あれから 1か月ちょっと。
今年は少し環境を変えて紫外線の降り注ぐ棚に置いてみましたが
何やら急に柄が色めいてきました。
昔 のような柄は久しく見ることがなかったのですが
しばらくぶりで秋ぐらいまでにそんな柄が見られそうです。
そういえば根も久々にルビー根らしいルビー根。
根先が鉢の淵に届く頃には2回目の植え替えでしょう。
でも数年前から植え替えてないのがまだたくさんあったりします。
あれから5年。
建国殿の紺覆輪が無くなり全斑となったものです。
5年でこれだけ増えるとなると
紺覆輪はお飾りに過ぎないことがよくわかります。
でも飾りがないと味気ないことも確かです。
柄は羆覆輪から変わった新月殿によく似ていますが
こちらは泥根を出さずルビー根のみで、しかもよく伸びます。
今のところおとなしい柄なのですがこれに黄縞や白縞などが出てくれるなど
もうひとひねりあれば素晴らしい品種になってくれることでしょう。
羆の変わりとのことで入手。
姿は確かにそんな感じです。
ただ柄は羆からダイレクトに変わったというより
柄抜けになって一旦リセットされ、そこから出たものでしょう。
秋口から柄が冴えてくるとのことですが
紫外線の降り注ぐ棚では今からでも案外柄が爆ぜてくれそうです。
ということで安直かつパクリっぽいのですが
が柄を冴えさせてくれるよう日光羆と名付けてみました。
次のご紹介まで柄が冴えてくれればよいのですが・・・。
あれから 3年。
ルビー根の出ない建国殿です。
柄は紺覆輪黄中透けで建国殿と瓜二つですが冴えがイマイチ。
そこで今年は思い切って日をを強く採ってみました。
結果、上々の冴えです。
1か月ぐらいでこの冴えですから夏を通り越して秋まで置いとけば
葉裏まで透き通るような柄になってくれそうです。
丈夫な泥根建国殿ですから葉焼けもしなさそうですし・・・。
外していた仔の方も同じような柄で推移しています。
固定性も良さそうですのでこれで柄が真っ黄々に冴えてくれたら
泥根系建国のトップクラスくらいには君臨しそうかも。
あれから10ヶ月。
昨年、花芽予定位置から出た仔はその後勢いを増し、
早くの1人前になろうかといったところです。
柄はもちろん、どちらも親木と同じ本芸しています。
ただ、柄の冴え方がイマイチ物足りません。
風蘭的には勢いが出るちょうど良い日加減かもしれませんが
もっと黄色な柄になったほうが見た目綺麗です。
秋にはそんな柄で紹介できればと思っています。
ご無沙汰でした。
こちらはしばらく続いた雨が止んでこれからは夏本番といった感じです。
こちらはしばらく続いた雨が止んでこれからは夏本番といった感じです。
さて、建国殿はあれから1ヶ月。
仔はお嫁に行ってまた古木の素一本になりました。
超古木の素一本ですから以前でしたらここから仔出しまで10年は覚悟したものです。
しかし古木ですから葉や根の数は多く、蓄えは十分過ぎるほどです。
そんな木に今回は早くも仔が2本。
しかも花芽予定地からですから生育は驚くほど速くなるのでしょう。
しかもしかも柄もどちらも本芸です。
10割と呼ばれているのも伊達じゃないとしたものです。
また1本しかなくなってしまいましたがあっという間に増えそうで
楽しみに育てていきましょう。
それにしても普通は仔付きの若木が好まれ古木は捨て値だったりしますが
こんな仔の出方をする策があれば価値観がひっくり返りますね。
あれから1カ月半。
大仔に着いたアタリの運気がついに判明しました。
1個は花芽でしたので取り去りましたがもう1個は仔でした。
しかも異常に生育が早そうで久々のパイナップル芽かも~
しかもしかも中透け芸確定で10割継続中です。
ところで親木のほうにも花芽予定位置からアタリが・・・。
左の大きな芽は仔になりそうかも。
それにこちらも中透け芸がバッチリ見えています。
今まで長らく2本立ちでしたが秋には景色が一変しているでしょうね。
それにしても肥料と活力剤の効果、恐るべしです。
