あれから3ヵ月。
というかこれはこの夏に入手したばかりの木です。
まだ細身ではありますが全体的に柄が良くて子沢山。
そういえば前回の3鉢目の木も入手時は同じような雰囲気で
同じく大阪の交換会からでしたから荷主も同じ方なのかもしれません。
これぐらいの上柄をコンスタントに出せる方ってそうはいないと思いますから。
こちらのほうもまだ仔出しに精力を注ぎこんでいるようで葉幅までは手が回らなさそう。
それにしても雲龍滝って後冴えのせいもありますが日々新たな発見があって
特に最上柄は見飽きることがありません。
これが葉幅を引き始め締まった姿の親木になれば・・・。
当然、魅力度ではありますが途端に仔出しが悪くなっちゃいます。
この木もおひとり様歴10年ぐらいにはなっているかも。
まあ、これしか無いのなら増やしたいとも思うのでしょうがちょっと余裕がありますので
片側20枚ぐらいでキリっと引き締まった素立ちの古木を目指すのも面白そうです。
あれから1年半。
初めて入手したのが35年ほど前ですから作歴は長いのですが
いまだにどう良いのかしたら戸惑いの多い品種です。
葉幅引き締まった姿が好きなものですからそっちの方向で調整していますが
そうするとなかなか仔出しには恵まれなくなります。
この木は珍しく惚れ惚れするような上柄が続いますから
増やすほうに方向転換したいのですがなかなかそこまで器用じゃないですし~。
こちらは上柄に見えていたのですがいつのまにかこんな感じに。
この仔は元々派手だったのですが
これも派手気味になってしまいました。
親木も後冴え柄ですからまだ判然とはしませんが
どうやら源平柄気味になってしまった模様です。
しかし上柄維持の難しい品種ですから普通はこんなものでしょう。
これは入手してから2作ぐらいしたもの。
苗木風のヒョロい木は好みじゃないのですが
あまり花芽を付けずに仔が良く出るのはこの時期なのでしょう。
幸い、どの木にも柄がある運の良さそうな株ですから
小割りして増殖に努めようかなんて考えています。
結局は鑑賞用と増殖用のツートラックでいけば上柄も維持できるし
飽きずに長く楽しめることでしょう・・という結論に達しました。
目出度し芽出度し。
あれから1年と4ヶ月。
といっても分けられる木は全部株分けしちゃいましたので
あの時の木とは違うようです。
この木はウチの棚では柄の良いほう。
黙っていたらだんだん派手と地味に分かれてしまって
最上柄が無くなってしまいそうという危機感があっての株分けです。
この木は以前だねさんから交換会でお譲りいただいたもの。
たぶんこの時のもののようです。
少し荒目の柄に
派手な仔が付いていましたが、その仔はそのままの柄で成長。
しかし、その次に出た仔はなかなかの上柄。
こんな風に出世してくれると嬉しいものです。
それにしても山陰は秋田と気候が似ているようで
ストレス無く機嫌よく大型のままの姿を維持しています。
作の相性がいいんでしょうね。
姿といえばこんな木がいったい何本あるんだろう。
下葉に1本縞程度の柄があるものの上で抜けてしまった木です。
ただ、また柄が出てこないかと丁寧に育てていますので姿は抜群。
柄抜けになったらただの山風蘭と同格ですが
捨てるに忍びない気品というかオーラが姿に漂っています。
これで柄最上ならどんなにすばらしいかと思っていますが
トレードオフの関係にあるのか最上柄になると下葉の落ちが早く、
なかなか葉が積み上がらないのが悩みの種。
これを何とかするのが目下の課題ではあります。
更新しなければと思いつつ疲れた頭で晩酌やると寝てしまい
あっという間に時間は過ぎてしまいます。
外は冷たい雨。
この頃は蘭舎の温度も上がらず蘭は完全に休眠しました。
今年の作はなかなか良い傾向にありましたので
それを全部に波及させるべく来春の植え替えに思いを馳せているところです。
あっという間に時間は過ぎてしまいます。
外は冷たい雨。
この頃は蘭舎の温度も上がらず蘭は完全に休眠しました。
今年の作はなかなか良い傾向にありましたので
それを全部に波及させるべく来春の植え替えに思いを馳せているところです。
雲龍滝はあれから一作。
貧相な小苗状態でしたが根がたくさん出て幾分見栄えは良くなりました。
上柄の揃った株立ちの第一歩にはなりそう。
でも、仔の向きが良くないので一作で外すことになるかも。
上柄を揃えるのは難しいのですがこちらはまずまずの柄でまとまりそうです。
あと、姿に緊張感を持たせるには寄せ植えは解消したほうが良さそう。
こちら側は相変わらずユウレイと柄抜けの仔付きです。
でも、もう一本上から出た仔は柄が良さそうです。
これは初出ですが派手目の木を仕入れ何作かしています。
派手目な分、葉持ちはよろしくないのですが花芽も付かず
仔がポコポコと出てきます。
そしてその仔は親木と同程度の柄が半分、ユウレイが半分といったところ。
しかし、ユウレイと柄抜けを同格と考えれば見た目こっちのほうがきれいかもしれません。
それにしても後から冴えてくる柄って不思議だなあという最初の思いから抜け出せず
上柄を求めて買ってばかりの品種ではあります。
今日は南よりの風が吹いて少し暖かでしたが
それも日本海にたくさんある低気圧のせい。
これが通り過ぎると冬型の気圧配置となり
明日以降はこちらでも雪のお天気マークが並んでいます。
どうにもお尻に火が付かないと動かない性質ですが
鉢物の冬囲いや車のタイヤ交換など先送りしている作業が盛りだくさん。
