調子こいて来年の今頃は4鉢になっているかも。
この柄が最終芸という気がしないでもないのですが
確か稚葉から2~3枚目までは紺覆輪していました。
それの継続した木に出会うにはともかく芽数を増やさなくては。
今は天葉の柄が暗みつつありますが秋口には白冴えしますので
現状の芸でもとっても綺麗です。
一方、この仔を外した親木は三光中斑風の覆輪柄を維持。
西出に例えると真鶴っぽい柄の木が出て当然なのでしょう。
とはいえこの木の仔出しはしばらくお休み。
仔を取られて怒っているのかも~。
あれから4作。
今年は珍しく紺中通しが良く見えています。
4作もしていますと鉢数は結構増えているのですが
紺地の無い派手な木が多く、本芸は僅かしかありません。
その派手な木、聖雲閣も今年は柄が冴えて綺麗。
新月殿を思わせるような柄です。
この柄で紺中通しがあったら納得の品種なのですが・・・。
南のほうでは出すぎるくらい柄が出るのにこちらではなかなか。
来年は更に置き場所に工夫が必要かも。
あれから3ヶ月。
何を隠そう、大洞丸がちょっとしたマイブームです。
親木とその仔は難なく1年を過ごし長く付き合えそうな気がしてきました。
枯れなければこの葉姿と柄には魅入られます。
こちらの木は上柄になったと喜んでいたら上で柄が偏りだしました。
ただ、紺中通しが見えますしだんだん派手になっていますからそう遠くない将来、覆輪になりそう。
こちらは最初から片寄った柄。
こんな柄の木からは派手か青の仔しか出ないものですが
その定石通り青の仔3本が涙を誘います。
しかしながら親木は覆輪に進みそうで、そうなれば大出世したクチかも。
こちらはあの時の木でもう元の柄には戻らないでしょう。
派手になってから大きくなっているのは不思議ですが
覆輪とはいえ紺地は僅か。
果たしていつまで育ってくれるかといった感じです。
栄枯盛衰が世の習いとはいえこんな風に間近で見ていると興味が尽きません。
自分はどこら辺のポジションにいるのかなんて考えさせられてしまいます。
・・・一番下の派手な木を応援したくなったりして
きょうは空から白いものが舞い降りていよいよ冬といった感じです。
その冬支度や野暮用ですっかりご無沙汰してしまいました。
11月に入ってからはお天気の日がほとんどなく富貴蘭はほぼ休眠状態です。
日が当たらなけりゃ加温しても無駄というものですからね。
これから2月半ばまで水遣り無しで過ごさせます。
ようやく手間も掛からなくなりこれからは少しのんびり本でも読んで過ごせそう。
本といえば今月号の自然と野生ランは連載物など面白い記事が盛りだくさんです。
特に四国巡礼、蘭の旅に出る富貴蘭の作には刺激を受けました。
そっか~、国産ミズゴケか~。
そういえば昔のニュージーランド産ミズゴケには盛大に草が生えたのに
近頃のは1本も雑草が生えてきません。
ちょっと育てるのが難しい野生蘭などはこれで植えると枯れてしまうそうですから
何か薬剤処理しているのかもしれませんね。
検閲も厳しくなっていることでしょうし。
富貴蘭も植え替えが大変なばかりでなく根が良く出来なくなってきたので
木炭をアンコ代わりに使い始めたのですが
これは元が悪かったのかとなんとなく腑に落ちました。
来年からは国産ミズゴケです。
山野草マニアックスも黒牡丹金牡丹特集など読み応え満載。
ぜひ購入してくださいまし~。
その冬支度や野暮用ですっかりご無沙汰してしまいました。
11月に入ってからはお天気の日がほとんどなく富貴蘭はほぼ休眠状態です。
日が当たらなけりゃ加温しても無駄というものですからね。
これから2月半ばまで水遣り無しで過ごさせます。
ようやく手間も掛からなくなりこれからは少しのんびり本でも読んで過ごせそう。
本といえば今月号の自然と野生ランは連載物など面白い記事が盛りだくさんです。
特に四国巡礼、蘭の旅に出る富貴蘭の作には刺激を受けました。
そっか~、国産ミズゴケか~。
そういえば昔のニュージーランド産ミズゴケには盛大に草が生えたのに
近頃のは1本も雑草が生えてきません。
ちょっと育てるのが難しい野生蘭などはこれで植えると枯れてしまうそうですから
何か薬剤処理しているのかもしれませんね。
検閲も厳しくなっていることでしょうし。
富貴蘭も植え替えが大変なばかりでなく根が良く出来なくなってきたので
木炭をアンコ代わりに使い始めたのですが
これは元が悪かったのかとなんとなく腑に落ちました。
来年からは国産ミズゴケです。
山野草マニアックスも黒牡丹金牡丹特集など読み応え満載。
ぜひ購入してくださいまし~。
と、前置きが長くなりましたが錦織はあれから2ヶ月。
さすがに秋の後半からはほとんど成長していませんが
やはりというか親木の天葉は少し短いまま附けが見えてしまいました。
まあ、何年かは短めに推移して馴染んだ頃にまた大きくなるのが
ウチの棚の環境ですので・・・。
次の天葉は紺地十分でその点では来年もひとまず安心です。
親木よりも仔のほうが成長したようで今年の子はどちらにも紺地が入っています。
心持ち親木の軸も太ってきたようでまた来年も楽しませてくれることでしょう。
あれから2ヶ月強。
葉は2本出て春からだと全部で6本出たことになります。
それでもボウランですから下葉も頻繁に落ち、雰囲気は同じです。
昨年は2本仔が出て結構増えるのか思ったものですが今年は音沙汰無し。
そういえば普通のボウランでもそんなに仔を出して増やした記憶がありません。
花芽がいつ頃付くのか忘れてしまいましたが
風蘭と同じように来年の花芽が今分かるとするならば来年も花無しです。
これぐらいで親木だと思うのですがもう少し大きくなるのでしょうか。
花が咲いたらセルフして実生でたくさん増やせたらなんて思っているのですが
考えてみたら葉の短いボウランというだけですから
たくさん増やしてもそんなに楽しいことは無さそうです。
あれから4ヶ月。
たまには花の無い画像を・・・。
棚では最初に中国羆が咲き、次がこれです。
冬の蘭舎の温度、春先の気候によって開花時期が数週間ずれたりしますので
その年の富貴蘭の夏作の状況を占うには良いバロメーターになっています。
やはりこの株の開花が遅くなると富貴蘭の葉繰りが良くなかったりします。
真夏にお天気が続いて順調そうに見えても
春先の立ち上がりが遅ければ生育もそのまま先延ばしになるようです。
この株にはそういった大事な任務もありますが
もちろん花も超かわゆいので大事に育てています。
大事にすれば応えてくれるもので入手してから6作、
初めは貧相な1本立ちが今では8本ほどまで増えています。
なかなかネズミ算式には増えないものでまだ株分けするほど大株ではありませんが
それでもこれで花が咲けば鉢一杯になりますからその様変わりも楽しみ。
それにしてももっと出回っても良いはずなんですけどなかなか見ないですね。
売っても安いから自分で楽しんじゃうせいかもしれません。
ちなみに花が終わってもそのままにしているのですが今まで種が付いたことはないです。