あれから2ヶ月。
葉は積み重なっていますし新根もたくさん出て
エネルギーの充填量は満タン以上のはずです。
そろそろ仔の1本ぐらい出てくれないものかと思っていましたら
大仔のほうに動きがありました。
ダブルで出てきましたが仔か花か久々のパイナップル芽か微妙なところです。
しかも次の関門、本芸10割持続か外れるのかも待っています。
これ一鉢でしばらく楽しめそう。
あれから7カ月半。
ポコポコ仔を生んで増えている時にはそれが永遠に続くものと思いがちで
つい調子に乗ってしまいます。
しかし増えなくなると何をやってもダメで同じ木かと思えるほど仔は出てくれません。
この木もどうやらその時を迎えたようです。
仔も早々に花癖が付いたようでアタリはさっぱりでした。
それでも今まで散々良い思いをさせてもらいましたので
これからは古木のままに葉重ねを愛でたいと思っています。
あれから2ヵ月半。
今の時期ですからお世辞にも冴えた柄とは言えませんがまずまずの生育振りです。
仔も外せるほど大きくなりました。
でも親木は相当な古木。
外せばまたしばらく寂しくなりますので当面はこのままです。
といった感じで見ていたら仔のほうにアタリを発見。
アタリは本当に久々です。
まだ10割バッターが維持できているのかドキドキです。
そういえば新根は鉢まで達していますし水苔も汚れてきました。
となればやはりここは植え替え一択でしょう。
こんな感じで全鉢お世話できれば棚も見事になるのでしょうが
時間はあっても年には勝てなくなりました。
あれから1ヵ月半。
木勢が良すぎて困ることもないのですが
このままでは隣の鉢に根が入り込んで
手に持つことが不可能になってしまいます。
そこで植え替え。
さすが泥根オンリーだけあってクリプトモスに根が食い込むほどの元気さです。
これで来年の春までは大丈夫になりました。
それにしても数年に1度の植え替えに耐えられるようにと
ズボラ栽培を目指してクリプトモスを使い始めたのですが
しょっちゅう植え替えせざるを得ないとは計算外でした。
結局はこまめなお手入れが作の向上につながるのでしょう。
あれから1年。
親仔供に年3枚は葉繰りしていますので木勢は上々のようです。
が、花芽も毎年2~3個付きますから仔吹きには繋がらず。
久々に上から出た仔もパイナップル芽ではありませんでしたので普通にしています。
でも柄は相変わらず10割を堅持。
とは言え分母はこれしかなくなりましたのでもう検証のしようもなく
10割バッターとかは無しですね。
そういえばこの建国殿を入手してからかれこれ20年。
だいぶ見慣れてもきましたのでこれからは余り欲を出さず
細く長く付き合っていきたいものです。
あれから9ヵ月半。
今までより少し日が強い所に置いたせいか
下葉の柄が更に黄色く冴えてきたようです。
それでも普通の建国殿と比べたらまだまだですが・・・。
根はあくまでも泥根。
これが良いんですよね~。
変態と言われようが痺れる魅力を感じてしまいます。
あれから2ヶ月。
前日の羆と成長スピードが同じと気付きました。
羆のほうが意外とハイペースなのかも。
植え替えの際、柄無しの2本を外してみました。
柄はベースの鶯色に濃紺覆輪。
すっきりとした姿と相まって
今の時期、初夏に装いにぴったりの柄です。
更なる柄の変化を期待というより
今の柄で落ち着いてもこの個性は楽しめそうです。
あれから11ヵ月。
新根は伸び放題。
やはり泥根オンリーです。
まあ、承知で購入しましたし
青の建国並みの元気さでスクスク生育する様子を見るのもまた楽しいものです。
ただ、マジで青の建国が2本、本芸が1本と
そこそこの仔出しでも芸の継続はそんなに良くは無さそう。
とりあえず2本立ちとして鑑賞します。
斑色は鮮やかな鶯色。
下葉に行くほど黄味を増してくるようです。
今はこの程度ですがもっと日を採れば鮮やかな黄色に冴えるかも。
鉢数が増えたらちょうど良い置き場所を探り当てたいものです。