本当は晴れた日にやればよいのですが今日はあいにくの雨。
雨がっぱを着てがんばろうと思っています。
それも日本海にたくさんある低気圧のせい。
これが通り過ぎると冬型の気圧配置となり
明日以降はこちらでも雪のお天気マークが並んでいます。
どうにもお尻に火が付かないと動かない性質ですが
鉢物の冬囲いや車のタイヤ交換など先送りしている作業が盛りだくさん。
本当は晴れた日にやればよいのですが今日はあいにくの雨。
雨がっぱを着てがんばろうと思っています。
雲龍滝はあれから2年8ヶ月。
株がなんとなく痛んできましたから8月に全部ばらして植え替えました。
といっても元々寄せ植えだったんですけどね。
8鉢ほどになってしまいましたがまずまずの柄の木はこの2鉢だけ。
30年以上育てていますがなかなか上柄で揃ってくれない品種のようです。
こちらは数年前に入れた木。
上柄2本立ちだったものを分けて寄せ植えしています。
1本は仔にも良い柄を出していますが
もう1本のほうは同じように良い柄であっても仔は青とユウレイ・・・。
ユウレイのほうは一応紺中通しのある覆輪ですがこうなってはまずだめでしょう。
元は同じ木ですから柄に付いては系統がどうのと言うより運90%の品種かも。
ただ、チョビ柄や派手柄になった木から上柄の仔が生まれることはほとんどなさそう。
典型的な後冴え品種で、果たしてイメージ通りの軌跡に柄が冴えてくるのかどうか
妄想を掻き立てられる魅力溢れる品種です。
しかしこんな風に数が揃いませんから上柄は嫁に出してしまえばたぶん再度の入手は困難。
それに手持ちの上柄もいつ崩れてしまわないとも限りません。
何鉢か予備を確保しつつ大切に維持していかなければと思っています。
あれからですからほとんど姿は変わりません。
その間、ずっと穴の開くほど見ていまして
この株の中のたった一枚の葉の柄ですが
見飽きることなく魅了され続けています。
正直、今までこの品種の良さがイマイチ分からなかったのですが
なるほどこの柄ならとようやく合点がいきました。
それを文章で表現するのは難しいのですが
とりあえずうまく写真に撮れましたので・・・・。
こんな柄だけ揃った株立ちを見てみたいものですが
それは叶わぬ夢というものでしょう。
あれから一作。
本領を発揮した株立ちを見てみたいと願いながら長年育てていますが
いつも手が届きそうで逃げられてしまう品種です。
でも、今度の仔は見込みがありそう。
真ん中の仔ですがこの最上柄を素一本から育てたらどうなるのかと
ちょっとワクワクしています。
それにしても候補はこれだけですから
思えば気の遠くなるほど時間が掛かる品種です。
手に入れてから30年近く経つというのにまだ一鉢のまま。
でも、あれからは作の向上のお陰でかなり増えました。
でもでも、柄抜けの発生もかなりのもので
同じくらいの芽数が別鉢行きです。
最近は割りと早く柄が冴える明るい木を目にしますが
これは2、3枚目から柄が冴えてくる昔ながらの雲龍の滝です。
典型的な後冴え柄ですから天葉が青なのは見慣れた光景ですが
下葉に柄があっても気が付いたら上で柄が乗っていないこともままあります。
チョビ柄は抜けてしまうし、派手だと更に派手に進むしで
上柄を維持するのがなかなか困難な品種です。
イマドキこんなじっくり付き合わなければならない品種は流行らないかもね。
最近はそんな事もしないのですが
以前は栽培書の品種解説の品種名のところに
入手年月日を記入していました。
この雲龍の滝は昭和58年2月25日。
ずいぶん以前のことです。
いくらで買ったのか、元ぐらいは取ったのかということも
(たぶん元も取れていないでしょう)
忘れてしまいました。
それというのもある年秋遅くに
何の弾みか新根が伸びだし、そのまま冬を迎え
案の定、葉をバラバラ落としてしまったことがありましたが
ショックでそれ以前の記憶が飛んでしまいました。
で、覚えていないのです。
残った青に近い仔を育てていたのですが
今年良い柄の仔が出ているのに気が付きました。
後冴えですからしばらく待たなきゃわからないのです。
この柄を見た瞬間、長らく忘れていた昔の感覚を思い出しました。
昔も次の葉の柄を想像しながら
じわじわと浮き出る柄に夢中になっていたものです。
久々に上柄に出会えて懐かしい思いをさせてもらいました。
やはり思い入れのある銘品というのは
心に染み込んでいるというのか良いものですね。
以前は栽培書の品種解説の品種名のところに
入手年月日を記入していました。
この雲龍の滝は昭和58年2月25日。
ずいぶん以前のことです。
いくらで買ったのか、元ぐらいは取ったのかということも
(たぶん元も取れていないでしょう)
忘れてしまいました。
それというのもある年秋遅くに
何の弾みか新根が伸びだし、そのまま冬を迎え
案の定、葉をバラバラ落としてしまったことがありましたが
ショックでそれ以前の記憶が飛んでしまいました。
で、覚えていないのです。
残った青に近い仔を育てていたのですが
今年良い柄の仔が出ているのに気が付きました。
後冴えですからしばらく待たなきゃわからないのです。
この柄を見た瞬間、長らく忘れていた昔の感覚を思い出しました。
昔も次の葉の柄を想像しながら
じわじわと浮き出る柄に夢中になっていたものです。
久々に上柄に出会えて懐かしい思いをさせてもらいました。
やはり思い入れのある銘品というのは
心に染み込んでいるというのか良いものですね。